兵器の体を持ってなんとする

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@GC_Ten_years 名前：ヴェルドマタール 所属：同盟 クラス：邪紋使い オプション：なし 個人タグ： 個人タグはこれから考えようと思ってますので、空白のままで申し訳ないです。 不備等なければ、よろしくお願いします！ #GC茶事前登録

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＃ＴＹＡキャラ紹介 ＃ＴＹＡキャラに称号を付ける 【処刑人を殺す】ヴェルドマタール 戦争用近代バイクのオルガノン。微量の核を含んだ光線を撃つことが主な攻撃方法。 兵器として人を殺したことに後悔はしていないが、投影された時に生まれた初々しい心は酷い罪悪感を覚えている。 pic.twitter.com/IdYpsE6TIg

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特殊な液晶を仮面のようにつけている。意思疎通は基本的に言葉であるが表情が液晶越しには伝わらないため、顔文字を表示させたりする。 兵器として見られていた時間が長く、その上人殺しに罪悪感を感じているため、人の目線が怖い。そのため液晶を外すことは滅多にない

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一応男の体をしています。が、人間としての体としては完成されておらず、食事や水分の代わりに燃料さえ補給できれば、排泄は一切しない。 望めば自分の体をアップデートすると称して、作り変えることができますが信頼した者の指示じゃないと作り変えない

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【事前RP】　#兵器の体を持ってなんとする　 気づけば見知らぬ場所に座り込んでいた。液晶越しに辺りを見渡し、スキャンする。人間と思われる生体反応はない。 検出されるのは、ハウスダストなどのアレルギー物質。お店という建物の中なのだろうか。 しかし、これは好都合だ。

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人と出会ってしまえば、また自分は平気として扱われてしまう。 ヴェリア界という世界で試作完成品であり、軍事兵器であった自分の姿ではなく、元々のマスター・乗り手の姿で立っていたときは震えが止まらなかった。 その理由は分からず、そして元居た世界のように兵器として幻想を殺していた。

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恐ろしかった。 人の体を得て、心を持ってしまったことで自分のしていたこと、存在理由がとても恐ろしいものだと。そう感じた。 ここに人が居ないなら、このまましばらく座っていよう。人は殺したくない。兵器になりたくない。

【HP16】フィクス@同君SGO @gc_guignol

@BB_GCsenyo 街の外に妙な存在がいる、という時に白羽の矢が立つのはニキだった。ニキならどういちゃもんをつけられても街の人間は気にならない。いたくもない街の人間の言う事を聞くのは癪だったが『妙な存在』というのが引っ掛かった。 自分のように、迫害されていないといいが。 →

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@BB_GCsenyo 外に向かって数十分、なるほど、目立つ、と思った。ここいらでは見たことのない姿。面倒は嫌いだが、同様の存在があの街の人間に差別されるのも気に食わない。 足早に向かっていって、目の前に立った。 「おいてめぇ、ここにいっといじめられんぞ」 開口一番、それ。 →

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@BB_GCsenyo 「この近くにある街の人間はクソ共ばっかだ。てめぇや俺みてぇなやつをいたぶるのが趣味なんじゃねぇの、頭ン中湧いてやがる。悪い事は言わねぇから、こっから離れな。どこ行っても少なくともこの街よりかはマシだぜ」 　動かない彼の目の前にしゃがんだ。

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@gc_guignol 人物認証…データベースに一致なし 性別認証…声の音や波から男と推定 人体スキャン…エラー　不明多数 自分に話しかけながら、近づき、しゃがみこんで来る男と見られる、人間と推測される者。 彼の話す言葉は理解できたが、どの言語化なのかサーチできない。 →

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@gc_guignol 内容的に忠告だ。 「いじめ…弱者を集団でいたぶり、笑うことですね。それに関しては僕も同じようなことをしていました。」 「クソ共…個人の観点から基づき、自分に良い待遇をしない方々ですね。そういう意味なら僕も『クソ共』かもしれません。」 →

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@gc_guignol 「頭ン中湧いてる…これはどういう意味でしょうか。頭には脳みそが入っています。これが沸騰することはありません。説明を求めます。」 システムとして作られた音声。なぜだか、喉が機能しているように思えた。 人工知能を働かせて返答をする。 →

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@gc_guignol 「貴方様の言っていることは忠告だと認識しました。ありがとうございます。 しかし、残念ですが僕には行く場所なんてありません。よってここから離れられません。」

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@BB_GCsenyo 「はぁ～？」 　なにこいつ。言ってる事難しすぎ。 「……待てよ」 　こいつ、投影体とか言うやつじゃねえの？　難しい言葉言うやつはたいてい投影体か学者か後何かだと思う。 「おい、てめぇよ、ここが何処か分かるか？　先に正解言うとアトラタンっつうんだけど」 →

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@BB_GCsenyo 　ちなみに、と右手をスッと出すと、草むらに隠れていた赤と黒の蛇が数十匹ザッと自分の元に集まる。 「俺はニキヘイデ。邪紋使いであり、ここいら一帯の蛇の親玉。てめぇは何だ。邪紋使いか。俺の言っている事の意味がそもそも理解できてっか？」 →

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@BB_GCsenyo 　ちら、と顔を見る。 「……ったく、ここで話してりゃあまた馬鹿どもが様子見に来る。俺の隠れ家に行く。その前に、質問、一つだけ答えろ。てめぇ、この、アトラタンって国の出身か。それとも、そんな国聞いたことねェか」

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@gc_guignol 「アトラタン」 聞いたことあった。 「ヴェリア界といわれる場所で聞きました。みな、口を揃えて『アトラタンに呼ばれて活躍したい』と。それがここなのですか」 自分はそんなものに興味はなく、活躍もしたくないと思っていた。 →

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@gc_guignol だが、呼ばれてしまったのなら 「ここが『アトラタン』という場所なら、僕は、兵器として人を殺さなければならないのでしょうか…」 気づかないところで彼は、電子音の声に悲しみという感情を含めていた。

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@BB_GCsenyo 「あ゛？ なんでてめーが人殺さなきゃいけねェんだよ」 眉を寄せて、疑問を素直に口にした。兵器、と言った。こいつはおそらく別の世界から来て、其処では人を殺す兵器か何かだったのだろう。盛大に舌打ちした。 「ま、ただ一つ言えることは」 →

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@BB_GCsenyo ぐい、と手を掴んで立ち上がらせる。 「あの街には存在を教えちゃいけねェってこった。おい、テメェ、少なくとも俺はテメェに人殺させるような男じゃねェ。そりゃ今は戦のただ中だ、俺だって傭兵として人殺してる。でもそりゃ仕事だ。俺は必要だからやってんだ」 →

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@BB_GCsenyo 蛇を散開させ、周囲に敵兵や街の人間がいないかどうかを確認して、手を引いて歩き始める。 「でもテメェはしたくねェんだろ、んなこと。だったらさせねェ。行くとこねェっつったな、しょうがねえから俺んとこで面倒見てやらぁ」

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@gc_guignol 「え…？」 初めて言われた。『したくないならさせない』。そう言った。 自分は道具で意志は尊重されない。自分は兵器で人を殺すことが存在価値。 そんな定義を彼は手を握って、壊した。 「《処刑人を殺す》ヴェルドマタールという名前を与えられた兵器なんですよ」 →

アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

@gc_guignol 「それを『させない』だなんて理解できかねます。ど、どうして」 足として取り付けられたタイヤをクルクル回しながら、ニキヘイデに連れられる。 涙が出ない自分の代わりに液晶に映し出されたのは 「(´；ω；｀)」 という文字であった。それも無意識であった。