2016年9月23日

いまさら聞けない人に解説 "#HeforShe"って何を実現するためのキャンペーンなの?

某首相の「HeforShe」レセプションでの話の内容があまりにも(省略)だったので、二時間ほどかけて解説してみました。 「#HeforShe」キャンペーンは、ひとことで言えば「女性だけでなく男性もいっしょになってジェンダー平等を実現しよう!」という国連からの呼びかけです。このツイート群は、そのキャンペーンサイトのうち「Take Action」コーナーに書かれていることを抄訳(日本の現状に合わせて変更した部分あり)したものです。
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(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

質問:安倍首相は「He for She」キャンペーン heforshe.org の目的と趣旨をきちんと理解した上で kantei.go.jp/jp/97_abe/stat… このスピーチを考えられたのでしょうか? ちなみに日本の参加レベルは「低い」と評価されています。

2016-09-22 23:24:49
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

【いまさら聞けない人に解説 "HeforShe"って何を実現するためのキャンペーンなの?】#HeforShe のサイトの「Take Action」部には6項目が挙げられていて、それぞれ簡単な「実現したいこと」が記されています。それらについてまずはさらっと書いてみます。 (1)

2016-09-22 23:32:12
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

1項目めは「教育」です。「誰にも学校に行って質の高い教育を受ける権利があります」 「質の高い教育」には、「男らしく/女らしく」の強制をしない、男女平等な教室の実現と、そのための「教師への教育」が必要だとされています。ソーシャルメディア上でのあらゆる差別を許さないのも重要。 (2)

2016-09-22 23:41:22
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

2項目めは「健康」です。「誰にも質の高いヘルスケアと正しい情報を受け取る権利があります」「受け取るべき正しい情報」には、「衛生ならびに性に関してすべての人に影響するものとしてオープンに話す」こと、健康に関する自己決定に必要な医療情報が含まれます。「早すぎる結婚」反対。 (3)

2016-09-23 00:02:58
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

2項目めについて2点補足。その1「早すぎる結婚反対」:結婚に関する女性の自己決定権が奪われ、教育・健康が低レベルに止まることへの懸念。身体的および性的暴行、若すぎる段階での妊娠・出産に伴う病気や死の回避が必要。参照: tooyoungtowed.org (4)

2016-09-23 00:13:24
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

2項目めについて2点補足。その2「衛生ならびに性に関する情報」については、その解説が「Break the Taboo」と題されていることに注目。すなわち、男性だけ、あるいは女性だけに教える項目があってはならないのです。もちろんそれらの情報提供を制限するなどもってのほか。 (5)

2016-09-23 00:17:07
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

3項目めは「アイデンティティ」。「すべての人はジェンダー・ステレオタイプにとらわれずに生き、愛する権利があります」さまざまな性的指向や性自認によって権利が奪われることなく尊重されなければなりません。ジェンダー・ステレオタイプを助長する広告にも目を光らせましょう。 (6)

2016-09-23 00:29:05
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

4項目めは「仕事」。「すべての人は性別に因らず同一の仕事の機会、ならびに同一の賃金が与えられる権利があります」「性別を理由として」採用にあたって差別されたり、本人の希望に合わない仕事を与えられるようなことがあってはなりません。それらに反するジョークで笑いを取るなど論外。 (7)

2016-09-23 00:37:09
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

5項目めは「暴力」。「すべての人は暴力やハラスメント、恐怖から解放される権利があります」「HeforShe」キャンペーンにおいては、「女性に対する暴力やハラスメントの撲滅」に力が入れられています。発見した際には無視せず、安心して助けを求められる人・団体に報告を。 (8)

2016-09-23 00:44:27
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

5項目めについて言い訳と補足。まず言い訳から。「HeforShe」サイト上では報告先について「親や教師、サイトの管理者(ネット上で発見した場合)」があげられていますが、日本ではそれらが「安心して助けを求められる存在」でないケースがあることを考慮し訳を変えています。 (9)

2016-09-23 00:47:44
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

5項目めについて言い訳と補足。続いて補足。「女性に対する性暴力」を防ぐための教育プログラムとして「Voices Against Violence」が紹介されています。それから犯罪しようとする人に対して「本気(正気)なの?」と問うことも防止策の一つとしてあげられています。 (10)

2016-09-23 00:51:44
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

6項目めは「政治」です。「すべての人には投票し、政治の場に加わり、あるいは主導する権利があります」クラス委員から国家元首に至るまで、多様性を尊重してくれる人に投票したり、教育・ヘルスケアや職業機会の均等に向けて声を上げ、政策としての優先順位を上げさせる必要があります。 (11)

2016-09-23 01:03:02
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

6項目め続き。さらに、私たちを分断するために「侮辱」や「恐怖」を手段として用いる者(※サイト上では「候補者」という言葉を使っていますが、残念なことに現状の日本では候補者に限らず選ばれて政治の場にいる者も含まれます)に立ち向かえ、とまで言っています。 (12)

2016-09-23 01:06:24
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

以上で【いまさら聞けない人に解説 "HeforShe"って何を実現するためのキャンペーンなの?】を終わりますが、これでも「HeforShe」サイトの「Take Action」項目の抄訳に過ぎません(全訳していません)。誰かにとって理解と行動の助けになれば幸いです。 (13終)

2016-09-23 01:11:41

……以下「おまけ」。

名古屋大学と中央大学のサイトの内容は参考になりますよ。

(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

(ひとりごと)たった13ツイートに2時間近くかかってしまいました……思いついたが運の尽きですが、この件に関する日本語特集サイトが、エマ・ワトソン氏のスピーチや、エリザベス・ニャマヤロ氏のTEDでのスピーチのほか名大・中大くらいしかない、というお寒い状況は放置できなかったので。

2016-09-23 01:31:56
(元)レッシーぱぱ/石原隆行 @ressii_papa

「HeforShe」@名古屋大学 heforshe.provost.nagoya-u.ac.jp 「中央大学・文京区共同企画HeforSheシンポジウム実施レポート」 globalization.chuo-u.ac.jp/report/action/… ちょうど1年前に開催。

2016-09-23 01:35:01

コメント

Hikichin ⋈ @hikichin 2016年9月25日
これ、女性の権利向上を目指すフェミニズムの土台として大切な項目だと思う。
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