児童ポルノを「擬態」する日本のおたく文化

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１）巨人の四番で活躍したクロマティの日本回想記は面白い。監督の王貞治とは大の仲良しだったこと、原辰徳は自分より打撃では劣るのに人気が高くて腹が立つとか、人間臭くも鋭い日本野球論。日本の街中で黒人のイラストが平然と会社商標に使われていて不快だともある。

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２）こういうの。 pic.twitter.com/fLazeaLyfE

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３）「嫌なら目をそらせばいいじゃん」と彼を説得して解決する問題でしょうか。いえ昭和の回想だから今はもうこういうの町中にはなくなっているのだけど。

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４）クロマティの回想録を原作にしたハリウッド映画があります。高倉健が王さんの役で登場し、主人公（白人の俳優が演じた）の四番打者と掛け合い漫才をやってくれます。ちっとも面白くなくて全然ヒットしなかったけれど。youtu.be/sbDV3kepcW4

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５）主人公が通勤電車に乗っていると、隣の席で背広姿の日本人男性がＨな絵のまんが雑誌を平然とひざのうえに広げているのが目に飛び込んでくるというカットがあります。

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６）おとなしそうな日本人（の男たち）が脳内では思いっきりぶっとんだ妄想を楽しんでいるというギャップに驚くわけです。自分の知らない異世界がこの国ではまわってるみたいだ、と。

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７）今の小学生はラインとかのＳＮＳ空間でいじめを繰り広げている。そういうのに疎い教師や保護者たちは、自分たちの知らない異世界で子どもたちが見えないバトルを繰り広げていることに恐怖する。それに通じる感覚でしょうか。

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８）「児童ポルノが日本では氾濫している」とする海外メディアの本音もこのあたりにありそうです。児童ポルノだからイカンというよりは、そういう代物が堂々と回り続ける異次元空間の存在が不気味だ、と。

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９）それを「表現の自由を守らないと多彩な芸術表現が生まれなくなる」と言い返しても、相手には通じない。批判者にすれば「よくわからん地下トンネルが日本中を駆け巡っていて不気味だ」と問うているのだから。

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１０）地面を走る鉄道しか乗ったことがない人間が、何の予備知識もないまま地下鉄に乗せられたら怖がるのではないか。

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１１）そういうときは地下鉄の仕組みをまず説明してあげるべきです。 pic.twitter.com/H1G0Csnnbj

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１２）私自身、東京に出張するたびに地下街や地下鉄で怖くなる口です。東京の地下鉄がどうやって今の姿になっていったのか、いくつか本を読んでだんだんと克服していきました。東京の地形をテーマにした本も面白かったです。『東京スリバチ』シリーズとか。著者さんとはその後面識ができました。

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１３）同じ努力が日本の児童ポルノ流通網それから児童ポルノを擬態（そう、擬態！）したコンテンツ流通網についても必要です。

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１４）こういうのは児童ポルノではなく児童ポルノを「擬態」したものなんだよ、と。 pic.twitter.com/I65UUZVbpw

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画集おとなの萌王PURE (MOEOHセレクション) 電撃萌王編集部 amazon.co.jp/dp/4048692259 これなんてまさに児童ポルノの「擬態」そのものですね。

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電撃萌王 2016年 08月号 [雑誌] amazon.co.jp/dp/B01GJMO4XG 首から上は子どもで、身体はおとなの女性。このキメラぶりが海外とりわけ欧米メディアの目には不気味に映り、日本はヘンタイの王国と叩きにかかる。