2016年シェイクスピア学会一日目(10/7)ツダりまとめ

saebou @Cristoforou

#ssj2016 破門をきっかけにイングランドは一大貿易国になってしまったらしい。私見：これは面白い論点だ。『間違いの喜劇』が書かれた背景として演出にも貢献しそうだし。

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#ssj2016 『間違いの喜劇』にもいっぱい金銀の話が出てくる。私見：劇中で大事な小道具として出てくる金細工にはそういう背景があったんですね。

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#ssj2016 『間違いの喜劇』のエフェソスではなんでも金銭でやりとりができるようになっている。

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#ssj2016 ハゲで失った髪は金でも買い戻せないが、かつらならまあ…みたいな台詞がある。金だ、金！という台詞の重要性。

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#ssj2016 金の台詞ばかりで会場から笑いが

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#ssj2016 信用も金銭の額ではかられる。

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#ssj2016 尼僧院長が、人が正気を失う理由として船の難破による破産、親しい友人の死、不義の恋をあげている。後者ふたつは人間の魂に関するものだが、最初のものは金銭の喪失で、魂の話と金の話が併置されている。エフェソスでは経済的損失はたいへん重視されている。

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#ssj2016 ↓私見：これって今でも人が正気を失う主要な理由ですよね。仕事がうまくいかなくなってクビになったり金がなくなる、家族や親友が死ぬ、色恋のもつれ。

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#ssj2016 時間と金をからめた台詞もある。エフェソスでは時間や命もお金ではかられる。倫理よりも経済が大事で、双子のとりちがえは交換の象徴。

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#ssj2016 最後は血のつながりが重視され、身代金が帳消しになってしまう。金だけで動いていたエフェソスが愛によって動かされる→経済重視の東洋にキリスト教的な愛が導入されるという大団円

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#ssj2016 エフェソスの写し絵としてのロンドン

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#ssj2016 凄い力で街を飲み込むグローバル交易への戸惑いをテーマとする芝居としての『間違いの喜劇』

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#ssj2016 質疑応答

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#ssj2016 『オセロー』の話になってる。

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#ssj2016 悪貨鋳造についての質疑応答

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#ssj2016 見た目に商品とか貨幣の価値がつりあわないということについて

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#ssj2016 次の発表にいくそうです

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#ssj2016 郷健治「ファッションの『から騒ぎ』と『欽定説教集』 ― Much Ado About Nothing 再考」

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#ssj2016 fashionの語義について。ここだとOEDにつながるので見てたら話すすんでしまった。

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#ssj2016 英語のfashionにあたる単語は他のヨーロッパ言語ではフランス語起源のmode。fashionはもっと初例が古く、フランス語のmodeの訳語じゃない。

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#ssj2016 こういうfashionの用例は、『欽定説教集』にある、不謹慎な衣服をいましめるためのお説教に出てくるfashionのせいで広がっているのではないかと考えている。

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#ssj2016 私見：淡々と用例の説明が続いているのだが、派手な衣服が物凄い言われようである。

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#ssj2016 イギリスでは奢侈禁止令のせいでかえって派手な衣服のことが広く知られるようになってしまった。説教でファッションのことを糾弾すると、余計ファッションに対して世間の人が興味を持つようになってしまったのではないか。

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#ssj2016 ↓私見：「ボストンでは禁止」現象？　ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C…

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#ssj2016 発表者がクローディオはとてもつまらない男だと発言し、会場一同うなづく