近藤勇所持の刀(複数)について【展示情報も】
基本的にすべて『刀工の名』です。
その為、同じ名前が複数出てきたりもします。
号(個別の名前)が付く刀を実戦で使う(使い捨てに近い)ことは無かったようなので。
他にもあると思います。
知っていたら教えてください。
1)「長曽祢虎徹」
近藤勇の愛刀として知られる虎徹。
『池田屋事件の際に使用した虎徹は偽物だった』説などもある。
二代目虎徹(長曽祢興正/最上大業物)の刀を一本は所持していた模様。
『虎徹の大小所持』との話もあり、虎徹としては三~四本あったのではないかと思われる。
現在、すべて行方不明。(候補はあり)
●本物だったよ説:「名刀虎徹/小笠原信夫著」
●参考まとめ1 「近藤勇佩用の長曽祢虎徹の行方:関東大震災で焼身→再刃説&神社奉納で現存説」 http://togetter.com/li/822672
●参考まとめ2 「近藤勇の虎徹(贋作)についての駄弁り。(まとめ途中)」 http://togetter.com/li/844728
○『某神社に奉納説の虎徹』については、個人蔵の脇差が2011年、展示されたことがあり。『伝』つき。
これについては、「日本刀大百科事典/ 福永酔剣著」でも触れられてます。
2)「丹波守藤原照門」
佐藤彦五郎新選組資料館 などで たまに公開あり。
近藤の親戚子孫蔵。(小柳家→原家)
3)「陸奥大掾三善長道」(別名・会津虎徹とも呼ばれる刀工)
初代、最上大業物。
他にも幕末当時に陸奥大掾三善長道を継いでいた刀工に、近藤が複数本の作刀を依頼したという話も。
池田屋事件の報償として松平容保公より授与された刀。
近藤勇処刑時に取り上げられ、土佐・山内公に献上、その後は靖国神社・遊就館に飾られていた。
現在、個人蔵。たまに公開あり。
4)「阿州吉川六郎源祐芳」(阿波の刀工)
稽古用。(幕末の刀工の為、当時のくくりでの現代刀)
「京都で晒されていた近藤首級と共に、会津に持ち去られる。後に会津の寺で発見された」とのこと。
伝来を書いた鞘書きには、若松市長経験者の名が見える。
現在、個人蔵。たまに公開あり。
5)「播州藤原宗貞」
行方不明。
6)「刀・無銘」
なかごの峰に「天然理心流 昌宣(異体字)」と彫ってある刀。
1> 昌宣とは、近藤勇の諱(本名)のひとつ。
2> 天然理心流とは、近藤が道場主をしていた誠衛館の流派。
3> 刀の鍔に宮川?家と彫ってある。(近藤勇生家の苗字は宮川)
上記『参考まとめ2 「近藤勇の虎徹(贋作)についての駄弁り。(まとめ途中)」 http://togetter.com/li/844728 』に詳細あり。
さむらい刀剣博物館蔵。たまに公開あり。
『近藤勇佩刀の虎徹』について、時系列を追って考察をされている方です。
DropBoxにpdfファイルが入っているので、そちらを参照ください。
「時系列で考える近藤勇の佩刀ー長曽祢虎徹ー」途中経過ですがひとまず形になりました(誤字脱字は大目に見てやってください)ご意見ご指摘お待ちしております dropbox.com/s/wdoi8eaqpuet…
2016-04-03 23:59:572016/04/21
【クラウドファンディング特典の一例】実物日本刀(陸奥大掾三善長道・阿州吉川六郎源祐芳)・実物鍔(左右海鼠透素銅鐔)・実物目貫(雁図目貫 素銅地赤銅象嵌)の見学会・撮影会にご招待: 写真撮影も可。※東京都内にて5/20(金)開催予定。 motion-gallery.net/projects/katana
2016-04-17 17:55:35映画「日本刀」クラウドファンディングにさらっと書いてあるんだけど motion-gallery.net/projects/katana 『・実物日本刀(陸奥大掾三善長道・阿州吉川六郎源祐芳、ともに新撰組近藤勇所用と伝わる刀)』って……
2016-05-09 19:43:52阿州吉川六郎源祐芳 は江戸末期頃の刀工? 海部刀の系列なのかな。でも幕末頃には海部刀は廃れてたはずだし…「阿州住」じゃないってことは何か意味があるんだろうか。 近年見つかったとか書いてある。 (海部刀の原料となった玉鋼はどこ経由のものかわかってないらしい。阿波産は殆ど無い)
2016-05-09 19:50:22「近年見つかった」というのは
『近藤勇が所持していた阿州吉川六郎源祐芳』 のことを指します。
2016年7月、京都で公開された際のMBSニュースによると、この刀は
『近藤が稽古などで愛用していた刀で、使い込まれた刀の柄には近藤の手垢さえ感じ取れます。』とのことでした。
(ニュース http://www.mbs.jp/news/kansai/20160712/00000019.shtml は現在リンク切れ)
阿州吉川六郎源祐芳 松江豊寿氏伝来覚書「傳来 近藤勇所持」 松江豊寿さんは第一次世界大戦後に阿波・板東の俘虜収容所所長をしていた軍人で、会津若松出身。 昭和31年没、第9代若松市長(=後の会津若松市) 吉川六郎源祐芳は幕末~明治期にかけての刀匠。当時における「現代刀」の括り。
2016-05-13 08:34:37会津は松平容保さんの地元だから新選組ゆかりの地とも言える。 「会津に戻ってから、『阿州』(阿波国)が懐かしくなり入手した」説も憶測できる? しかし一体どこから出てきたんだ…そして誰が鑑定したんだ……。 いっぱい刀持ってたのは確かだろうけど。 表に出てきたのは2010年頃らしい。
2016-05-13 08:36:24「陸奥大掾三善長道」(別名・会津虎徹とも呼ばれる刀工の刀)についてはこちらのまとめが詳しいです。
近藤勇の佩刀「丹波守藤原照門」(刀身・拵え)の展示について。
※佐藤彦五郎さんとは、土方歳三さんの姉・のぶさんの旦那さん。
近藤勇さんと義兄弟の契りを交わした方。
新選組の後援者でもあった。
本日より、近藤勇の佩刀「丹波守藤原照門」の刀身と拵え、近藤勇胸像(初公開)を展示いたします。 土方歳三の葵御紋刻印「越前康継」の刀身、彦五郎の大刀の刀身、和泉守兼定の脇差しの刀身、四振り揃っての展示となります。 fukukodayori.blog.shinobi.jp
2016-04-29 09:00:1315日の開館日。11時〜16時、近藤勇、土方歳三、佐藤彦五郎、揃っての刀身の展示が最終日です。お見逃しのないよう是非ご覧ください。 近藤勇の「丹波守藤原照門」、土方歳三の葵御紋「越前康継」、彦五郎の大刀、和泉守兼定の脇差。 ameblo.jp/tadashi-inmyli…
2016-05-13 21:13:44