BF1に出る銃器の話

HK15 @hardboiledski45

反動利用式はただでさえ弾薬の質に敏感なところがありますし……この設計では銃剣の装備も難しい（できなくはないでしょうが）。モデル8は軍用に供するには心もとない銃だったといえるでしょう

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第一次世界大戦当時、すでに様々な自動小銃が開発され、そのうちの一部はかなり実用的なレベルに達していたとは、以前どこかでも言いました。中には時代を先取りしたような代物もありました

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バトルフィールド1にもいろいろな自動小銃が登場しています。試作段階で終わったものも多いですが……ところが、おやおや、（比較的）かなり活躍したにも関わらず、お呼びのかからなかったものもあるようですね

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仏軍のRSC M1917ライフルなど、なんとたったの１年で86000丁も製造された、第一次世界大戦で文句なしに数的最多数の自動小銃なのですが、影も形もありません。悲しむべきことです。たった5連発で、しかもエンブロック・クリップ式だからでしょうか

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M1917自動小銃は事実上ルベル小銃の改造品といえる代物で、ルベル小銃のチューブ弾倉を外してガスピストンを仕込み、機関部をそっくり入れ替えることで完成となります。だから即座に大量生産……いや大量改造できた次第。

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仏軍は当初、ムニエ・ライフルという新式の自動小銃の開発計画を進めていて、こちらが本命になるはずでした。ところが戦争のために計画は頓挫、窮余の策として開発されたのがM1917だったというわけです

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86000丁も作られたM1917ですが、現存する個体はごくわずかだそうです。間に合わせ兵器だったせいもあるでしょうし、第二次大戦中、フランスに侵攻したナチスが多くの同銃を接収、捕獲兵器として使用したことも少なからず影響しているでしょう

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ま、M1917は、「半自動化したボルトアクション小銃」とでもいうべき代物なので、ゲームに出すにはいささか中途半端だし面白くない……ということかもしれませんね

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それこそイタリアのセイ・リゴッティなんて、ああた、実戦投入すらされていないんですぜ。試作どまり。それでもゲームに出してもらえるのです。対して、なぜM1917はこんな扱いなのか。しょせん間に合わせの改造銃などその程度と言うことか。わたしは悲しい（何）

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さて、ロシアの雄、フェドロフ・アフタマートはどうかというと、1918年までに約9000丁。ワオ。M1917には及びませんが、第一次世界大戦に投入された自動小銃としては素晴らしいものです。性能だって一流品。これをなぜバトルフィールド1製作陣は無残にも無視したのか。

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まあよろしい。ちなみにモーゼルM1916の生産総数は恐らく1000丁程度。大半が航空隊向けだったと考えられます。