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「ネクロマンティック・フィードバック」 #5

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
ニンジャスレイヤー
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Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ネクロマンティック・フィードバック」 #5
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
(これまでのあらすじ:一人娘を結婚式の事故で失い、自らを狂気においやったアンドウ。彼がデタラメに創作した「血の使徒」「罪人の魂が蘇るアーマゲドン」の妄想と重なり合う現実の出来事が、今、目の前で展開する。正気の部分を捨てきれずにいた彼は混乱に陥った。)
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
(彼が祈りを捧げていた廃テンプルに今、四人の戦闘者が集う。死体からヒトダマを抽出し操るゾンビー・ニンジャ、ウィルオーウィスプ。彼に復讐を誓い組織の命令を無視したデッカー、シンゴ。ウィルオーウィスプ回収をリー先生に命じられたニンジャ、ブラックヘイズ。そして、ニンジャスレイヤーだ!)
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ドーモ」ニンジャスレイヤーは再度の会釈で応える。「ソウカイ・ニンジャだな?」「そう考えてくれて結構だ。貴様もこのウィルオーウィスプ狙いか?」葉巻を地面に投げ捨て、ブラックヘイズはカラテを構えた。「有名人に会えて光栄だ、ニンジャスレイヤー=サン」「……よかろう。ニンジャ殺すべし」
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「アバー」ヘイズネットで捕縛されたウィルオーウィスプが床で身じろぎする。拘束は手際良く行われており、動くことはかなわない。「ウ……ウ……」起き上がることができないのは、背中を焼かれたシンゴも同様だ。ブラックヘイズとニンジャスレイヤー、対峙する二人はそれを無視し、互いを注視する……
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「個人的な興味で聞くが」ブラックヘイズが問う。「なぜ貴様はシンジケートとコトを構える、ニンジャスレイヤー=サン?貴様は犬のように追われ、遅かれ早かれ惨めに死ぬのだ。……それはつまり今夜というわけだが」暗く笑い、「貴様の戦いは無意味で無軌道極まりない。ニンジャを殲滅するつもりか?」
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「そうだ」ニンジャスレイヤーは即答した。「オヌシらは皆殺しにする。そこで動けずにいるニンジャも当然、殺す」二者は円を描くように摺り足で動き始める。「フン、殺すも何も、そのウィルオーウィスプは既に死体だぞ。ゾンビーだからな」「ゾンビーも殺す。これまでも何人か殺った。こいつも殺す」
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「殺し続けた先に何がある?その憎悪の源は何だ?知りたいものだな」「先など無い。なにも無い」ニンジャスレイヤーは答えた。「オヌシは無駄話が好きなようだな」メンポに彫られた「忍」「殺」の文字が天井を漂うヒトダマの青い光を受けた。ブラックヘイズは笑う。「そうとも。俺はおしゃべりなんだ」
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「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーが初手だ!カラテチョップがブラックヘイズの肩口を狙う。「イヤーッ!」ブラックヘイズはくるりと回って身をかわし、側頭部を踵で蹴ろうとする。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの回し蹴りが踵蹴りを打ち返す!「フン!」ブラックヘイズはバック転で間合いを取る!
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ニンジャスレイヤーはすぐさま突進で追いすがる。しかしブラックヘイズは両手を開き前方へ突き出す、「そして俺は面倒が嫌いでな!」その手のひらから黒いキャプチャーネットが展開した!ナムサン!
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「イヤーッ!」なんたるハイ・ジャンプ!ニンジャスレイヤーは垂直に跳び上がってキャプチャーネットの包囲を逃れる!しかしブラックヘイズが手首を振ると、展開したネットはすぐに脱落、瞬時にリロードしたのち、空中のニンジャスレイヤーへ今度は直線的なネットを射出した!「イヤーッ!」
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「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは身体をねじってキャプチャーネットをギリギリのところで回避。そのままスリケンを三枚投げ返した!「イヤーッ!」ブラックヘイズは片手の指先で二枚のスリケンを挟み取り、残る一枚はダメージの少ない肩口で受ける!「さあ来い、ニンジャスレイヤー=サン!」
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「イヤーッ…グワーッ!?」そのまま飛び蹴りで襲撃しようと試みたニンジャスレイヤーの身体が、不可解に空中でバウンドした!空中で捉われるニンジャスレイヤー! ゴウランガ!これはいかなるジツか!?「キャプチャー完了だ」ブラックヘイズは肩に力を込め、スリケンを体外へ押し出す。
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「血の使徒が!血の使徒が天を舞っている!アイエエエエ!なんたる光臨!」アンドウは感極まり、泣きながら空中でもがくニンジャスレイヤーにドゲザした。「ナムアミダブッダ!アーマゲドン!アーマゲドン!」「少し黙れ。貴様から殺してもいいんだぞ」ブラックヘイズがうんざりと言った。
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ニンジャスレイヤー……フジキドは、自分を絡め取ったモノから逃れようとなおももがいた。しかし、もがけばもがくほどそれは彼の身体を強固に苛む。彼を拘束しているのはサイコキネシスの類では無い。あくまでもそれはテクノロジーの産物、透明なヘイズ・ネットであった!
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黒いヘイズネットは伏線であった。彼は黒いネットに注意を集中させ、同時に、透明かつ極細のネットを、フジキドが感づかぬよう展開していたのだ。彼が片手をスリケン・キャッチに使わずあえて肩を危険に晒したのはその為だ。片手で透明なヘイズ・ネットを張り巡らせていたのだ。
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フジキドはおのれのウカツを悔いた。思えばブラックへイズというコードネームも、ヘイズネットの色を黒に限定せしめるミスリードであったのでは?ワザマエ!だが今更そんな事を悔いても意味はない。フジキドはなおももがく。ネットは彼のニンジャ装束に食い込み、身体に細かい切り傷を創りはじめた。
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「無駄だ、無駄だ」ブラックへイズは懐から葉巻を取り出し一服した。「暴れて破れるようなネットなら、始めから使わんよ」「イヤーッ!」「そこでのびているデッカーの増援も気がかりだ。まずは貴様だニンジャスレイヤー=サン」「イヤーッ!」「この葉巻は爆弾だ。古典的なジョーク。これで殺す」
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ブラックへイズが一服した葉巻をダイヤルを操作するようにいじる様子を、フジキドはもがきながら睨んでいた。「イヤーッ!」葉巻型爆弾の火力にフジキドは耐えられるか?万事休すか!「イヤーッ!」
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「ハイクはこの葉巻が爆発するまでに勝手に読め」ブラックへイズは葉巻を投げつけた!「イヤーッ!」そのとき!ブチブチと嫌な音を伴い、フジキドの右腕が深く裂けた!
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「何!」驚愕の叫び声をあげたのはブラックへイズだ。装束が破れ血に塗れた右腕で、フジキドは飛来する葉巻をつかみ、起爆前に粉々に握り潰したのだ!ナムアミダブツ!なんたるニンジャ握力!「右腕を脱しただと」ブラックへイズはしかし、うろたえはしない。「だが運命を変えるほどではないな」
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フジキドの下でブラックへイズは再び葉巻を用意する。今度はケースから残りの葉巻すべてを出す。確実の上に確実を期そうというのだ!
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「イヤーッ!イヤーッ!」フジキドはもがき続ける。だがヘイズネットの抵抗は硬い。右腕は奇跡であったのか!?「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」
Ninja Slayer / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
フジキドはニューロンを染みのように汚す不快な声を感じた。「イヤーッ!?」(((フジキド……)))
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コメント

オスツ🍣 @alohakun 2011-03-06 17:31:03
「ネクロマンティック・フィードバック」 #1 http://togetter.com/li/98062 「ネクロマンティック・フィードバック」 #6 http://togetter.com/li/108686
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