【#ファリャ祭】作曲家マヌエル・デ・ファリャを愛でる #ファリャ祭 開催まとめ

2016年に生誕140年/没後70年を迎えるスペインの作曲家、マヌエル・デ・ファリャ(Manuel de Falla y Matheu, 1876年11月23日-1946年11月14日)。 代表作「恋は魔術師」の「火祭りの踊り(リチュアル・ダンス)」がフィギュアスケート・ファンの間でも話題となり、いま注目度急上昇中の作曲家。 彼の人生と作品を愛でる #ファリャ祭 のまとめ!
2
前へ 1 2 ・・ 5 次へ
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q アルベニスの影響は? A 先輩アルベニスとは異国の地パリで知り合い、音楽と人生のよき助言者としてすごく頼っていたそう。「4つのスペイン小品」♪Tr14は彼に献呈されました。 「ポロ」(アンダルーサの歌&踊り)をモチーフにした両者の作品を聴き比べ→♪Tr7-8 #ファリャ祭 pic.twitter.com/wR0YkHpg6x

2016-11-11 19:43:40
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

補足:代表作「スペインの庭の夜」♪Tr9を、ファリャは当初ピアノ曲として構想していましたが… アルベニス「ピアノ?君、板に書いた絵じゃ駄目だよ、額入りにしなくちゃ。」 フ「あっ…(察し)」 ということで、管弦楽&ピアノの作品に変更したというエピソードがあります。 #ファリャ祭 pic.twitter.com/lAoE90juRQ

2016-11-11 19:45:37
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q 「スペインもの」クラシックの影響は? A 過去のものは挙げればきりがありませんが、1歳違いのラヴェルとは「新たなスペイン(風)音楽の担い手同士」として、公私共に親しくしていたようです。バスク人であるラヴェルママとも仲良くおしゃべりする仲だったとか(!) #ファリャ祭 pic.twitter.com/D8RUTKcozH

2016-11-11 19:48:32
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q スペイン地元産音楽の影響は? A ファリャの生きた時代は、「サルスエラ」(スペイン語による叙情的オペラ)の流行期。ファリャも20代の頃は、プロへの近道とばかりサルスエラを書いています(が、パッとせず?)。 (典型的な「サルスエラ」作品を♪Tr5でどうぞ) #ファリャ祭 pic.twitter.com/pKDSHP2lAM

2016-11-11 19:52:34
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

(ファリャ基本編これにておわり(゚∀゚) 20時から人物編に入ります♪。どうぞお楽しみに。お時間まで「アモール・デ・ファリャ」のPVをどうぞ~) #ファリャ祭 youtube.com/watch?v=rNI2ZP…

2016-11-11 19:55:26
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q 性格は?スペイン人なんだからやっぱ情熱肌? A なんと!その作風とは裏腹に「いわゆるスペイン人のイメージからは程遠い地味な人であった。」と伝記に書かれてしまうくらいの非リア充キャラ。パッションとは無縁の、内気で謙虚でおとなしい人物だったようです。#イメージ崩壊 #ファリャ祭

2016-11-11 20:00:36
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q 見た目は? A ご尊顔をどぞ~(*´∀`)つ この写真は結構カッコイイ♥と思いきや、…「背は低く、若ハゲで、歯は欠けていて冴えない容姿」だったそうで。倹約家で、いつも同じ黒い服。貴族の館に招待されたときにだけ、慌てて夜会服を借りていたなんていうエピソードも。 #ファリャ祭 pic.twitter.com/NgxSqpxorh

2016-11-11 20:02:37
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q とはいってもスペイン人なんだから、恋くらいは… A 「恋は魔術師」なんていう曲を書いているのに、女性とはまるで縁ナシ、一生独身の枯れた人生。青年時代に情熱的な片想いをしたものの、その恋は実らず。妹と静かに暮らしていたそうです。#スペイン人への思い込みはなくそう #ファリャ祭

2016-11-11 20:05:19
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q 人生を3行で A 伝記を読んだ個人の印象ですが 正直 ヤマが ない ……というとアレですが(;´∀`) いかにも芸術家らしい波乱万丈さはなく、あくまで淡々と仕事をこなした人だったようです。でも、ちょこちょこおもしろエピソードが出てきたりします。 #ファリャ祭

2016-11-11 20:07:51
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q おもしろエピソードください A 作曲コンクールへの応募を目指し「はかなき人生」を作曲していたファリャ。ところが提出前夜、コミケの入稿日並みに修羅場ってるところに大ピンチが! 弟「なんか手伝おうか?」 フ「じゃ歌詞を音符の下に書いてくれる?」 数時間後… #ファリャ祭

2016-11-11 20:10:24
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

フ「アーーッ!違う!休符の下に歌詞書いちゃダメ!」 なんと音楽の知識ゼロの弟、休符の部分にまで歌詞を書いてしまっており、原稿が台無しに。 フ「だ、だめだ…新刊落とした…じゃなかった、コンクールには間に合わない……」 しかしふと奇策を思いついたファリャ。 #ファリャ祭

2016-11-11 20:12:04
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

ファリャは、なんと自分の友達のフリをして審査の先生のところへ。 フ「悪いのはダチの弟で…ダチは…ほんと頑張ってて(グスン)悪くないんス…差替え認めてやってくれ!…親友からの後生の頼みッス!」 先生「(感涙)おK」 かくして後からの差替えを許され、作品は1位に! #ファリャ祭

2016-11-11 20:16:20
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q ほっこりエピソードください A 文字通り虫も殺せないくらい優しい性格だったファリャ。妹が目撃したところによると、ある夜、台所で 「かわいそうに。でも仕方がない。知らずに入ってきたのにね、すまないなあ」 と深く謝りながら虫をつぶしていたそうです(;´∀`) #ファリャ祭

2016-11-11 20:19:43
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q 倹約エピソードください A その1:金には困っていないのに、贅沢NOを貫いたファリャ。貴族が家を訪れたときさえ、肉とじゃがいもの質素な食事を提供する徹底ぶり。でも病気がちな兄に良質なものを食べさせたい健気な妹。よく買い物額をごまかして兄に報告してたとか。 #ファリャ祭

2016-11-11 20:21:53
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

その2:亡くなったあと、大使が、ファリャの質素な部屋を見てびっくり仰天。 大使「おお、 巨匠がこんなひどい部屋で暮らしていたとは…大使館の面目が立たぬ…撮影は禁止だ!」 妹「いや、あの、兄は自分の意志でこうしてたので、じゃんじゃん撮影しちゃってください」 大「」 #ファリャ祭

2016-11-11 20:24:46
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q なんでそこまで倹約家?子供の頃、貧乏だったの? A いいえ。父親はカディスの裕福な船舶業者だったということで、幼少期の写真からは七五三もちゃんと祝ってもらった様子が窺えます(違)(でもお金持ちそう) まあ、生まれながらの性格だと思われます。たぶん。 #ファリャ祭 pic.twitter.com/mRrJokFPUy

2016-11-11 20:29:29
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q 神童だった? A いいえ。母親や親戚は音楽好きだったそうですが、早熟な才能をきらめかせたタイプではなく、ごくごくフツーの子供だったそうです。弟や妹とコロンブスごっこ(つまりはヒーローごっこ)をするのが好きだったそうで、このあたりはお国柄を感じます(;´∀`) #ファリャ祭

2016-11-11 20:32:01
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q 好きな楽器は? A 「チェンバロ」。とあるアンティーク蒐集家からチェンバロを見せられ、その古風な響きに強く惹かれたファリャ。ピアノの発展により19世紀に廃れてしまったこの楽器を、人形劇作品の中で使います。それが→ ♪Tr16 #ファリャ祭 #古楽のみなさん見てるかな pic.twitter.com/MSlBEys4xq

2016-11-11 20:34:35
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

この「ペドロの親方と人形芝居」は、ドン・キホーテの人形劇の場面をイメージした作品。初演にはチェンバロ復興の第一人者として知られるワンダ・ランドフスカが参加。ファリャがこの作品の構想を彼女に話したところ「弾かせて下さい!」と強く食いつき、夢のコラボが実現したのだとか。 #ファリャ祭 pic.twitter.com/pbpAgAjBYx

2016-11-11 20:35:53
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

大人の事情により彼女の手で初演されませんでしたが、「クラヴサン協奏曲」も彼女の存在ありきで書かれています。この曲、もちろんスペインの民謡も使われていますが、むしろ、チェンバロがいざなう無国籍摩訶不思議ファンタジーワールド!って感じです(好き) ♪Tr17 #ファリャ祭 pic.twitter.com/3mKlZ9J2Kk

2016-11-11 20:38:10
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

「この新しいコンチェルトを理解できなかった人も多いが、ファリャの芸術がここまで裸になったことはかつてない。」──「レヴュ・ミュジカル」による評。 #ファリャ祭

2016-11-11 20:39:02
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

(さて、メニューという名のQuestionもあと残すところ4つになりました…あとすこしご辛抱くださいませ♪)#ファリャ祭

2016-11-11 20:41:37
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q バレエ・リュスとのかかわりは? A ロシア革命(1917年)の煽りを受け、亡命さながらの形でマドリッドにやってきた興行師ディアギレフ(キタ━(゚∀゚)━!!)と知り合ったファリャは、すっかり意気投合→そして「三角帽子」が爆誕、しかも世界的大ヒット! #ファリャ祭 pic.twitter.com/hZY0sMcbnG

2016-11-11 20:44:16
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

初演のダンサーはレオニード・マシーン。スペインものを得意とし、ファリャの音楽とも相性抜群。内容は、好色な代官と粉屋の夫婦をめぐるドタバタ劇。舞台・衣装デザイン担当はピカソ! ストラヴィンスキーによるバレエ・リュス作品「ペトルーシュカ」との聴き比べ→♪Tr11&12 #ファリャ祭 pic.twitter.com/4Soppxgcfk

2016-11-11 20:47:14
拡大
ナクソスジャパン Naxos Japan @naxosjapan

Q 仲の良い音楽家は? A すでに挙げた人以外では、ドビュッシーやポール・デュカス(!)と親しくしていたようです。彼らが先立ってしまったとき、ファリャはとても悲しみ、それぞれのために「墓碑銘のための賛歌」を書いています。 ♪Tr18&19 #ファリャ祭 pic.twitter.com/i8a48WGpJZ

2016-11-11 20:51:19
拡大
拡大
拡大
前へ 1 2 ・・ 5 次へ