「ヤンキーゴーホーム」はヘイトスピーチである

この手の議論にはもううんざりです。
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以下、ヘイトスピーチをHS、ヘイトクライムをHC、ヤンキーゴーホームをYGHと表記することがある。

竜の落とし子 @FunkySeahorse

先日、有田芳生参議院議員による「ヤンキーゴーホームはヘイトスピーチではない」とする記事が話題となった。 賛否両論あったこの記事だが、果たして「在日米軍に対するYGH」はHSなのだろうか。 一から検証してみよう。

2016-11-19 13:58:34
竜の落とし子 @FunkySeahorse

まず、HSの定義とは何であるか。 世界のHS法を見ると、「人種・性別・宗教など特定の属性に対する差別・侮辱・排除の煽動」のように定義されている。 我が国においてはいわゆるHS規制法の第二条により(限定的ではあるが)定められている。

2016-11-19 13:58:53
竜の落とし子 @FunkySeahorse

この定義によれば、HSには七つの要件がある。 「在日米軍に対するYGH」はこの七つを全て満たす。 pic.twitter.com/DG5zQn7aJZ

2016-11-19 14:00:51
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竜の落とし子 @FunkySeahorse

①在日米軍はアメリカ出身であり適法に居住している。 ②わざわざ「ヤンキー」という蔑称を用いている。 ③不特定多数が知りえる状況にある。 ④侮蔑的な文脈での「ヤンキー」という蔑称の使用は著しい侮辱である。

2016-11-19 14:01:07
竜の落とし子 @FunkySeahorse

⑤「ヤンキー」はアメリカ出身者に対する蔑称である。 ⑥蔑称を用いて排除を煽動している。 ⑦米兵にとって全くいわれのない差別である。

2016-11-19 14:01:24
竜の落とし子 @FunkySeahorse

以上より、「在日米軍に対するYGH」はHSである。

2016-11-19 14:01:35
竜の落とし子 @FunkySeahorse

私の結論に対して反論がある人もいるだろう。ぜひ私のアカウントに直接反論していただきたい。 ただし、全ての反論が無効となった場合には、「在日米軍に対するYGHはHSである」という結論を受け入れなければならないことに注意して欲しい。

2016-11-19 14:02:00

反論に対する反論

竜の落とし子 @FunkySeahorse

さて、想定しうる反論としては、

2016-11-19 14:02:41
竜の落とし子 @FunkySeahorse

①強者に対してだから問題ない ②歴史的経緯があるから問題ない ③機関に対してだから問題ない ④政治的な文脈で用いられているから問題ない ⑤New York Yankeesがあるから問題ない ⑥他国民も用いているから問題ない ⑦YGHは正しいのだからHSではない

2016-11-19 14:02:59
竜の落とし子 @FunkySeahorse

などがある。 予め「反論に対する反論」を下に述べることにしよう。

2016-11-19 14:03:14

①強者に対してだから問題ない

竜の落とし子 @FunkySeahorse

このような反論は師岡康子氏も用いているが、氏の「HSの定義」「マイノリティの定義」の破綻は既に示されている通りである。 togetter.com/li/1050238

2016-11-19 14:04:49
竜の落とし子 @FunkySeahorse

弱者・強者を区別するような公的な定義は世界中のどこにも確認できない。 逆に、例えば国際人権規約第二条一項は「すべての個人が差別なく尊重されることを約束」している。 pic.twitter.com/ilSMBIuMVg

2016-11-19 14:05:22
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竜の落とし子 @FunkySeahorse

以上より、「強者に対してだから問題ない」という反論はYGHを何ら正当化しない。

2016-11-19 14:05:39

②歴史的経緯があるから問題ない

竜の落とし子 @FunkySeahorse

歴史的に抑圧されてきたマイノリティによる「正当な反発」であってもHSとなりうるし、それを動機として犯罪を行えばそれはHCである(Mizanur Rahman、Wisconsin v. Mitchellの事例を見よ)。

2016-11-19 14:06:52
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