×「言っても聞かない」○「きちんと正面から向き合って話していないだけ」

何度注意しても聞こうとしない子どもたち。「言っても聞かない」と子どもにレッテルを貼りたくなる親は多いだろう。しかしそれは単純に、「正面から向き合ってお話しする」をしたことがないためかのしれない。
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shinshinohara @ShinShinohara

1日に何度も不機嫌になり、幼稚園の先生を困らせていた問題児の息子。「今週はずっと機嫌がよかったですよ」1週間機嫌よかったのは快挙。 正座し、膝付き合わせて正面からお話したのがよかったのか。「言っても聞かない」と諦めかけていたが、「正面から」話していなかっただけなのだと反省。

2016-11-19 21:55:40
shinshinohara @ShinShinohara

「お前ももう4歳。お兄ちゃんだ。これまできちんと伝えてこなかったけど、幼稚園の先生の言うことを聞かなきゃいけないよ。どう、できるかな?」互いに正座して、正面からお話するのははじめてだった。「うん!」ととてもよい返事だった。しかしすぐにはうまくいかないだろうと思っていた。ところが。

2016-11-19 21:58:35
shinshinohara @ShinShinohara

すぐに息子は変わった。自分の思う通りにならないとすぐに不機嫌になっていたのが、抑制が聞き、先生の言うことをきちんと聞けるようになったし、不機嫌になることはあってもせいぜい1日一度くらいだという。そういえば、家でも不機嫌でいる時間がとても短くなった。気分の切り替えが早くなった。

2016-11-19 22:00:57
shinshinohara @ShinShinohara

不機嫌な時に何を言っても聞こうとはしなかった。だから「何を言ってもどうせ聞かない」とつい決めつけそうになってしまう。しかし、「言い方」と「場面」が大事なのだ。 正座などして正面から向き合って「お父さんはこう思う。どうだ、できるかな?」と話をすると、とてもストレートに伝わる。

2016-11-19 22:05:27
shinshinohara @ShinShinohara

息子も、話を聞いてからどうすれば約束を守れるのか、考えたのだろう。だから「あ、この場面ではこうした方がいいかな」という試行錯誤を始めることができたのだろう。4歳というのは、もっと頑是ないものだと思っていたが、子どもは大人が思うよりずっと基本能力を備えている。もっと信じてよい。

2016-11-19 22:08:24
shinshinohara @ShinShinohara

たくさんの「注意」を乱発すると、子どもは「何度も叱られるできの悪い子」というレッテルを貼られたようで、余計にムシャクシャする。面白くない。そして大人の側は、「何度言っても聞きゃあしない」と、悪い子レッテルを貼りたくなり、諦めの境地に入りかける。悪循環。

2016-11-19 22:10:58
shinshinohara @ShinShinohara

しかし正座して膝を付き合わせ、正面から向き合って「お父さん(お母さん)はこう思う。どう、できるかな?」という問いかけには、とても素直に反応する。「今のお前ならできると思ってる」という信頼感が子どもに伝わる。だから子どもも「しっかり約束を守ろう」という意欲がわく。

2016-11-19 22:13:25
shinshinohara @ShinShinohara

子どもはもちろん未熟だ。だが、大人が備えている心理機制はすべて備えている。とてもバカにできたものではない。今回の息子の反応を見て、「本当に親次第なんだな」と、ちょっと怖くなった思い。 どうか元気に、心健やかに育ってくれますように。未熟な親だが、勘弁して。あっさり親を追い越して。

2016-11-19 22:16:46