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#1986年伊豆大島実況 16:28 外輪山の展望台付近に避難命令が出される。 16:28 防災無線『防災大島』 「町役場からお知らせします。活動中の三原山は只今新たな噴火を起こしました。皆さん十分に注意して下さい」
2016-11-21 16:25:20![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 16:30 気象庁、カルデラ内での新たな噴火を伝える火山活動情報(当時では最高ランクの警戒情報)第2号を発表する。 16:30 大島町消防本部は、消防団員に自宅待機を命令。 16:31 噴煙が4000mに達する。
2016-11-21 16:30:22![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 観光客や報道陣が居た展望台付近は新火口列から近かったから、すぐに避難が呼びかけられたんだよ。それと、噴火開始の時点でカルデラの中に居た研究者グループは火口から数百mという近さだったけれど、幸運にも目立った被害はなかったんだよね。
2016-11-21 16:32:14![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
あれ、雲仙岳や霧島山新燃岳の動画はYouTubeから強制削除されたが、伊豆大島の動画(60分2本)はまだ削除されてないのか。
2016-11-21 16:25:57![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
テレビ報道から画面キャプチャしたこういうページもあるよ。 hayakawayukio.jp/footage/oshima…
2016-11-21 16:33:03![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
伊豆大島1986年11月21日噴火 筆島海中 youtu.be/K51LC8eFdyI 須賀潮美ダイブ「頭に石がぶつかってきて痛い」
2016-11-21 16:35:18![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 16:32 新火口からの溶岩噴泉の高さは約600mになる 16:35 カルデラ外輪山の展望台周辺に居た報道陣・観光客が避難する。 16:35 大島警察署は、非番の署員を招集する。
2016-11-21 16:35:21![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 ここでの「溶岩噴泉」とは火口から噴き上げられる溶岩のいわゆる火柱のことだね。その上に噴煙柱が高く立ち昇っていったんだよ。
2016-11-21 16:38:25![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 16:40頃 展望台から下山中の報道陣・研究者が路面に落差15cm、幅10cmほどの地割れを発見する。 16:40 富士山測候所からの観測で、噴煙の頂上が平らになる。噴煙の頂上部は成層圏に到達したと思われる。
2016-11-21 16:40:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 カルデラの北側を通って山麓と外輪山の展望台を結ぶ登山道路、その路面に地割れが走っているのが研究者や報道陣によって発見されたんだよ。この地割れが、次の活動へと繋がっていくんだよね。
2016-11-21 16:42:42![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
伊豆大島1986年噴火はM3.6。その後30年間にこれを超えた噴火は、雲仙岳1990年(M4.6)、霧島山新燃岳2011年(M3.7)、西之島2013年(M4.5)の3例のみ。 hayakawayukio.jp/database/index…
2016-11-21 16:44:18![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 16:43 海上保安庁巡視船「かとり」から第三管区本部へ 「黒煙は7000m程まで噴き上げている」 16:44 三原山の山頂火口(A火口)が活動再開。数秒おきに溶岩の飛沫を噴き上げる。
2016-11-21 16:45:20![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 海上保安庁は、15日以降は大島沖に1隻の巡視船を待機させていたんだよね。21日は巡視船「かとり」が元町沖に居たんだよ。
2016-11-21 16:47:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 そして、カルデラ内に新火口列が開いたのとタイミングを合わせるように、三原山の山頂火口も噴火を再開するんだよ、
2016-11-21 16:48:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 16:49 防災無線『防災大島』 「こちらは防災大島です。町役場からお知らせします。只今三原山は裏砂漠方面で新たな噴火を起こしています。皆さん十分に注意して下さい」
2016-11-21 16:50:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
1986年当時、地震研究所の火山部門にテレビ放送を録画できる設備はなかった。カルデラ床から噴火が始まったことを知った私は、録画設備のある所長室に移動した。翌朝まで、所長室を私たち若造が占拠する状態が続いた。夜遅くなって所長(宇津さん)がいらしたがすぐいなくなったと記憶。
2016-11-21 16:50:38![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【30年前いまごろ】夕暮れ、家に帰ってきて雨戸を閉めた。雨戸が数秒おきにバタンバタンと音をたてるのだが、風はない。なんだか不思議だった。まだテレビをつけるような時間でもないので、大島の状況を知らなかった。
2016-11-21 16:52:03![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
カルデラ床から噴火が始まったことを私は、NHK渋谷にいた中村一明さんからの電話を受けて知った。中村さんは私に向かって、NHKスタジオのモニターに映し出されている様子を言語で事細かく描写して伝えた。その電話を切ってすぐ所長室に移動したと記憶。
2016-11-21 16:52:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
噴火による空気の揺れで窓や雨戸が揺れたんだね… twitter.com/hugujo/status/…
2016-11-21 16:54:00![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 17時少し前 地質調査所の研究者3名が大島警察署に到着。外輪山道路の地割れについて報告し、外輪山の山腹から噴火が起きる可能性に言及する。 16:00〜17:00 有感地震は約80回。18分、30分など測候所で震度4の地震が6回。
2016-11-21 16:55:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
2階の所長室に私たち火山の若造が集結したが、廊下を挟んだ向かい側の会議室では囲碁クラブかなんかをやっていたことを強烈に覚えている。小山さんは18時ころ来た。
2016-11-21 16:55:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
思えば、30年前から私は、目の前で展開する火山噴火をいかに迅速に理解するかを模索している。そして、自分が理解するだけでなく、それをいかに迅速に他者に伝達するかを工夫している。その5年後に、火砕流で、死ななくてよかったはずの43人が死ぬのを見たからだ。
2016-11-21 16:59:23![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
#1986年伊豆大島実況 17:00 東京都から海自に対し「災害派遣要請の可能性がある」と連絡される。この時点で大島に到着している海自・海保の艦船は海保の巡視船「かとり」のみ。 17:02 噴煙の高さが急速に増加し、約1万6000mに達する。
2016-11-21 17:00:24![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「目の前で展開する火山噴火をいかに迅速に理解するか」に貢献すべく、いま仕事しているはずなんだが大島から目が離せない。過去の出来事を時系列で並べて見るのは大変面白いし、それだけでもいろいろな事がわかる(ような気がする)。
2016-11-21 17:02:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
YouTubeで公開してる伊豆大島1986年11月21日噴火ビデオ(60分*2)は、地震研究所長室でそうやって録画したテープを編集したものです。公共財産に属すると思う。
2016-11-21 17:02:37