【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第114話「雪千丈」の巻。 ※通し番号の12が重複してます。ごめんなさい。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」01】 第114話でございます。 冬が来て雪が舞い散る新野の地。そこに、玄徳のもとに、孔明が在宅だという知らせが入ります。すぐに出かけようとする玄徳ですが、待ったをかけたのが張飛です。外は雪が降り始めているのに、あんな所まで行くのかと。

2016-12-06 12:29:27
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」02】 玄徳は、いるとわかれば嵐の中でも行くつもりだ、と半ばストーカーじみた発言をします。張飛は、相手は名もない田舎学者、領民の手前もあるし呼び寄せるべきだと言います。なんなら俺がしょっぴいてきましょうか、とこちらは孔明を犯罪者扱いに…

2016-12-06 12:31:29
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」03】 これには玄徳、稀世の賢人を我が門に迎え入れようというのに、礼に欠けることができるかと張飛を一喝。しかし、孔明が稀世の賢人と言っているのは一部の人間の噂であって、実際に孔明の名を知るものは少なく、実績もない、と張飛は言います。

2016-12-06 12:33:39
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」04】 玄徳はヒートアップして、ぐずぐず言わずに支度をするだ、と急がせます。まったく孔明というと目の色が変わっちまうんだから、とぼやく張飛。このあたりの戦が絡んでいない時の張飛の顔は駄々っ子みたいで可愛いですな。

2016-12-06 12:35:55
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」05】 お前達だって雪の中出かけるのはいやだろう、と馬に語りかける張飛。前回触れるの忘れてましたが、久しぶりの的盧と赤兎馬でしたね。張飛が用意ができたことを告げると、玄徳も出てきて、関羽もともに駆け出します。雪はますます降り積もります。

2016-12-06 12:38:50
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」06】 寒そうな張飛。関羽に、こんなこと馬鹿げていると思わんか、と聞いても関羽は黙り込んでいます。今回関羽はセリフがほとんどなし。話したくないのか、自分の気持ちをストレートに言うのがはばかられるのか。

2016-12-06 12:40:38
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」07】 張飛はなんでえなんでえ、と言って、自分の気持ちをはっきり言えばいいじゃないか、と関羽を詰り、玄徳には無益な人間一人のためになんでこんなマネをするのか、帰りましょうと訴えます。玄徳は馬鹿なことを言うでないと却下。

2016-12-06 12:42:17
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」08】 でもね、と張飛が続けて、戦なら死ぬのも恐れはしないが、こんな苦労は意味がない、何のためにこんな苦労をするのか誰だってわかりませんよ、と言います。たしかに、目的や意味がわからないまま、苦労を重ねるというのはしんどいことです。

2016-12-06 12:44:16
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」09】 ならば言おう、と玄徳。自分の孔明に対する情熱と尊敬の気持ちを知ってもらうためだ、と理由を述べます。相手に誠意を見せたい、ということです。張飛は、そんなの玄徳のひとりよがりだ、と言います。

2016-12-06 12:46:06
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」10】 こんな雪の中、どやどやと客に来られたら先様だって迷惑しますよ、という意見は尤もです。そんな張飛に対し、お前は行くのがいやなのか、ならば一人で新野に帰れ、と突き放した言い方をします。親から怒られて一瞬固まってしまう子どものような張飛。

2016-12-06 12:48:21
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」11】 張飛は、すぐこれだから、行けばいいんでしょ、行けば、とすねつつ後に継いていきます。そんな一行の耳に、「牧野の一戦…」という歌が聞こえてきました。「あそこの居酒屋のようです」と今回関羽が発した唯一のセリフで歌が歌われている場所が特定。

2016-12-06 12:51:51
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」12】 世を憤り、嘆き悲しむ内容の歌に、孔明の廬(いおり)が近いことから、もしやあの居酒屋に孔明がいるのでは…、と玄徳は急ぎ馬を飛ばします。目指す居酒屋の前についても歌は続いていました。玄徳は馬を降り、居酒屋の扉を開けます。

2016-12-06 12:54:05
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」12】 いらっしゃーい、と玄徳を出迎える居酒屋の店主。中には二人ほど学者らしき男がおりました。テーブルの上にあるつまみの数はささやかですので、宴会ってほどではないようですね。 玄徳は、片方の男に、もしや伏竜先生では、と尋ねます。

2016-12-06 16:36:14
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」13】 いや、と言われ、では、そちらが、ともう一人に聞くと、いえ、違いますとの答えが。玄徳はまた早合点をしましたか、とがっくり。この二人は、頴川の石広元と、汝南の孟公威という孔明の友達です。前回も名前だけは出ていましたね。

2016-12-06 16:39:26
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」14】 これで水鏡先生が言ってた仲間が全員登場したわけです。二人は当時の有名な学者だったようです。玄徳は、孔明先生を訪ねるところだから一緒に行きませんか、と誘いますが、自分たちは山村に隠れて好き勝手を言ってる人間だから、と断ります。

2016-12-06 16:41:29
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」15】 玄徳は二人に別れを告げ、再び馬で孔明の住処を目指します。やっとついたところで、玄徳が門に行くと、前回迎えてくれた少年が出てきました。先生はいらっしゃるかという玄徳の言葉に、今日は書堂にいるようだ、と答え、案内をしてくれます。

2016-12-06 16:43:47
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」16】 ところが、あれ?と不思議そうな顔をする少年。そこに一人の男が出てきます。玄徳は挨拶をしますが、残念ながら、この男は孔明ではなく、弟の諸葛均です。孔明の子どもの頃の回想回で、孔明とともに戦乱を逃げ回っていた子です。

2016-12-06 16:46:20
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」17】 諸葛均は、孔明は友人の崔州平と出かけたと言います。崔州平、余計なことばっかりしよる…。 雪が降ってる最中、どこに行ったのかは不明で、諸葛均にもわからないとのこと。玄徳はどうしてこう縁が薄いのかと、再びがっかりします。

2016-12-06 16:51:02
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」18】 いないものは仕方がありません。張飛がさっさと帰ろうと言います。玄徳は明日また来ると言いますが、諸葛均曰く、兄はいつ帰るかわからない、帰ってきて気が向けば兄の方から伺うと言います。

2016-12-06 16:52:37
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」19】 玄徳は、いやいや、自分のほうで参りますと言って、一筆残していきたいと、紙と筆を借り、孔明への手紙をしたためます。思いの丈を手紙にぶつける玄徳、かなりの長文になってます。外で待たされている張飛は早く帰ろうと催促します。

2016-12-06 16:55:08
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」20】 雪が降ってるんだから、せめて屋根のあるところに入れてあげればいいのに、玄徳といい、屋敷の人といい、ちょっと気が利かないところがありますね。ともかく、玄徳は超飛を黙らせ、筆を進めます。世を憂い、この国を救うために力を貸してほしいと。

2016-12-06 16:57:03
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【横山光輝「三国志」講座114「雪千丈」21】 玄徳は、思いがこもった手紙を諸葛均に渡します。それでようやく張飛と関羽に帰ろうと言います。 こうして玄徳は二度目も孔明に会うことができずに吹雪の中を新野に引き返したのです。 玄徳が孔明と会えるのはいつの日か…。 今回はここまで。

2016-12-06 16:59:23