「コンテクスト」の意味は、うぃきぺたんによると一般的に「文脈」、文脈により「脈絡」「状況」「前後関係」「背景」などとも訳されるもよう。イメージしていたのは「背景状況」だったのであまり間違ってはいなかったようだ。この定義で進めます。
2016-12-22 20:56:04「ハイコンテクスト」は、受け手に事前情報がある前提で提示されるものと考える。その分発し手は「言葉少な」に情報を提示できる。不足する情報は受け手が「勝手に」補ってくれる。あるいは補うことを期待する。「超短編」なんかはそれを利用しないと厳しいね。500文字だもんね。
2016-12-22 21:00:15「ローコンテクスト」はその逆。受け手はまっさらなところから内容を受け取ろうとする。発し手は不足情報が無いように発さなくてはならない。現代みたく「共有の」概念とか文化とかが分断されている場合にはこちらの方が受け手に優しいと思う。ただ、その分量を尽くして発される必要がある。
2016-12-22 21:03:19私が好むのは「ハイコンテクスト」気味なほうで、ただし、自分がわかるかわからないかギリギリのところを狙ってきてくれないと刺さらないのでわがままな読み手だなあと自分で思う(いまさらですが、読書を想定しています)
2016-12-22 21:05:07ハイコンテクスト、読者の前提知識が利用されたものとしてミステリの叙述トリックなんかがはいるのかしら。知識があるからこそ誤った方向に誘導されるというか。なんかそんなの。(最近ミステリあんまり読んでない)
2016-12-22 21:07:19500文字小説なんかやってると文字数に納めるために「文章を圧縮」する必要があるんだけど、ここはハイコンテクストテキストが有利。ただの言い換えにとどまらず、より多くの情報を取り込むことができる。ただし、受け手がその知識を持っていない場合意味不明な言葉として取られる危険が。
2016-12-22 21:09:48ハイコンテクストテキストは圧縮するだけじゃなくて物事を奥ゆかしく()、婉曲的に伝えることができる。そこには発し手の状況や、場合によっては心情なんかも織り込まれることが多いと推測する。というか私がそーゆーふーに使ってるんだけど。
2016-12-22 21:13:04対して、ローコンテクストテキストは、物事を直接的に表現するので「すれ違い」などのミスが起こりにくい。意味が一本しかないというか。広がりはないけど道はまっすぐ的な。
2016-12-22 21:15:58というところまで考えて、ローコンテクストテキストはビジネスメールに使えばいろんなすれ違いが解消されるのではないかと考えたんだけど、そもそも(以下、会社のオババに対する愚痴が続く)
2016-12-22 21:21:37この前姫野カオルコのエッセイの「ごく微量の要素にも飢え過ぎてて反応してしまう」的なことを言ってるところに触れたけど、文章で読む人の気持ちなんて「仄めかし」程度で充分なんですよ、私にとって。直接だと「胃もたれ」しちゃう。
2016-12-22 21:27:20ただ、前述のとおり、異なる文化圏が交差する現代においてはハイコンテクストであることはリスキーなんだよな。伝わらない可能性があるというか「ん? だからなに?」という反応があるんだろうな、と。そういうところで受け手に「期待しない」ローコンテクストは強い。
2016-12-22 21:32:46自作でいうと、これなんかはハイコンテクストなんだよね、きっと。 ice03g.blog.fc2.com/blog-entry-214… 「鶴の恩返し」というお話を知ってないと面白がり方がわからないという点において。
2016-12-22 21:47:58