恋する整備士（スザ ルル）　完結

あるみ @alumisorane

ルルーシュは生きているのに、どうやって慰めればいいんだよ!?

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とりあえず慰めに行くことになったすざっくん、超いやいや。「ス、スザクさん！おに、お兄様が…！」「うん、落ち着いてナナリー」「スザク、ルルーシュは本当にこんな…ッ」「ユフィも。事情は話しただろ」「だってぇ～！」この後、事情を薄々察している兄姉上たちにまで詰られたらしい。

あるみ @alumisorane

恋する整備士-後日だーん。完全に新婚さんｗ

あるみ @alumisorane

ルルーシュくんは今セブンすざっくん邸から特派に通勤しているんだけど、毎朝すざっくんにおいしいもの食べさせて、セブンの格好させて、世間様に俺のすざっくんを送り出すのにめらめらっと使命を感じている。なのにすざっくんはボタンを閉じ閉じしているルルーシュくんをぎゅっとして邪魔するんだ。

あるみ @alumisorane

「こら、邪魔するな！」いやだって、真面目な顔してボタンを留めているルルーシュくんが目の前にいたら手を出すのが男の子ってものでしょ？「いい匂い…」ぺろっ。「ひゃっ」ぺろちゅちゅっちゅ。「んんんっ、あ！」はむはむ。「ゃ…あ、ふぅ…」「どうしよう止まらなくなっちゃった」「ばかぁ…！」

あるみ @alumisorane

高確率で遅刻するスザルルだった。ちなみに心配性なすざっくんはルルーシュくんを特派に送ってから、皇宮の自分の執務室に行く。

あるみ @alumisorane

セブンすざっくん邸の玄関付近には、きっとローションやらが完備されたベッドルームがあるに違いない。

あるみ @alumisorane

ルルーシュくんとしてはほっぺにちゅっ程度で出勤するつもりなんだけどね！

あるみ @alumisorane

そんなこんなな夜のスザルル、ピロートーク中。気だるいルルーシュくんがすざっくんの腕の中でころりと転がって、物欲しげに指先ですざっくんの唇をなぞっていくんだ。そんなかわいい指先をぺろっとしたりもぐもぐするすざっくん。「ルルーシュはさ」「ん…？」「皇族に戻りたい？」

あるみ @alumisorane

ルルーシュくん、よっぽど思いがけなかったのか一瞬目を瞠るんだけどすぐにくすりと笑って。すざっくんの足に足を絡めたら、すりすりっとお戯れしちゃう元皇子様。「いや…だって俺はお前のものなんだろう？」「そうだけど、そうじゃなくてさ」「うん？」応えてぐっと押し付けるすざっくん。「ン」

あるみ @alumisorane

これ以上は明日の仕事に差し支えるからダメだけど、ダメなんだけど…「ルルーシュ」「ぁ…だめ、っ」「陛下や閣下に君のことバレているような気がして」「あぅん」「いずれ君はまた皇族に戻ることになるんじゃないかって思うんだ」「ふっ、あ！」ルルーシュくん、聞いてないよ。

あるみ @alumisorane

すざっくんのもやもや聞いてあげて、ルルーシュくん！

あるみ @alumisorane

「じゃ、行ってくる」「そろそろ本当に行けよ」ルルーシュくんを特派に送って皇宮に出勤するすざっくん、実はこれが５回目のやりとり。「行きたくない…」かわいい恋人の肩に頭を乗せてひたすら駄々をこねるすざっくんに、ルルーシュくん重い重いため息。パパンに会いたくない気持ちがわかるだけにね。

あるみ @alumisorane

「ほらスザク、シャキッとしろ」優しく背中をさすられたりしたらもっと甘えたくなる。僕の恋人が離れがたすぎるのが悪い。「るるーしゅぅ」「ん、くすぐった…ぁん」「こっちも」「こ、こら調子に乗…ひゃっ」「ここも」「ばっ、人前で…！」特派の皆さん全力でスルー中だよ。

あるみ @alumisorane

なんとかすざっくんからやる気を引き出して送り出し、やっと一息つくルルーシュくん。ふとランスロットを見上げたかと思えば視線を落とし、わかっているさ、と呟く。皇帝も宰相も、ルルーシュくんが生きていることくらいとっくに察している。それでも何も言わないのは。 きっとモラトリアムだから──

あるみ @alumisorane

ルルーシュくんがひっそり帰国してすざっくんと同棲生活を始めて早数か月、そろそろ…と妹sとお茶をすることに。「お兄様！」場所はセブンすざっくん邸、扉が開かれると同時に胸に飛び込んできた最愛の妹を抱き締めるルルーシュくん。「ご無事で良かった…っ」「心配かけてごめん」ルルナナ涙の再会。

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続いて向き合うルルユフィ。ぺちっとかわいらしい音でユフィに頬を叩かれるルルーシュくん、めっ、と一つ年下の異母妹に睨まれる。「泣いたんだから」「ごめん」「ルルーシュはいつもそう。なんでも一人で決めて…スザクにも怒られたのではなくて？」「ああ…ひどい目にあったよ」訳：愛されまくった。

あるみ @alumisorane

眉尻を下げて笑うルルーシュくんを見て何を思ったのか、異母兄の顔を覗きこんだユフィが一転にこにこ笑う。「スザクとはうまくいっているのね」「お陰様で」「なぁに、それ」笑い合う兄姉にナナリーはむっとする、かな？「ユフィ姉様、抜け駆け禁止です」「え～、今日くらい…ダメ？」「ダメです」

あるみ @alumisorane

ユフィは上目遣いに「ダメ？」してくるから、かなりあざとい。

あるみ @alumisorane

任務でエリア11に久々に行くことになって、細かいことはさておいて街デートをするスザルル。「ルルーシュ、こっち」「以前より活気は出てきたようだが、ゲットーは相変わらずか…」様子を気にかけるルルーシュくんにすざっくん苦笑。その視点はただの整備士のものじゃなく、皇族としてのものだからね。

あるみ @alumisorane

「ルルーシュ！」クロヴィス兄さんは何をやっているんだってむぅしているルルーシュくん、彼氏のことほったらかし。今日はデートなのに。「ルルーシュ、僕よりクロヴィス殿下が気になるの？」「！」ジェラるすざっくん、にっこり。「会いに行く？」「今の俺は庶民だ」「うん」「…その、悪かった」

あるみ @alumisorane

ジェラるぎには素直に謝った方がいいってすでに学習済のルルーシュくん。心臓ドキドキ。

あるみ @alumisorane

ルルーシュくん、すぐによそのことアレコレ考えちゃうからって手を繋いで歩くことになって、人目を全く憚らないすざっくんに文句を言わないとなのに胸がくすぐったくて。「…どこに向かっているんだ？」「秘密」「おい」「着いてからの楽しみだよ」ご機嫌斜めのすざっくんはちょっぴり意地悪だ。

あるみ @alumisorane

そして連れてこられたのは賑やかな広場。ここから動かないで、と繋いだ手が離れていって屋台の一つに近づいていく。「ちゅうかまん…？」ほかほか蒸気が立ち昇る屋台からは香しい匂いが漂って、アメジストがぱちくり。食べたことのない庶民の食べ物に遭遇。多分きっとまちがいなくあったかおいしい。

あるみ @alumisorane

戻ってきたすざっくんの腕にはいくつものもちっと柔らかそうな楕円形のものが抱えられていて、どれ食べる？と訊かれても、まずそれがどういう食べ物でどんな種類があるのかを教えないと。「肉まんからいってみる？」「肉…何の肉だ？」「さあ」食べればわかるよ、ってにこにこすざっくん、まだ意地悪。