マスコミ内部で制作者は非対称な戦いを強いられている

マスコミの顧客は誰なのか?です。 報道の始まりは第一義的には読者です、でした。 元々は、新聞や雑誌を購入する人のみが顧客でした。 その後、新聞や雑誌やTVは媒体と呼ばれるようになりました。 媒体とはなんでしょか? 続きを読む
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建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

ステレオタイプなマスコミ批判について:「マスコミは本当に公正なのか!」とか「マスコミはいいかげんだ!」とか、マスコミに公平性と真実性を求める声を耳にします。一方、「マスコミだって喰うために仕事してるんだから、しょうがない」というニヒリズムもありますね。それはそのとおりなんですが

2017-01-17 09:18:01
建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

では、マスコミの顧客は誰なのか?です。 報道の始まりは第一義的には読者です、でした。 元々は、新聞や雑誌を購入する人のみが顧客でした。 その後、新聞や雑誌やTVは媒体と呼ばれるようになりました。 媒体とはなんでしょか? 何かが乗っかり次へ伝える中間宿主みたいなものを指します。

2017-01-17 09:19:03
建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

何が乗っかっているかというと、広告です。 マスコミの顧客は広告と読者に分化しました。 企業活動は顧客利益を優先するので、読者と広告主のバランスによってその中身は変わります。 読者から直接売り上げを上げることの出来る媒体は、まだ読者の意向が左右されますが、

2017-01-17 09:19:52
建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

読者から直接売り上げることのできないTVの場合は、直接の顧客は広告主です。 無料の媒体の場合、視聴者は間接的にしか意向を伝えることはできません。 では広告主はどうでしょうか、 ここにもまた広告代理店という媒介者が存在するため、 広告主も直接的に意向を伝えることは出来ません。

2017-01-17 09:20:28
建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

さらに、この広告代理店という仕組みが寡占状態であったとしたら、 どうなるでしょうか? 無料媒体における報道姿勢は、この広告代理店によって仕切られていくことになります。 マスコミで働く方々は皆、 このような、 限定ルールの中で、 非対称な戦いを強いられております。

2017-01-17 09:21:24
建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

一人の記者、一人のディレクターでは、 たとえその人が勇敢な戦士であっても、 テルモピュライの戦いにおけるスパルタのレオニダス一世のように、 300人で、ペルシア軍200万を相手にしなければならないのです。 だからこそ、読者からの反応が大事です。 そのは苦情ではなく応援です。

2017-01-17 09:24:38
建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

TVも新聞も内部に居ると、視聴率や売り上げでしか評価されないのです。 だからこそ、視聴者や読者からの直接の評価が非常に重要であり、 しかも人事にも効き目があります。 それが、我々が出来ることであり、 今すぐにでもやらなければならないことです。

2017-01-17 09:25:03
建築エコノミスト森山高至(漁協建築研究家) @mori_arch_econo

『300』紀元前480年、スパルタ王レオニダスが300名の軍勢を率い、200万のペルシア軍を迎え撃ったという「テルモピュライの戦い」を描いた映画。 pic.twitter.com/xbeIHrOz78

2017-01-17 09:28:32
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