茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第2003回【間違いは学習にとってのごちそうである】連続ツイート
2017.1/19 茂木健一郎氏【間違いは学習にとってのごちそうである】連続ツイート
…学習における大事な要素の一つは、「誤差信号」である。正解と自分の出力の間の差をフィードバックする。そして、次の行為においては、その差を小さくするように修正する。これを繰り返していけば、パフォーマンスが向上する…
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茂木健一郎
@kenichiromogi
学習における大事な要素の一つは、「誤差信号」である。正解と自分の出力の間の差をフィードバックする。そして、次の行為においては、その差を小さくするように修正する。これを繰り返していけば、パフォーマンスが向上する。
2017-01-19 07:31:09
茂木健一郎
@kenichiromogi
答案が返ってきたとき、100点満点だったら気持ちがいいだろうが、逆に言えば誤差信号がゼロということである。点数が悪いということは、それだけ多くの学習機会がそこにあるわけだから、むしろよろこばなければならない!
2017-01-19 07:32:04
茂木健一郎
@kenichiromogi
たとえば、10問中3問しか正解しないで、7問間違っていたとしたら、「しめた!」と思えばいい。7問分の誤差を修正する機会を与えられているからである。そこからは、一つひとつ、ごちそうをたべるように、正解と自分の出力の差を理解し、それを修正できるようにフィードバックしていけばいい。
2017-01-19 07:33:14
茂木健一郎
@kenichiromogi
世間では、往々にして「点数」そのものに重点が置かれているために、間違いが大切な学習機会だという認識がないようである。誤差は学習にとってのごちそうであるという見方を、もっと持ちたい。
2017-01-19 07:34:13
茂木健一郎
@kenichiromogi
学習において誤差信号は大切だから、それは日常的にフィードバックするようにしなければならない。テストの時だけが特別だと思うからいけないのである。ふだんから自分でテスト、採点し、フィードバックを繰り返す学習をしていれば、本番のテストなんて別に大したことがない。
2017-01-19 07:35:18
茂木健一郎
@kenichiromogi
もっとも、以上は正解があり、それを「教師」が教えてくれる「教師あり学習」のメカニズムであり、「教師なし学習」には別のノウハウがあるが、それはまたいずれ解説したい。
2017-01-19 07:36:56