不知火に落ち度はない特別編 -アウターヘブンIF-(前章)
「長門のこと、連れてくるの忘れた」 「あらー」 いけない、と龍田は口に手を当てて驚く仕草をしてくだすった。 そう。当事者と言うなら一番大事な当事者を、俺はすっぽぬかしてたのである。 #不知火に落ち度はない #おまけ
2017-01-22 12:44:32「やばいよな、これ」 「やばいかなー?」 「今すぐ電話した方がよくね?」 「番号、わかるのー?」 にこにこ、にこにこ #不知火に落ち度はない #おまけ
2017-01-22 12:45:29「携帯、日本に置いて来ちまってる。無理」 「彼女の番号覚えてなかったのねー」 「うわわ、た、頼む!!龍田ぁ!!! 長門の番号調べてくれぇ!!!」 「はいはーい。しかたありませんねー。そんなにすがりついてくるとぉー、さすがに恥ずかしいかなぁ?」 #不知火に落ち度はない #おまけ
2017-01-22 12:47:11「あのさ、龍田」 「なーにー提督-? 今にも飛び降りそうな顔してるけどー」 「番号、つながんなかった……」 「え?ホントに?」 「聞いてくれよ、これ」 #不知火に落ち度はない #おまけ
2017-01-22 12:50:10「提督──じゃなくってぇ、兵頭さん-。これはねー?」 「おう。なんかの間違いだって言ってくれねえか? 番号間違ってたとかさ」 #不知火に落ち度はない #おまけ
2017-01-22 12:52:32「携帯の番号換えたから、もうかけてくるなってことよー」 「やっぱりそうだったかちくしょー!!!!!!!」 その日、俺は泣いた。 大変情けない話だが、こうして俺はカノジョを失ったわけである。 #不知火に落ち度はない #おまけ
2017-01-22 12:54:06「よしよし、かわいそうにかわいそうにざまぁー」 「ざまぁ言うなちくしょー!!!!!!」 龍田は優しく、いつも通り傷口に塩を塗り込んでくれたのであった。 #不知火に落ち度はない #おまけ
2017-01-22 12:56:55おまけその他いろいろ
正史との違い
本来、駄提督は正史では政治的な方向で動いてたようです。
ただ、それは残念ながら間に合わなかったのでした。
さて、ここで一つのターニングポイント。 駄提督の元来の行動は、このとき海ぼうず頼り──すなわち、団長の所へ向かうことだったといいます。 #落ちぬい
2017-01-21 01:25:04正解。なぜなら、48時間の間に兵頭提督は海ぼうず関連を当たって、状況を変えようとし。 そして、結局間に合わなかったのが本来の時間軸の流れです。ので、細かい天龍の状況はつかめてなかったのです。 #落ちぬい
2017-01-21 16:27:31駄提督の落ち度
今回彼が犯した落ち度とは、こんなところです。
心神喪失してなかった龍田本気100%に合わせて、大量の火薬になったのでした。
ごらんください。 丹念に燃え広がる準備してた所に、火薬と火とを用意して10年以上トリガーを早めたのがこちらの兵頭です。 おかげでよーく燃えています。 #落ちぬい
2017-01-22 11:11:07海ぼうず各所の情報網から引き当てた秘匿情報。 後援会から持ってきたパイプに、同じく秘匿情報。 これらは単一だと、ささやかに自浄をを促す効果があったわけなのですが。 そこに復讐のためのネットワーク掌握と、各個爆破情報が乗っかると、すばらしい破壊力を出します。 #落ちぬい
2017-01-22 11:16:47なお、本編になると、アウターヘブンがなんで海外にあるのに、日本に組み込まれてる上大規模作戦を指揮できるのか、っていう話の要素だったりするのです。 龍田が練ってた復讐計画は根強く各所に残って、そこからじわじわ引き出していく楔となってたんだとか。 #落ちぬい
2017-01-22 11:19:32