古流剣術と剣道。それから技術等の変化について。

剣道と古流剣術、一般的には「スポーツ化した剣道と実戦的な剣術」「試合の剣道と形ばかりの剣術」とイメージされる事が多いですが、事実としては大多数の剣術流派が今でいう「剣道」と深く関係していました。 また、古流だから変化せずそのまま伝えられるわけではなく、流派に係わる人や流派に掛けられる労力が減れば変化しやすくなるのではないか、と言った話も。
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みんみんぜみ @inuchochin

単純に剣道化による弊害というとわかりにくいような気がします。 流派独自の稽古時間や兄弟弟子の減少、意識的無意識に関わらない流派の秘密化(流派の全容を知るものの減少)など、流派としての体制の消滅が原因ではないか、と。

2017-02-14 23:50:33
みんみんぜみ @inuchochin

肥後藩の和田家新陰流では、18世紀から明治二十年代まで百数十年以上、袋竹刀と簡易的な手袋、面での試合が続いていました。現代の竹刀に変更するにあたって、当時の当主は高弟多数(おそらく先代や先先代の弟子など)が強く反対探し、それを押しきり竹刀と防具を採用したと記録にあります。

2017-02-15 00:23:36
みんみんぜみ @inuchochin

現代剣道で「今日から新素材の刀に近い形状の試合刀と防具を使用する!」とある剣道の先生がはじめたら、たぶんみんな反対するでしょうし、やはり人数が多く権力がある人が多数いると、伝統が守られ変化しにくくなると思います。ちなみに熊本では二十世紀まで袋竹刀が剣道で一部使われていたようです

2017-02-15 00:24:09