木こりのジレンマって話があったけど、この例をみて東日本大震災で自衛隊がやった「推進補給」の話を思い出した。

185
Alley Cat (ΦωΦ*) @alleycat_556

木こりのジレンマって話があったけど、この例をみて東日本大震災で自衛隊がやった「推進補給」の話を思い出した。 自衛隊がやった「推進補給」は一人の木こりが「斧がボロボロだ」と代わりの斧を要求したら「全ての木こりが斧に困っているかもしれない」と他の木こりにも研いだ斧を配布するやり方 pic.twitter.com/tADdUDSADc

2017-02-15 21:27:51
拡大
Alley Cat (ΦωΦ*) @alleycat_556

「推進補給」は無制限にやってしまえば多大なロスが生じるが、災害派遣で何より時間と効率が優先される段階なら現場に何が足りているかと聞く前に多少の資材や装備の無駄が出てもあらゆる部隊に必要そうな資材や装備を押し付けても使わせる。無駄を省くよりまずは時間と効率を最優先にしたやり方

2017-02-15 21:32:41
Alley Cat (ΦωΦ*) @alleycat_556

もちろん段階を見極めて推進補給から無駄のない補給へと切り替える必要があるが、まずは何が求められているのかを考え、もし無駄を省くより時間と効率が優先される状況ならそれを改善するまで無駄を出すことを恐れないという決断が自衛隊にはあったという話

2017-02-15 21:37:47
Alley Cat (ΦωΦ*) @alleycat_556

この木こりのジレンマの場合、木こりが一定の木を切り出すことを求められているなら、必要なのは彼が斧を研げる余裕ができるように状況が改善するまで問答無用で木こりに研いだ斧を常に押し付ける人。その斧がもう研いだ方がいいって言うだけの人ではなく。

2017-02-15 21:50:02
Alley Cat (ΦωΦ*) @alleycat_556

自衛隊では常に任務に際して適時性、先行性、並行性、完全性の4つを考えるという。 陸上自衛隊 東北補給処は災害直後で活動する自衛官や被災者へ優先するのは現場が望む物を要求されるまでもなく満たすこと、「適時性」が最優先だと推進補給を決断したという

2017-02-16 09:47:43
Alley Cat (ΦωΦ*) @alleycat_556

災害活動にあたる自衛官は装備の破損や不足が出ても「被災者の方はもっと大変だから」「他の部隊はもっと苦労しているはずだから」と中々声をあげてくれない。部隊や補給処もそれを細かくはくみ取れないし、従来の補給では有るべき物がないという事が起きる。故に無駄がでようと推進補給をやったという

2017-02-16 12:19:18