2017.2.20 静嘉堂文庫美術館 講演会『静嘉堂名刀ものがたり ウラおもて』吉川永一氏(宮内庁侍従職御物御剣掛) 【午後の部】 聞いたお話の一部抜粋と感想まとめ。
五島美術館について
五島美術館、静嘉堂美術館と刀剣充してきた~♪ 五島美術館でも丁寧にご案内いただいて、駅までの地図まで頂いたり良いものを見せていただいたうえに親切にしていただいてありがたや……(*´ω`*)茶碗の鉄、めっちゃ綺麗な青でした…あと重文の青磁綺麗だったなあ(*´∇`*)
2017-02-19 19:25:17静嘉堂文庫美術館について
大阪城の焼け身の刀のかわがねが剥がれた厚さの違いや、剥がれて心鉄が出てもなおあれだけ厚さがあること、それでも柔らかいことなど、静嘉堂も本当によい学びの機会を頂き感謝です(^人^)
2017-02-19 19:28:00そうそう、他の展示も見てみたいとのことで、次回刀剣展示のご予定を聞かれた方がいらしたのですが、静嘉堂文庫美術館さまの刀剣展示のご予定は、現時点むこう二~三年予定は無いそうです。なんらかの機会あればとのことでしたが、せっかくですしこの機会に是非~(*´∀`)ノシシ
2017-02-19 20:07:30講演会『静嘉堂名刀ものがたり ウラおもて』吉川永一氏 午後の部のレポというより、聞いた話とその感想をリプで繋げまーす。 なので、私見含む。(๑•̀ㅂ•́)و✧
2017-02-19 20:39:56①長船長光 『ものうちで焼きが下がり小切っ先。 太刀だけど他より小ぶり。 肌がはっきりしているとうつりが見えにくいはずが、この刀ははっきり見える』 先生の仰るとおり、めちゃくちゃうつりがよく見えます。2歩ケースから離れての鑑賞オススメ #名刀ものがたりウラおもて
2017-02-19 20:47:38②源清麿(展示ナンバーは4) 『新々刀の清麿が重美としての認定第1号。 静嘉堂の清麿はおとなしいと言われるが清麿のすべての特徴が詰まっている』 #名刀ものがたりウラおもて
2017-02-19 20:52:49③国宝 手掻包永 (展示no.5) 『大和の刀。しのぎすじが高く、殆ど減っていない。二重刃』 この刀から壁沿いのケースです。 ライトが右から当たってます。 刀の左から!左から!見て!!下さい!! 導線的に右から見ていきますが左から!見て!! #名刀ものがたりウラおもて
2017-02-19 20:58:12補足→ 焼きが下がる、とは、写真左は刃の部分が広いのですが、これを焼きが高い、写真右は刃が狭く、焼きが低いというので、ものうちあたりで少し刃が低くなっている、という解釈でよいかと考えます。 出展: kajiyahiroshi.com/news/katana-de… #名刀ものがたりウラおもて pic.twitter.com/PIbD4lXTgQ
2017-02-19 21:09:12④重文 新藤五国光 (展示no.6) 『新藤五は短刀が有名。茎がこの太刀は直されてる。熱を加えて叩いて直した。国光の国構えの中の一部が逆Sの字に見えるのが銘の特徴。地鉄に地沸。刃区に肌が荒い箇所がある』 国光は右からかなりしゃがみ気味で見て欲しいです。 #名刀ものがたりウラおもて
2017-02-19 21:27:44⑤重文 奥州宝寿 (展示no.7) 『まちがちょっと送られてる。身幅広い。大板目、小板目、流れた板目、綾杉風が入り乱れてる。荒い備前風。当時の物流的に都から離れると一時代遅い流行になったものと思われる』 #名刀ものがたりウラおもて
2017-02-19 21:33:11⑥重文 伯耆安綱 (展示no.8) 『静嘉堂で一番古い。地鉄が離れ島のようにも見える。縦に伸びた板目や、しのぎを跨いでいる鍛えが所々にある。備前のうつりをオーバーにしたようなうつりがみられる』 #名刀ものがたりウラおもて
2017-02-19 21:40:59⑦重文 【嘉禎】友成 (展示no.10) 『【】の部分は消されている。伝通院にいたときはあった。押形が残ってる。古備前風。沸がすごく強い。鎌倉中期の刀』 国光から安綱まで3口は右側から見ると刃文が見えます。展示no.9行光、10の友成は左から見て下さい #名刀ものがたりウラおもて
2017-02-19 21:53:49一部割愛のため飛んで ⑨粟田口久国 (展示no.12) 『地鉄は羽二重地鉄と呼ばれる。光沢がありながらむらがないもの。つるっとしてる。ものうちから拳一個あたりに板目の流れたものがある。帽子は綺麗な小丸。刃さかいに小さな沸がびっしり。細身で優雅』 #名刀ものがたりウラおもて
2017-02-19 22:01:44