順調な低下ではない豊洲市場の地下水位と対策

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各務裕史 @kuninosaiseiwo

順調な低下ではない豊洲市場の地下水位 予測式 市場の21観測井戸の平均地下水位について、10月3日から2ヶ月間のデータに基づいて重回帰で求めたのは、 水位の変化=-0.105+0.0852×前日水位-0.01869×前日水位×前日水位+0.00717×雨量という式

2017-03-02 09:13:24
各務裕史 @kuninosaiseiwo

順調な低下ではない豊洲市場の地下水位 予測式の精度 12月4日から予測式を適用すると、2月28日時点で実測値はAP2.56mに対し推定値は2.55mできわめて正確。

2017-03-02 09:17:38
各務裕史 @kuninosaiseiwo

さらに将来 もし3月中に雨がないと4月1日には2.28mに下がるが、例年通り雨が降ると2.87mと、さらに、例年の降雨では7月1日には3.32m(2016年11月初め頃と同じ水準)と、2017年12月1日には3.18mと予測される。

2017-03-02 09:20:34
各務裕史 @kuninosaiseiwo

揚水井戸を大量に増やすしかない 現在の58基の揚水井戸を10倍ぐらいに増やさない限り計画水位に下がることは期待できず、都や平田座長の「地下水位は順調に下がっている」との見解は何の話かな?と不思議でならない。

2017-03-02 09:22:24
各務裕史 @kuninosaiseiwo

予測式の意味するところ 予測式は日々の水位の変化を示し、地下水位の逆2乗と雨量に比例している。雨は舗装でも15%が、緑地では85%が浸透(都)し水位を上げる。雨が無くとも地下水位が高いと大きく下がり、低くなると少ししか下がらぬ。海水面との差が大きいほど大きく低下する事を示唆

2017-03-02 09:35:46
各務裕史 @kuninosaiseiwo

大きな漏水 現在の汲み上げ量150t/日位では地下水位にして2.5ミリ/日低下だが、実際は10ミリ/日程下がっている。水位が3.3mの時では海面との差が大きいので40ミリ/日も低下する。汲み上げる水量が2.5ミリ相当で実際の低下はその4~10倍もある。この差が漏水と推定される。

2017-03-02 09:49:26
各務裕史 @kuninosaiseiwo

漏水量の推定 豊洲市場は各街区が遮水壁で囲まれ底は難透水層の有楽町層で囲まれているので漏水はないとされている。が、前述の様に7~35ミリ/日程も漏水している疑いが強い。これは膨大な量である。年間では約7万t汲み上げ、80万t漏水している計算になる。

2017-03-02 10:09:13
各務裕史 @kuninosaiseiwo

どこから漏水 漏水は遮水壁の側面と敷地底面からしかないが、側面より圧倒的に広い底面の有楽町層からの漏水が主体と考えられる。因みに、有楽町層の透水係数は10×-6~-7乗のオーダー(都)とされているが、10ミリ/日低下で概算すると10の-4乗のオーダーという滞水層並の透水係数となる

2017-03-02 10:30:39
各務裕史 @kuninosaiseiwo

砕石層機能せず 豊洲市場の砕石層は50cmの厚さであり(都)通常なら地下水位は速やかに平準化する。が、適用された砕石は廃コンクリを粉砕した再生砕石で砂程度の粒子を多く含む様に見えるため透水性が低くて水がスムーズに流れず地下水位は平準化せず。しかも、砂状では毛管遮断も期待できない

2017-03-02 10:42:52
各務裕史 @kuninosaiseiwo

豊洲市場地下汚染対策1 汚染水の漏水を防ぐため地下水位は何としても下げなければならない。理想は海水面に近いAP1.3位まで下げておけば漏水はほとんど無くなる。 砕石層が機能すれば砕石層から吸水することにより早期に大量の地下水を排水できるが、砕石層の透水性が低いためこれも期待できず

2017-03-02 10:55:45
各務裕史 @kuninosaiseiwo

豊洲市場地下汚染対策2 てっとり早い方法として砕石層の活用を検討したが不良砕石のため活用は困難である。現在漏水は汲み上げ量の4倍くらいであるが今後降雨が増えると地下水位が上昇し漏水が10倍ぐらいに増える。そこで揚水井戸を10倍ぐらいに増やす必要があろう。

2017-03-02 11:04:21
各務裕史 @kuninosaiseiwo

豊洲市場の雨水浸透防止対策 建築の専門家ではないので工法は検討されなくてはならないが、建屋以外の舗装と緑地に対し防水舗装工事を行うことである。緑はその上に設ければよかろう。

2017-03-02 11:20:09