FF14 うちの子妄想まとめ アドナンさんがもしカメラで10枚写真を撮るなら
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どうしたんだろ。 「その…着替えを忘れた…アーマリーチェストも置いてきてしまって…」 「…」 ーーーー 「面目ない…」 「ズボンとパンツは大丈夫でよかった。上は流石にボタン留められないというか、ズボンもだけど丈が足りないね…」 「う、うむ…」
2017-03-04 21:18:08今のバッシュはワイシャツを開けたまま羽織、ズボンはドラゴンレザーデニムを履いている。 「あ、明日には乾くだろう…」 「乾くさ、ファイアシャードを燃えない位置で置いてあるから」 「ここまで失態を繰り返すと来ない方が良かった気がしてくるな…」 「そんなバッシュは普段見ないから面白い」
2017-03-04 21:21:25カシャっ 「…あと7枚」 「や、やめてくれフレデリック!!!!」 ーーーー 「ふぅ…明日は朝にお墓参りしてから実家に向かうよ。実家はここから5時間位かな」 「思いの外距離があるんだな」 「まぁね、チョコボギャレッジが出てる筈だからそこまでの小村までチョコボで行こう」
2017-03-04 21:24:17「分かった。そしたら俺は上に行っていよう」 「ん?早いね」 「いや…その、考える事とか。思う事とかあったりするのでは…と思ってな」 あ、今朝の事か。 特に考える事は思い当たらないけど… たまには考えてみようか。 「じゃあ…それが終わったら僕も上がるよ。ありがとう」 「…うむ」
2017-03-04 23:50:33そう言ってバッシュは上の寝室に向かった。 …と言っても、特に思い付く事も無い。 正確には考える議題があったけど、自己決着してしまってる。 という方が正しいか。 考えるより、思い出す事の方が多い。 シルヴィアと考えて建てた家。 色々な事があった。 良いこともとても悪い事も。
2017-03-05 09:42:59正しくは悲しくて、辛い事。 その後はまぁ… みんなとここに来て泊まったり。 ガッツと再会したり。 墓荒らしの一件があったり。 …思い返してみると、早死するんじゃないかなって思うほど大きな出来事が続いてる気がする。 いかんいかん、暗い話題になってる。 …外の空気でも吸おうか。
2017-03-05 10:40:58玄関を出て深呼吸する。 グリダニアと似たような新鮮な空気。 「…ふぅ」 悲しい事もあったけど、今はどうだ? バッシュが居て、ルチルちゃんがいて、カゲツ君も…みんながいて。 毎日賑やかで…悲しい出来事の分、幸せな気持ちにさせてもらえてるような気がする。 だからこそ僕は頑張れるんだ。
2017-03-05 10:44:12…よし、これからの事を考えよう。 何をする? 何がしたい? 木工の腕を活かすもよし、軽食屋とかもいいな……挙げたしたらキリがなさそう。 「ダメだな、一人では決められそうにない…」 このままみんなの所に持って帰ってしまおう。 「よし、考え事終わりっと…」 中に戻ろう。
2017-03-05 11:29:44寝室に入るとバッシュは既にベッドに入っていた。 寝てるのかな? って、そんな訳ないか… 「もう、済んだのか?」 「うん。ここで考える事は終わったよ」 「そ、そうか…その、心配でな。俺が一緒にここに来てからあまりいい出来事が起こっていないような気がして、考え込んでいないかとか…な」
2017-03-05 12:13:18「ちなみに考えていたのはこれからの事。何しようかとか思いついてもここでは決められないから、向こうに帰ってからのんびり決めようと思ってね」 バッシュは意外そうな顔をしてこっちを見てる。 「てっきり俺は…」 「僕はね、過去は背負っていくよ。でも、引き摺りはしない」
2017-03-05 12:15:28「過去の人を想いもする。シルヴィアとか、両親の事もね…でもね、どれだけ考えても、変わらないんだ。起こってしまった事は、ね…それに」 「それに?」 「遺志がある、前に進んでって。だからこそ僕は未来に進む。彼女が心配無いくらいに今までもこれからも皆も、皆とで幸せになっていくよ」
2017-03-05 15:36:31「そうか…心配の必要はなかったか」 安堵した顔で呟く。 「心配してくれてありがとう。大丈夫だよ」 「さて、寝ようか。朝はちょっと早いよ」 「うむ」 「………」 「………」 「そう言えばバッシュ、ベッド別だし寝れないよね」 「そ…そんなことないぞ。眠れる。安心して寝てくれ」
2017-03-05 16:54:47「眠れても仮眠レベルだろ?まぁ…1日に仮眠レベルの睡眠を数回取って毎日過ごした人も居るらしいけど…」 「…へっくしょい!!」 「…温めてあげるから、こっちにおいでよ」 「寒くない、大丈夫だ。おやすみフレデリック」 そう言って反対に寝返りをうってしまった。 意地っ張りだなぁ。
2017-03-05 16:58:00ーーーー 二人で朝食を済ませて、シルヴィアのお墓参りに来た。 「まぁ…遺骨も無くなってしまったのだけれど…一応ね」 「…」 用意しておいた花束を手向ける。 「そう言えばゾイネちゃん元気かな」 「ゾイネ…?」 「ほら、墓荒らしをしちゃったあの子。ガッツの両親に引き取られてた筈だよ」
2017-03-05 17:01:15しまった、ガッツの酒場一号店の場所を聞いてなかった。 しかし、なんのためのリンクパールか。 【おう、どうした?】 「やぁガッツ。実は今前の家に来ててね、ついでにガッツの一号店に行こうかと思ったんだけど、場所が分からなくてね…どのあたり?」 【お前の実家から東へ徒歩一時間だ】
2017-03-05 17:04:06「そんな所に建ってるのかい?」 【そんな所で悪かったな。わかりやすくて良いだろ?】 「うん、バッチリ。迷子になったら町の人に聞いてみるさ」 【おう、じゃあ注文来てるから一度切るぞ。気をつけろよ〜】 「ありがとう。仕事、頑張って」 【ったりめーだよ。またな】 「よし、実家に行くよ」
2017-03-05 17:06:38「もういいのか?」 「うん。遠くないうちに、また来るからね…あ、そうだ。工房と大木の所に行きたいな」 「鹿を助けたあれか?」 「うん、あそこと工房を写真にしておきたくて」 「了解だ」
2017-03-05 17:08:54工房と助けた大木の場所は通り道だ。 森を十数分進むと大木が見えた。 「あと6枚」 ーーーー そのまま更に十数分進んで工房に着いた。 「ボロボロになってきたなぁ」 「使ってなかったのだから、仕方あるまい」 「まぁね。…あと5枚」 「ここも大事な場所なのか?」
2017-03-05 17:12:41「もちろん、仕事場もとい作業場だったし。この小屋は僕が建てたんだよ?」 「ほう…凄いんだな」 「当時の本職には適わないけど…今はあの時より技術は上がってるからどうかな…それに…」 「それに?」 「シルヴィアにプロポーズしたのここなんだよね」 「ほう……何と?」 「ぶっ!?」
2017-03-05 17:15:25「気になるだろう」 「え?!いやぁ…」 まさか、切り返されるとは思わなかった… 「そりゃあ…内緒だよ。流石にね!バッシュも誰かにプロポーズした時は教えよう!!」 「つまらぬ…まぁ、今のフレデリックの照れた顔と慌てた顔で我慢しておこう」 ニヤリとバッシュが笑う。 仕返しをされたな…
2017-03-05 17:17:34「まさかバッシュにしてやられるとは…」 「カメラを持ってくれば良かった」 「目には目をってやつだな?」 「うむ、カゲツが前に言ってた。「目には目を!拳には拳ですー!!」とな」 「バッシュのそのモノマネは質が上がってきてるね」 「……もうやらん」
2017-03-05 17:21:45「ははっ…それじゃあ、行こうか」 そう言ってチョコボに跨ってギャレッジの出てる小村に向かう。 一時間と十数分進むと小村に到着して、ほどなくギャレッジが出発した。 「色々とタイミングがよかったな」 「うんラッキーだ。これなら夕方前に着けるかなー…」
2017-03-05 17:32:11ーーーー ギャレッジに揺られる事数時間。生まれ故郷の町に到着してギャレッジを降りる。 「懐かしいなぁ」 ほとんど昔と変わってない。 「ここから家は近いんだけど、鍵はガッツの両親に預かってもらってるから酒場に行くよ」 「そうなのか?分かった」 「僕の家使っていいよとも言ってあるし」
2017-03-05 17:38:09「まぁ、近所だから使う必要もないけどねー…とりあえず行こうか」 チョコボに乗ればあっという間だろう。 ひたすら東にチョコボを走らせると酒場らしき建物が見えてきた。 「お、ここかな?よっ…と」 扉を開く。 「いらっしゃい!」 とガッツの母親が挨拶をしてくる。
2017-03-05 17:42:11「って…あら?あなたもしかしてフレデリックちゃん?!」 「どうもおばさん、お久しぶりです」 「あらやだ!ちょっとアンタ!!アンター!!!フレデリックちゃんがきたわよ!!さっさと来なさいよとろいわね…!!」 おばさんが奥に行ってしまった… 「フレデリックさん…?」
2017-03-05 17:44:11