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2011/3/8 笹川平和財団シンポジウムのまとめ。
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土井佳彦 @doiyoshihiko

安里:本事業のテーマである「人口変動の新潮流」(少子高齢化・国境を超えた人の移動)は、まさに“人の多様性”を社会の発展にどう生かしていくか、ということ。ここでは、そのうちの一つとしての「外国人」について考える。 #spf_0308

2011-03-08 10:46:24
土井佳彦 @doiyoshihiko

安里:今日のお話(検討課題)のポイント。1つめは「雇用許可制度」と「雇用税」の導入。2つめは、「ケアの担い手」の確保。3つめは、「人の国際移動」に関する国際協調体制の構築。 #spf_0308

2011-03-08 10:48:10
土井佳彦 @doiyoshihiko

安里:1.需要に合わせた供給について、雇用許可制度(短期滞在ローテーション/スキル/市民権対応)や、高度人材誘致+家事労働者・非熟練労働者の導入による地元労働者の有効活用を検討する必要がある。非熟練の導入から、人材不足と国内労働者の活躍基盤をつくる。 #spf_0308

2011-03-08 10:51:35
土井佳彦 @doiyoshihiko

安里:シンガポールでは、非熟練労働者を受入れることで、彼らが社会階層に入り込み、国内労働者の階層を押し上げることにつながっている。(良し悪しではなく、アジアでの政策事例の一つとして紹介) #spf_0308

2011-03-08 10:53:26
土井佳彦 @doiyoshihiko

安里:シンガポールでは、外国人家事労働者だけで年間約400億円の「雇用税」が一般財源としてとられている。香港では161億円。職業訓練等社会統合施策に使われている。 #spf_0308

2011-03-08 10:55:24
土井佳彦 @doiyoshihiko

安里:台湾では、「雇用税」を基金とし、労働市場ミスマッチ解消のための職業訓練(障がい者・少数民族・失業者含む)や起業資金の貸付(結婚移民を含む)、外国人労働者の雇用管理・福利厚生、失業対策、就業支援等に使われている。 #spf_0308

2011-03-08 10:57:34
土井佳彦 @doiyoshihiko

安里:国際協調体制の構築について、資格の相互認証や就業証明発行の促進、人材育成、地域内コーディネーションとコーディネーター等の必要性が考えられる。それにより、受入国と送り出し国が互恵的な関係を築けるようになることが望まれる。 #spf_0308

2011-03-08 11:00:19
土井佳彦 @doiyoshihiko

安里:非熟練労働者の導入は、産業の空洞化の防止だけではなく、内国人労働者の生産性を高める可能性もある。しかし、受入体制整備がなければ、いずれもプラスには働かず、さまざまな問題も生じるだろう。以上。 #spf_0308

2011-03-08 11:02:44
土井佳彦 @doiyoshihiko

最後の報告は、ダイバーシティ研究所の田村太郎代表より「多文化共生社会をはぐくむための『社会統合政策』の実現に向けて」です。 #spf_0308

2011-03-08 11:03:53
土井佳彦 @doiyoshihiko

田村:本研究では、住民構成の多様な日本の状況にあわせた「地域モデル」構築の必要性を示したい。ここでは、外国人集住or散在と都市or地方の4つから、「中心市街地」「都市近郊」「外国人多住」「地方」の4つに分類した。 #spf_0308

2011-03-08 11:06:02
土井佳彦 @doiyoshihiko

田村:日本では、80年代前半までは「在日コリアン」が多数を占めていた。80年代後半からはアジアからの配偶者や労働者が増加した。90年の入管法改正により「日系人」の来日・就労や「研修」「興行」等の目的による来日を認め、事実上の外国人労働者の受入れが進展した。 #spf_0308

2011-03-08 11:08:34
土井佳彦 @doiyoshihiko

田村:つまり、日本は「これから外国人を受入れる社会」ではなく、すでに「多文化社会」である。そして、一般に「外国人問題」と言われるものは、外国人が来日したことによって起こったのではなく、受入れを認め進めたにも関わらず政策をもたないまま今に至っていることが原因。 #spf_0308

2011-03-08 11:10:42
土井佳彦 @doiyoshihiko

田村:メディアでマイナスイメージをもたせるような報道がなされることにより、「外国人による問題」ばかりが目立ってしまう。しかし、警察庁の発表からも、2005年以降、外国人数は増えている一方で犯罪検挙数は減少の一途を辿っていることがわかる。#spf_0308

2011-03-08 11:13:22
土井佳彦 @doiyoshihiko

田村:日本に外国人受入れの政策がないため、今後どうなるか見通しがもてない。各自治体担当者・首長の“趣味”によって、施策の実施・展開が左右されているのが現状。 #spf_0308

2011-03-08 11:14:48
土井佳彦 @doiyoshihiko

田村:今後の社会統合政策において必要なのは、1.社会統合政策の法制化、2.地域モデルごとの柔軟な展開、3.専門的な能力をもつ人材の育成。先ほど「あと5年」という意見があったが、今すぐ着手しないと間に合わない。 #spf_0308

2011-03-08 11:17:28
土井佳彦 @doiyoshihiko

田村:欧州の経験に学びつつ、「日本型社会統合モデル」形成を急ぎたい!以上。 #spf_0308

2011-03-08 11:17:46
土井佳彦 @doiyoshihiko

続いて、筑波大学の明石純一助教より、問題定義と3つの報告の論点を整理していただきます。 #spf_0308

2011-03-08 11:19:01
KITAGAWA Tomoko @tomo_jihyang

@doiyoshihiko さん、いつもありがとうございます。かくいう私は、先日の大阪の「担い手会議」も結局顔を出せず、まったくtsudaったりの役には立たないユーザーです、相変わらず(T_T) #spf_0308

2011-03-08 11:21:15
土井佳彦 @doiyoshihiko

明石:石先生からは、少子高齢化社会における国家の維持・発展において、5年以内にこの問題解決を図らなければならないとのご提案だった。その中で、計画的な受入れは経済効果をもたらすというシミュレーション結果が後藤先生から示された。 #spf_0308

2011-03-08 11:21:32
土井佳彦 @doiyoshihiko

明石:安里先生からは、日本だけでなくアジア全体での受入れ・送り出しのあり方を考える必要があるとの指摘があった。そして田村氏からは、「地域性」を考慮した日本型社会統合モデル構築の必要性と意義が提言された。 #spf_0308

2011-03-08 11:24:40
土井佳彦 @doiyoshihiko

明石:現在行われているのは、外国人を多く受け入れた地域への国による「救済支援」。移民受入れ議論においては、受入れるとプラスかマイナスかが論点になっている。しかし本事業で示されたのは、「どうやってプラスになるように受入れるか」。この議論をしっかりしていきたい。 #spf_0308

2011-03-08 11:29:31
土井佳彦 @doiyoshihiko

次は3名のコメンテーターよりコメント。お一人目は、前・文科副大臣の中川正春議員。 #spf_0308

2011-03-08 11:31:40
土井佳彦 @doiyoshihiko

中川:私の地元にも外国人集住団地があり、野党時代からこの問題に関心をもってきた。報告にあったとおり、受入れに必要な政策をもたないまま今に至ってしまったことが大きな問題だと思っている。 #spf_0308

2011-03-08 11:34:36
土井佳彦 @doiyoshihiko

中川:党内でも移民法の制定に向けて取り組んできたが、他の問題対応に追われたり、「外国人地方参政権問題」にみられるような各人の意識のちがい等により、なかなかコンセンサスが得られない。 #spf_0308

2011-03-08 11:36:12
KITAGAWA Tomoko @tomo_jihyang

だいたい、人間に対して「プラスかマイナスか」と議論してる段階で変やし。ホスト国のマジョリティ以外は、ロボットかっつーの! RT @doiyoshihiko 明石:現在行われているのは・・・移民受入れ議論においては、受入れるとプラスかマイナスかが論点・・・#spf_0308

2011-03-08 11:36:41