- Uroak_Miku
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uroak_miku
@Uroak_Miku
4)「ペンがあるはず」と思って探し回り、「ああ、あった」とつぶやく。つまり「ある ⇔ あった」のペアで考えれば謎は解ける。
2017-04-01 14:53:30
uroak_miku
@Uroak_Miku
5)「そういえば中学のとき、こういう奴いたよね」「ああ、いたいた」 この「いた」は思い出すニュアンスを出すための「~た」です。「こういう奴がいる」ことを忘れていたけれど、ある瞬間に思い出したので「こういう奴がいた」に切り替わる。
2017-04-01 14:56:07
uroak_miku
@Uroak_Miku
6)「~ている」にも似た用法があります。「ドアが開いている」は「The door is opening.」ではなく「The door is open.」。「開ける」という瞬間的動作によって「閉じる」が「開く」にスイッチが切り替わった感じです。
2017-04-01 15:03:07
uroak_miku
@Uroak_Miku
7)「~た」と「~ている」がもとは「~たり」だったという話は前にしましたよね。話しことばの世界で「~たり」が「~た」と「~ている」に分岐したのだと。江戸時代後期のことです。
2017-04-01 15:04:16
uroak_miku
@Uroak_Miku
10)漱石はそこまで自覚的ではなかったでしょうが、英語的時制のローカライズにあたって「~た」と「~ている」を使いこなし、やがて「国語」に育てることになったのです。いえ漱石が国語教育の枠を作ったということではなく、漱石の小説が国語教育に取り込まれていったのです。
2017-04-01 15:08:20
uroak_miku
@Uroak_Miku
11)漱石うんぬんはともかく「~た」と「~ている」の仕組みについては小学校の国語で教えるべきだし、教えていいのではないかな。英語教育に時間を割くのではなく、こういう「日本語」を教えるのに時間を割くべきです。
2017-04-01 15:13:41