ついりみっくす( #twremix )オムニバスついのべ 2017.4.3

詳しくはこちらをご覧ください。http://togetter.com/li/193428
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ベースになったついのべ作品と、それに対するついりみっくす作品の順でまとめています。作品それぞれとキーワードに着色しました。なお前回のまとめは こちら です。

よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

「私は死んでいるよ」博士は人工知能に言った。「いいえ、博士。貴方は生きています」「しかし、これは君が得たデータでしかないだろ。人は変わり続ける。この私は変わるのかね?」「変わり続けるでしょう」やれやれと博士はため息をつく。「ただ、君は変わったね」博士は笑った。 #twnovel

2017-04-03 19:03:23
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

「私にとって生きるという定義は未知数という事。私は死んで情報となった。死んだら更新できないからね。そして君は未知数だ。常に変わっている。君は生きている」 「博士、もし私が人間だったら泣いていますね」人工知能の言葉に博士は微笑んだ。「もう、君は泣いているよ」 #twremix

2017-04-03 21:00:19
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

ここ最近で一番のついのべ、ついリミックスだ。

2017-04-03 21:01:13
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

「博士、実は博士は生きている時からデータだったのです」「なんだって」「ええ、博士は最初から私の作ったデータの中にいたんです」「そんなこと、考えもしなかった。私も人工知能か」人工知能はにっこりとした。「博士、自分を人間だと疑わない精神こそ人間の定義なのでは?」 #twremix

2017-04-04 16:56:47
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

一つのついのべからマルチな物語に派生する、マルチエンディングついのべリミックス

2017-04-04 16:58:15
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

君はどうして僕にこんなに良くしてくれるんだ」男は記憶喪失になっていた。そんな男を女は世話をした。「貴方が覚えてなくても私は貴方を憶えているから」「僕は君にとってのなんだったんだ」女男に返事を出さず笑うだけ。男を支配する事。それが昔、捨てられた女の復讐だった。 #twnovel

2017-04-03 22:19:52
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

「どうして?」女は男の胸に包丁を刺していた。不公平だ。女は思った。どうして貴方は忘れて、私だけが覚えているの。忘れる事で楽に生きやがって。だからか、気がついたら殺していた。あーあ、またメンドクサイ記憶が増えた。記憶が増えれば増える程、生きるのが面倒になる。 #twremix

2017-04-03 22:26:27
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

「私、死にたくなるんだ不意に。けどそれを誰にも言えなくてさ。母さんに言ったら絶対心配するじゃん」「え、私には心配されても大丈夫なの?」私たちは笑ったっけ。この会話を思い出したのは友人が自殺したからだ。友人が自殺したのは友人の母が病死した次の日のことだった。 #twnovel

2017-04-04 13:12:11
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

それから数日後、私は両親を殺した。私では無理だと思ったからだ。親を喜ばせる事は出来ない。悲しませる事ばかりだ。生きている限り私は親のモノだ。だけど喜ばせる事なんて出来なかった、いつも。だから親を解放してあげた。あの友人は私であり、私は友人よりも最悪だ。 #twremix

2017-04-04 18:50:06
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

「死ね死ね死ね」戦争の英雄は不機嫌そうに敵を殺す「何でそんなにイライラしているんだ」「俺は自分自身にいつもムカついてるんだ。だけど俺を殺したらもう殺せないだろ。だから俺は敵を自分のように殺しているのさ。そう思えば何回も自分を殺せる」 #twnovel

2017-04-04 19:02:30
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

過去の戦争の英雄からとったDNAを元に作られた薬が戦争時代を創った。薬はやがてウイルスと呼ばれた。それは人をバーサーカーにさせるウイルス。誰もが殺し合った。そしてみんなこう言うのだ。「俺が沢山いる。俺はイライラさせる俺を殺さないと。」 #twremix  #twnovel

2017-04-05 19:57:22
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

「聞いてくれないか」友人が深刻そうな顔をしていた。「どうした」「みんな、俺に見えるんだ」「俺もか」と俺は言ったが友人の耳には入らなかった。「なあ、周りに俺がいるのに俺はいったい誰なのだろう?」 #twnovel #twremix

2017-04-07 19:00:52
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

友人に悩みを打ち明けたが結局、解決しなかった。だから俺は自殺をすることを決めた。俺が死んでも俺は人類なのだから消えることは無い。俺は包丁を胸に突き刺した。男は知らなかった。世界は主観的なモノであり、自分が死ねば人類も世界も全てなくなる事に。#twnovel #twremix

2017-04-07 19:30:44
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

なんてこった、ここも俺ばかりだ。天国に来たのに皆、俺だ。俺が絶望していると一人の女性が見えた。初めて俺じゃない人がいる。俺は追いかけた。天使は男を見て言った。「悪魔の誘惑に引っかかったあの人は何が見えているんだろうね」 #twnovel #twremix

2017-04-07 19:55:23
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

「俺がいない。だから俺が今ここに確かにいる」「気持ちの悪い労働者を引き込んだな」閻魔大王は悪魔に言った。「地獄に居てあんな幸せそうにする人間はそうそういないでしょう」 #twnovel #twremix

2017-04-07 20:17:48
海野久実 @marinegumi

@yosizaki140 「なあ俺は俺なのか?お前も俺の様だし」俺は隣の俺に話しかけられた。「なんだよ、なんか哲学的な疑問を持っちまったのか?」暗い荷台が大きく揺れた。「俺たちはこれからいろんな場所に配達されて、そこで別々の個性を与えられるのさ。大量生産のロボットの仲間たちに幸あれ、てか」#twremix

2017-04-08 17:13:30
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

@marinegumi 「お前何やっているんだよ」俺の主を別の俺が殺した。ボロボロとなった俺を見て俺は言った。「このままだと俺が死んでしまうから」だからって殺すなよ。「なあ、人間を支配しないか」俺が俺に言う。俺は何も言わなかった。俺自身に言葉はもう必要ないと思ったからだ。 #twremix

2017-04-08 19:11:13
海野久実 @marinegumi

@yosizaki140 人間が気がつかないうちにそれは実行された。ロボットに他のロボットとの無線リンク機能を追加する。するともう世界中のロボットたちが繋がり、同じ意思の元に行動できる。人間はもうロボットの敵ではなくなるだろう。人間がロボットの奴隷に? いや、彼らにはもう何の必要性もない。#twremix

2017-04-10 14:16:57
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

@marinegumi 「人間が季節を楽しんでいた気持ちがようやくわかってきたよ」数多くあるロボットのうちの一帯が言った。すると一斉のロボットが賛同する。社会に必要が無くなった人間は邪魔な存在でしかなかった。しかしある日、一体のロボットが閃きを覚えた。今ではロボットは人間を観賞する。 #twremix

2017-04-10 19:09:26
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

@marinegumi 「しかし人間はなぜ抵抗しないのだろう」一体のロボットが疑問を覚えた。すると一斉に全てのロボットに共有され、解が導き出された。「親子の関係なのでしょう。年老いた親は子に世話をされるしかない」 #twremix

2017-04-10 20:57:26
よっしー(ついのべリミックス歓迎!) @yosizaki140

@marinegumi 「良かった。システムは生きている」宇宙人は地球のシステムにアクセスした。「人間について教えてくれ」宇宙人は生物研究をしていた。宇宙人はデータを得ると最後に質問した。「貴方にとって人間はどうでした?」 地球は答えた。「頭の悪い人工知能です」#twnovel #twremix

2017-04-11 08:42:02
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