あんとに庵先生によるDAVID BOWIE講座

一人で読むのはもったいないのでまとめました。映画も公開されてるようだしみんなでボウイ様聞きましょう。 https://www.culture-ville.jp/david-bowie-is http://ziggystardust.onlyhearts.co.jp/
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あんとに庵 @antonianjp

ボウイ様レベル7 ここでジギースターダスト以前の重要な名曲の数々Space Oddity等を聞く為に「スペース」オディティ」や「ハンキードリー」といったアルバムを聞くのもいいのだが、60年代の古くさい音楽が退屈と思う向きもあるので、ベスト盤を聞くのがいいかも。

2017-04-05 00:08:50
あんとに庵 @antonianjp

Space Oddityはボウイのその後の音楽にもたびたび登場する「トム少佐」という重要なキャラクターが描かれている。 これ以外に、The Man Who Sold The World、Changes、Life On Mars?などが彼の代表作。 概ねのベスト盤に収録されている。

2017-04-05 00:12:56
あんとに庵 @antonianjp

ボウイ様レベル8 そろそろ、90年代以降に手を出してみよう。 『アウトサイド』 ジギーやダイアモンド犬同様の物語があるコンセプトアルバム。ミーハーなボウイ様が「ツインピークス」を観て、それがマイブームになってしまい、勢いで作ってしまった作品だがなかなか面白い出来。

2017-04-05 00:15:55
あんとに庵 @antonianjp

Outside 音がサイバーパンク的で、エフェクトを多用したようなデジタルな演出のあるサウンドが印象的。「あ〜、ブレードランナーも観ちゃってたんですね?」みたいな、時代性が今となっては面白い。 アルバムとして聞くと濃いので、お腹いっぱいになる。

2017-04-05 00:18:45
あんとに庵 @antonianjp

「アウトサイド」は、ボウイが書いた近未来ミステリー小説が土台で、彼は「これを三部作にする」と言っていて、このアルバムはto be continueで終了。その後の2部は出ていない。風呂敷は広げてみたものの、結局、続きが出ない同人作家みたいなことやっていて、親近感を覚えます。

2017-04-05 00:23:21
あんとに庵 @antonianjp

ボウイ様レベル9 『ヒーザン』 大人で思弁的なボウイ様のアルバム。丁度911テロのあとに出たアルバムであるが、閉塞的な時代を反映するかのような内容ではある。一度めに聞くと、ダラダラとしており、盛り上がりがなく、退屈な印象を受けるが、実は名曲だらけで気がつくとずっと聞いている。

2017-04-05 00:27:26
あんとに庵 @antonianjp

Heathen このアルバムを聴いて「ziggy」聴くと、同じ人なんですかね?と思うぐらい印象が違うが、いい歳のとり方をしている。 自分自身も年取ったので受容出来たとは思う。ziggyを好んで聴いていた年齢であったらこのアルバムのよさは気づけなかった。

2017-04-05 00:31:59
あんとに庵 @antonianjp

ボウイ様レベル10 The Next Day このアルバムは完成度が高く、名盤。ただしその価値は彼の軌跡をある程度知っているものでないと理解出来ないかと思う。 過去にそれぞれのアルバムで様々な実験を行って来たことが、事実上の引退後、再びパワフルに蘇ったという点で重要。

2017-04-05 00:37:29
あんとに庵 @antonianjp

ボウイ様レベル11 ★ 遺作。言うこともない。 死を目前に彼が残した死がテーマのアルバムなんですざまじ過ぎて。 彼の軌跡をある程度判ってないとこのアルバムのすざまじさも判らないとは思うが。涙無しには聴けないので困る。

2017-04-05 00:41:17
あんとに庵 @antonianjp

ボウイ様レベル12 その他のアルバム。 どれも、それぞれいいんだけど並列にいいんで順番決められないんであとは好きにして。

2017-04-05 00:42:19
さるけー @sarkeeeee

軽はずみに修行などと言ったらものすごい科目を履修することになった

2017-04-05 00:44:16
あんとに庵 @antonianjp

ちなみにネヴァーレットミーダウンというアルバムは、買ったはずなのに何故か、ない。発売当時に買ったはずなのに。 どうやら、当時「糞アルバム」呼ばわりをして、捨ててしまったらしい。

2017-04-05 00:44:40
さるけー @sarkeeeee

@antonianjp ありがとうございます!勉強させていただきます。

2017-04-05 00:46:15
さるけー @sarkeeeee

ということでみんなもデビッドボウイ聞くと良いかっくいいから。

2017-04-05 00:46:48
さるけー @sarkeeeee

@antonianjp 先生先生、昨日の連ツイトゥギャッターにまとめていいですか?

2017-04-06 00:43:14
あんとに庵 @antonianjp

@sarkeeeee いいですよ。オマケも呟きましょうか?(まとめてしまったアルバムについて)

2017-04-06 00:49:18
あんとに庵 @antonianjp

さるけーさんの要望があったのでボウイ様のアルバムについて補足めも書きます。

2017-04-06 00:53:04
あんとに庵 @antonianjp

デヴィッド・ボウイはあるカテゴリに収まり切らない多様且つ独特のスタイルを持ち、畢竟「ボウイ」という様式としか語れないわけですが、実は様々な様式やスタイルが複合的に絡み合って出来ていたりするわけなんですね。よーするにコラです。コラ。

2017-04-06 00:55:41
あんとに庵 @antonianjp

続)グラムロック(ヴェルヴェットアンダーグラウンド/ルー・リードの影響)、ファンクミュージック、テクノ(電子音楽)、アンビエント(ブライアン・イーノの影響)、ミュージカル(物語性のあるコンセプト)、ディスコサウンド、ジャズといったスタイルが幾度となく繰り返されるんですね

2017-04-06 01:02:12
あんとに庵 @antonianjp

Young Americans このアルバムはStation to Stationに先立って出たアルバムなんだけど、タイトル曲はファンク色が強いノリのいい曲。ハンバーガー食べて聞くといい。 レノンとの共作、名曲Fameが入っている。ここにLOWに観られる実験的音楽の萌芽がある。

2017-04-06 01:07:08
あんとに庵 @antonianjp

特筆すべき他のアルバムというと、Earthling アースリング これはデジタル色の強いアルバムで、前作OUTSIDEで演出やり過ぎたのをシンプルに音楽に戻したという感じですかね。エモーショナルで、80年代後半に見捨てたことを反省させられたアルバムの一つ

2017-04-06 01:14:45
あんとに庵 @antonianjp

The Buddha Of Suburbia このアルバムは日本では発売されていない。正式なアルバムと言えるのか、つまりドラマのサウンドトラックである。しかしドラマに使われたのは一曲だけ。好き放題にやらかしているアンビエントミュージックアルバムで、LOWを受け継ぐ系譜。

2017-04-06 01:17:27
あんとに庵 @antonianjp

The Buddha Of Suburbiaはブライアン・イーノが褒めちぎっているんだけど、あからさまにイーノ先生路線というか、イーノでしょ?これ?というシロモノです。 ですがとてもいいアルバムで実は大変に好きな一つですがここまで手を出すのはマニアぐらいだろう。

2017-04-06 01:19:18