甲状腺がん増加を主張した Epidemology 津田論文「フルボッコで瞬殺」の内容(UNSCEAR2016から)
- glasscatfish
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なんだこれ。 ・岡山大学の津田敏秀さんは医学雑誌『エピデミオロジー』誌上で「フルボッコで瞬殺され」たのでしょうか。 ・いつ、どの機会に津田さんは「フルボッコで瞬殺され」たのでしょうか。 ・津田さんを「フルボッコで瞬殺」した「専門家」とは誰のことでしょうか。
2017-04-15 09:22:46論文発表した後に即座に反論の論文が殺到したのだから、「フルボッコで瞬殺」は何も間違ってない (・∀・)
2017-04-15 05:08:11週刊金曜日は開沼博氏への公開質問状で津田論文が「フルボッコで瞬殺」されたのかなどと事実関係よりその片言節句を挙げつらい開沼さんが問題人物であるかのような印象を与えようとしている。そうでなければ、津田論文がUNSCEARに否定されたことなど基本的な事実関係を踏まえて質問するはずだ。
2017-04-15 07:04:21津田敏秀グループの甲状腺癌論文に対しては、同じEpidemiology誌に反論が7報(だったかな)掲載され、またUNSCEARの白書でも結論が否定されているので、充分に「瞬殺」と言っていいのではないでしょうか
2017-04-15 20:46:11反論7報はここ journals.lww.com/epidem/toc/201… UNSCEARは unscear.org/docs/publicati… の25ページ以降.twitter.com/kikumaco/statu…
2017-04-15 20:51:36UNSCEAR 報告書では津田論文はこういう評価を書かれているのか p32「放射線によって甲状腺がんの発見率が増加したことを実証したと主張しているが、この調査には重大な欠陥があることが判明している。」 unscear.org/docs/publicati…
2017-04-15 21:33:14p25「(津田論文)は、甲状腺がんの発生率が放射線によって上昇したことを証明できると主張している。著者らは福島県で50 倍(95%信頼区間:25 倍~90 倍)の過剰を報告している。しかし、調査の計画と方法は、この解釈を正当化するにはあまりにも偏りが生じやすいものであった。」
2017-04-15 22:06:02p25「(津田らは)観察された甲状腺がん発見率に対する、甲状腺の高感度超音波検診の影響を十分には考慮に入れていない。彼らの結論は、FHMS の集団検診を受けた人の甲状腺がん発見率と、小児の甲状腺検診結果がほとんど含まれていない日本の他の地域での発見率との比較に基づいていた。」
2017-04-15 22:07:45FHMS(福島県の県民健康調査)
p25「小児期に検診を受けた他の集団、特に被ばくしていない 3 県で超音波検 診を受けた小児についての調査、および日本の若年層における他の検診調査 では、放射線被ばくのない甲状腺がんのベースライン発見率が FHMS の発見率と同程度であることが判明している。」
2017-04-15 22:14:16津田論文に対する反証としてUNSCEAR_WP_2016に引用されている青森・山梨・長崎での調査とそのフォローアップ調査。福島での検診結果と差がない。 ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24376666 ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25762224
2017-04-15 22:18:47p25(Wakeford による津田論文のデータ分析では)線量反応関係の傾向は何ら認められなかった。実際、被ばくが最も高い地域と最も低い地域における甲状腺がん有病率の比はわずか 1.08(95%信頼区間:0.60~1.96) journals.lww.com/epidem/Fulltex…
2017-04-15 22:34:31p25(津田論文では異なるスクリーニング法の集団を比較している問題があるが、韓国では大規模スクリーニング開始後では15倍も甲状腺がんが上昇してしまい過剰診断が問題となった) nejm.org/doi/full/10.10…
2017-04-15 22:45:17p25「津田論文は放射線被ばく後、1 年~2 年以内に過剰発生があったと報告しているが、チェルノブイリ原発事故後の調査および甲状腺への線量がより高かった他の調査において、3 年~4 年以内での過剰発生は見られていない。」
2017-04-15 22:49:28p26「FHMS における甲状腺がんはすべて、放射線被ばく時に 6 歳~18 歳の年齢層で発生しているが、他の調査では甲状腺がんの誘発は小児早期(5 歳未満)に被ばくした年齢層で最も多く発生している。」 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…
2017-04-15 23:02:23p26「小児早期の被ばくに関連したがんは、FHMS では発見されていない。むしろ、がんはすべて 6 歳以上で被ばくした人(平均年齢は13.1 歳)から発生しており、このことは甲状腺がんが放射線誘発のものではない可能性を示唆している」 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…
2017-04-15 23:00:39この図を見ると甲状腺検査の結果の違いがよく分かる。 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… pic.twitter.com/8ktptkaKnj
2017-04-16 00:35:39p26「測定された甲状腺の線量は、報告された高有病率と整合するには低すぎる(ので他の原因が想定される)」 「このような弱点と不一致があるため、本委員会は津田論文が 2013 年報告書の知見に対する重大な異議であるとはみなしていない。」 以上が、フルボッコの内容でした(終)
2017-04-15 23:08:45