販促活動に対する書店員と作家の苦悩

まとめました。
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R Sekiguchi @gucchi_penguin

これはあらゆるものに当てはまるんですけど、「何かを楽しんでやっている(ように見える)」ひとのところには、自ずと多くのひとが集まるんですよね。僕は音楽も好きで、昨日もフェスに行ってきましたが、やっぱり「楽しそうに演ってるなー」と思えるひとが1番強いんです。

2017-05-07 18:19:41
R Sekiguchi @gucchi_penguin

だからこれを本の世界に当てはめると、「楽しく本を売ってる」書店員がいるお店はどこも素敵な店なんですよね。そのためには、「1冊の本と向き合う時間」を作るのが、手段のひとつかなと思っているわけで。その助けにもなればいいなーと思ってます。

2017-05-07 18:22:04
R Sekiguchi @gucchi_penguin

僕自身いつかは「楽しく本を売る」ひとになる予定なんですが、まずはそのお手伝いをしたいんです(そのためにいまの会社に入社したんですけどね。あれれ?)。

2017-05-07 18:24:30
R Sekiguchi @gucchi_penguin

(まあおかげで外で活動するきっかけと覚悟をいただけたんですけどね。本当にありがとうございます。がんばります。もちろん「内」の仕事もちゃんと結果を出しますので)

2017-05-07 18:28:49
R Sekiguchi @gucchi_penguin

本について1番知っているのは書店員ではなく読者だ、というのはよく言われることですが本当にその通りだと思うので、これからの本屋はもっと読者に助けてもらって、一緒に本屋を作っていったほうがいい。これぞ読者参加型の本屋。このイメージも「誰でも本屋」システムの根幹にあります。

2017-05-07 21:57:18

 

R Sekiguchi @gucchi_penguin

こういう「本が第一」の姿勢なら複合型もいいと思う。このカフェでは本は売らないけど、「本の存在を知ってほしい」「そしてできれば書店で買ってほしい」という思いを強く感じられる。そういう第一印象を受けたので、応援します。 twitter.com/sorainu1968/st…

2017-05-09 21:13:22
空犬(空犬太郎) @sorainu1968

「このカフェは、文芸社が「コメダ珈琲店」とフランチャイズ契約をして展開するブックカフェ」「出版社が自社刊行物の発信の場として手がけるブックカフェはほとんど前例がない」。/ 社員が接客 文芸社が「コメダ珈琲店」を出店 | 朝日新聞 book.asahi.com/booknews/info/…

2017-05-09 20:30:19
R Sekiguchi @gucchi_penguin

「本のために」と「利益のために」はまったく別物で、後者が前面に出てしまうとうまくいかない。最初はよくても長続きしない。僕はそう思っているので、例えば「粗利がいいから雑貨を置く」のではなく、「本を売るために雑貨を置く(ついでに粗利もいいしね)」という姿勢の本屋に行きたいと思う。

2017-05-09 21:16:19
R Sekiguchi @gucchi_penguin

このことに付随して最近思っていることなんですけど。ここ最近の風潮として、「本を読まない(読まなくなった)人に本屋に来てもらうには」を意識した取組が多いと思うし、僕も今までそう意識してたんですけど。ちがう、逆だな、と思いはじめました。

2017-05-09 21:18:46
R Sekiguchi @gucchi_penguin

まずは「本が好きな人に本屋に来てもらうには」を考える。そうすれば彼らは来ますから、絶対に。そしてできれば、その彼らに他の人を連れて来てもらう。そのほうが少なくとも「本好き」を落胆させなくていいと思うんですが。

2017-05-09 21:20:56
R Sekiguchi @gucchi_penguin

まあ、ようはバランスなので。客の裾野を広げるタイプの店と、的を絞っていく店と、両方あるのが理想なんですが。最近はあまりにも業界的に「焦りすぎて」、前者に偏ってしまっている気がします。どんと構えようよ。どんとこい出版不況、どんとこい人口減少ですよ。

2017-05-09 21:23:45
R Sekiguchi @gucchi_penguin

なのでチェーン店には裾野を広げてもらって、独立系や個人店に本好きの足を絡め取ってもらえればいいかな、と思うんですけどね。残念ながら現状の流通システムだと後者を支えるどころか足を引っ張ってしまっている。どうにかしたいと思ってるんですけどねー。おーい会社のひとー、聴いてますかー。

2017-05-09 21:27:55
R Sekiguchi @gucchi_penguin

実は金太郎飴化したチェーン店にも面白い本はたくさんあるんですよ。でもそれはあるレベルを超えた本好き人間じゃないと気づけなくて、そういう人間を生み出すはじまりの場所として個性的な本屋が必要なんですよね。

2017-05-09 21:34:36
R Sekiguchi @gucchi_penguin

まず本の世界に入ってもらって、面白いと思ってもらう。その積み重ねがあるレベルを超えると、今まで面白いと思えなかった本が面白いものとして視界に入るようになるんですよね。

2017-05-09 21:36:12
R Sekiguchi @gucchi_penguin

これもまた本の世界に限らない話なんですけど、世の中には面白いものはたくさんあるんですよね。でも僕らはその面白さを受け取るための受容器や気づくためのセンサーがないために、それらを見逃してるんです、「つまらない」と言って。そのセンサーや受容器をいかに増やしていくか、なんです。

2017-05-09 21:38:26
R Sekiguchi @gucchi_penguin

例えば大学の授業。教授の話はつまらない、と多くの大学生は言うけれど。それは単に君たちの中にセンサーと受容器がないだけであって、それらがある人にはものすごく面白い話として認識されている。たとえただただ訥々と話をするだけの授業だったとしても。

2017-05-09 21:40:58
R Sekiguchi @gucchi_penguin

たしかに教授の話はつまらないし、難しくてよくわからない。それは意見としては間違っていないけど、姿勢としては「もったいない」と僕は思う。つまらないと感じるのは、「知らない」からだ。知っていればその話はとても面白い。だったら知る努力をしてみてもいいんじゃない?

2017-05-09 21:43:21
R Sekiguchi @gucchi_penguin

物事は、知れば知るほど「面白がれる」ようになる。銀閣寺のことをよく知らない人にはただの庭付きお城にしか思えない。あるいはこれが断層崖だと知らない人にはただの大きな段差または面倒な道。あの人が芸能人だと知っているからすれ違うだけでなんかうれしい、知らなければただのおっさん。

2017-05-09 21:46:54
R Sekiguchi @gucchi_penguin

そう、ただのおっさん。君がつまらないと言って聴きもしない出席もしない授業は、実は佐々木希レベルの授業かもしれない。いや、佐々木希くらいになると彼女が誰か知らなくてもすれ違ったら嬉しいですね。笑

2017-05-09 21:50:44
R Sekiguchi @gucchi_penguin

だから本も面白いものはたくさんあるけど、それに気づいてもらうにはそれなりのレベルになってもらわないといけない。そしてそのきっかけを与えられるのは、面白い本屋しかない。話術が巧みで面白い教授がきっかけでその分野に興味を持ちはじめるように。

2017-05-09 21:53:26
R Sekiguchi @gucchi_penguin

念の為補足しますが、チェーン店は金太郎飴化してもかまわないということではなく、様々な制約があって金太郎飴化を避けるのは大変だよね、ということなので。もちろん。なので制約があるなかで必死に戦ってる書店員さんには頭が下がります。 twitter.com/gucchi_penguin…

2017-05-09 22:06:02
R Sekiguchi @gucchi_penguin

本屋さん巡りのツアー、なんで今までなかったのか不思議です(あったとしても脚光は浴びてないですよね)。お客様のなかに旅行会社のひとはいませんかー!! twitter.com/ikefujiofficia…

2017-05-09 22:08:49
R Sekiguchi @gucchi_penguin

いま夏葉社の『すべての雑貨』(三品輝起)を途中まで読んでるんですが、複合型書店に関わりのあるひとは読んでおいて損はないと思います。雑貨というものの根本にある何かを考えるきっかけになると思うので。

2017-05-09 23:09:23

 

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