「美と変身のスゴ本オフ」実況まとめ

根岸智幸 @zubapita

本日はスゴ本オフ「美と変身」は六本木のメルセデスベンツとポーラのコラボスペースからお送りします。pola.co.jp/company/news/p…スゴ本オフ #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

トップバッターは、主催のダインさん。変身と言ったらカフカを持ってくる人がいそうなので、美をテーマにウンベルド・エーコの論文集『醜の歴史』。暗黒、カオス、狂気を歴史の中からとりだして背景などを紹介しています。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）トピックは世界で一番醜い犬コンテストとかカニバリズムの現場とか。これと対になっているのが先に書かれた『美の意識』。でも面白いのは醜のほう。美は節度とか人体の美しさとか、なにを持って美しいとされてきたか。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）でもバックグランドの文化や歴史で変わってきた。実は美は普遍的でないことがわかる。しかし、醜の基準は永遠に変わらない。ダイヤモンドは永遠の輝きというのはそれを知る観念から来ている。しかし、醜には常に死のイメージがつきまとう。普遍的。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）お高い本ですが、ぜひ図書館などで読んでください。ロン・ブリッジの『美術の物語』。ごつい本だけど、絵が半分。西洋美術を中心に歴史を追っている。単品の絵を紹介するのではなく、ある作品をやっつけるために次の作品が生まれる。その連続性を追っている。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）子供の描く絵は例えば人体の基本構成だけを描く。それが原始。それがギリシア・ローマ時代になると角度がついて写実性を求め始める。そんな風に対象の見方が変わってきた。ひとつ感動したのは、ピカソのバイオリンの絵はよくわからない。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）写実的に描けるのに、そうしないのは、いろんな人のバイオリンのイメージをひとつの２次元のキャンバスに表すとこうなる、ということ。見た物を見たままに描くことの限界を乗り越えようとしたのがピカソの表現だった。（了） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

常連chicaさん登場。ついにこれこそ美のテーマに相応しい本がありました。美しさってなんだろう？　人によって違う。見た目の美しい着飾った美人は何十年か立つと変わってしまう。木漏れ日の美しさにハっとしても、一瞬の値には失われてしまう。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）美は個人の中に投影されたもの。だとしたら、美とは人間そのものではないだろうか？　昔、順風満帆な人生から突き落とされるような経験をして、いまはハッピーです。それまでの人生の紆余曲折を振り返ったらそれが美しく感じる。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）その美しさはまた消えてしまうのかも。でも、それを繰り返すのが人生なんじゃないか。それを気付かせてくれた内田洋子『カテリーナの旅支度　イタリア二十の追想』。人生の経験の美しい部分をギュっと詰め込んだようなエッセイ。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）事件があるわけではなく、淡々と事象が描かれる。イタリアに在住していて、でも塩野七生みたいな強烈な個性があるわけではなく、通り過ぎていく人たちをじっと観察して文章にしている。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）題名のカテリーナさんは銀行に勤めていて、旦那と自分の親と一緒に暮らしていた。子供を親に任せて銀行で支店長になって出生していったけど、気がつくと、家族はみんな自分の居心地のいい環境を築いていて、自分だけがひとりぼっちだった。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）だけど…、というようなお話が続いている。シアワセじゃない人生も今後も続いていくんだなということをわからせてくれる。ひとりひとりの人生こそが美しい、ってことがわかります。とくに後書きが秀逸。（了） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

主催の @yasuyukiさん。CD。MAXWELL『EMBRYA』。ふつーの黒人の歌手に見えるけど、とにかく美しい歌を作る。解けるようなファルセット。ライブ映像では女性たちがひれ伏している。 #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）タイガくんによると、スーパーサイヤ人はどんどん変身のレベルが上がっていて、いまはゴッドにまでなっているそうです。月を見ると大猿になるという点でも「変身」。ちなみにゴッドは５人のサイヤ人に力を与えられないとなれないそうです。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）昔のマンガですが、いまも『ドラゴンボールカイ』というアニメの新シリーズを日曜日の朝にやっているんだそうです。（了） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

ヨイオカさん。美しいか美しくないかは本能にインプリメントされていると思うんです。自然を見てキレイだなと思うのは遺伝子に組み込まれ絵居る。でも社会的な圧力で美しいと思う部分もあると思うけど。でも、環境に適応しないと生きていけない。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）氷河期など急激な環境変化についていくために進化があって、いまここにいる人達はそれで生き残った子孫。今日持ってきたのはリンダ・グラットン／アンドリュー・スコット『LIFE SHIFT　ライフシフト 100年時代の人生戦略』。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）いま10歳くらいの子は100歳、22世紀まで生きる。でも社会制度は変わるだろうけど、そこに適応できないとつらいだろうとう話。100歳まで生きる時代に60歳定年で残り40年どう生きるのか？　会社もいまの子は転職前庭で入ってくる。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）そこで転職経験のない人事の担当者が話しても現実性がない。結婚も同じ人とずっと添い遂げるというのも現実的で亡くなくなる。人生が二毛作になる。どうやって生きていくのか、そういう話。ベストセラーだそうです。超お薦めです。（了） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

ヨシオカさん。美しいか美しくないかは本能にインプリメントされていると思うんです。自然を見てキレイだなと思うのは遺伝子に組み込まれ絵居る。でも社会的な圧力で美しいと思う部分もあると思うけど。でも、環境に適応しないと生きていけない。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

フジワラさん。倉橋由美子『大人のための残酷童話』。眠り姫を起こしたら、昔の人なので、話はおばさん臭いし、退屈だし、なんで起こしてしまったんだろう？ と王子が後悔するというようなお話。倉橋由美子あ体調が悪いときに読むと死ぬ。これは短編集なのでOK。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）美人も出てくるし、変身もする。デイヴィッド・ゴードン『二流小説家』。斬新な手口で４人を殺した死刑囚が、小説にすると売れるだろうからと刑務所に呼ばれた作家の話。マネージャーになる高校生の女の子とワトソンとホームズのように謎を解く。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）三重や四重の複雑な構造。怖いので少しずつ読みました。本を読むってほんと体力だと思う。（了） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

室田有子さん。今回の回の発起人。宝塚の話。中山可穂『男役』。オペラ座の怪人を下敷きに、昔死んだ男役スターファントムさんと若い男役に目を付けられた宝塚の娘役が一流になっていく話。宝塚で新人公演で主役に抜擢される。同じ演目をするスターの引退公演と役が重なって…。（続く） #スゴ本オフ