『遠昔約束 之 夢』【夢の話５８．５】

天晶 @tensyou99

人は一夜に７つから８つの夢を見るという。

天晶 @tensyou99

…見すぎだろ！とコンニャクを床に叩きつけたい気分の天晶です！

天晶 @tensyou99

あ、今回は大した夢じゃないっす

天晶 @tensyou99

自分は飛空艇に乗ってあるところに向かっていた。約束のためである。 飛空艇は全体的に木製で、どこか年代を感じさせる。 同乗者は多くない。自分の顔見知りばかりで、操縦なども一緒に行っているようだった。 そんな飛空艇である場所につく。 #夢の話

天晶 @tensyou99

島だ。しかし浮いている場所は海ではない。空である。 空に浮いている島に、自分は一人で上陸する。 浮いている島だからといって、別段変わった場所ではない。日本の少しさびれた地方商店街の一画といった感じだ。 #夢の話

天晶 @tensyou99

古着物屋ではワゴンに積まれた加賀友禅の小さなハンカチが、6枚で660円で売られていた。 人気が少ない場所を迷うことなく進んでいくとある建物にたどり着く。自分は店でもないその建物に入っていく。 その建物には非常に美しいステンドグラスがあった。 #夢の話

天晶 @tensyou99

一瞬、教会のように思えるが、十字架やマリア像は置かれおらず、よく解らなかった。 ステンドグラスからは丁度光が差し込んでおり、きらきらと光り輝いていた。#夢の話

天晶 @tensyou99

建物の中にはすでに数人がいた。その中の一人は自分の少し古い知り合いであった。ステンドグラスをスマホで撮ろうとしているらしいが、逆光のため上手く撮れないらしい。 諦めろよ、と自分が笑いながら声をかけるとそいつは子供の様に頬を膨らました。#夢の話

天晶 @tensyou99

建物の少し奥に1人の女性がいた。見た瞬間に、人形の様だ、と思った。 その理由が解らず、つい女性を凝視してしまう。その自分の視線に気づいたらしい。女性はこちらを気付くと不快な表情をせずに、微笑みながら声をかけて来た。 気づきました？と彼女はそう言いながら睫に指をやった。 #夢の話

天晶 @tensyou99

睫が取れた。いわゆるつけ睫というやつだろう。だが、その大きさというか存在感がすごい。言葉は悪いが、毛虫というよりも針山に近い。 これ、ガラス製なんですよ。と元通りにつけ直す女性。びふぉあーあふたーでは大違いだ。#夢の話

天晶 @tensyou99

だが、そんなものをつけているのに驚くほどに違和感が無い。しかもガラス製なので所々光を反射して、目の周りに光をまとっているようにも見える。 大抵の人は外すまで気がつかないんですよ、と女性はどこか得意げに自分に言った。#夢の話

天晶 @tensyou99

ふと、ステンドグラスを見上げる。夕日が差し込んできているらしく、いつもよりも少し赤みを帯びているように見える。 まあ、覚えていなくてもしょうがないよな、と自分は呟き、溜息をつく。 かくして、10年越しの約束は果たされることは無く、夕闇へと消えていったのだった。 #夢の話

天晶 @tensyou99

で、終了。 明日明後日の約束を忘れることは多々あるのですが、何故か2年越し、10年越しとかの約束は覚えていることがある天晶です。 ま、忘れられてもしょうがないですよね。 寂しくないとは言いませんが。 #夢の話