ハードSF読書会 選択肢リレー小説「帰られぬロボットたち」(第三回)

@theodoorjp さん率いる「ハードSF読書会」のメンバーで、「選択肢リレー小説」という語りの新しいリレー小説の形を始めました。 第一回「吾輩はネコであった。」 http://togetter.com/li/1042483 第二回「星の歌、くじらの歌」 続きを読む
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三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou

#improSF では「ハードSF読書会」(主催:@theodoorjp )による選択肢リレー小説を始めます。僕→@theodoorjp@raizo@nium→僕の順番でループします。それでは1時間ほど開催しますので、少しうるさくなるかもですが、よろしくお願いします。スタート

2017-05-06 22:43:08
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou

#improSF たくさんのロボットが人間より先に植民星にロケットで送り込まれた。ロボットとたちは大地を耕し、建築し、道路を整備し、空を見上げては人間を待った。しかし、人間はそこに来る前に地球で滅びてしまった。ロボットは、そこから地球へロボットを送り込むことを試みる。

2017-05-06 22:43:38
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou

#improSF ロボットたちは会議を開く。なぜ人間は来ないのか。どうして地球は滅びてしまったのか。人間はまだ残っているのか。とりあえず、膨大なノイズで、地球側を見ることができない。

2017-05-06 22:44:32
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou

#improSF 我々が自ら地球に行かねばならぬ。では、どうやって地球に自分たちロボットを送り込むか?

2017-05-06 22:46:19
Koujiro Seo / ニューQ編集長 / THE GUILD @theodoorjp

ロボット達は最終判断を決めるために、開発者である博士の思考をシミュレーションした最終決定システムを起動することにした。不確定要素が多い重要な選択をする際に、人に近い思考をするための緊急システムである。 #improSF

2017-05-06 22:50:31
Koujiro Seo / ニューQ編集長 / THE GUILD @theodoorjp

システムには「ウィラード大尉プログラム」という不吉な名前がついていた。ウィラード大尉プログラムは情報を41分かけて読み込み。1分で答えを決めた「 火山のエネルギーを使って地球へ向かう推進エネルギーとする」隠して火星土木が始まるのである。 #improSF

2017-05-06 22:53:20
takako ouchi @raizo

まずは、エネルギーをどうするか、だ。システムがした決定は「火星の噴火エネルギーを集める」だ。実は、火星には太陽系最大と言われるオリンパス火山(標高27000メートル)を初めとして、多くの火山が存在する。35億年前、240万年前の噴火の形跡が発見されている。 #improSF

2017-05-06 22:58:34
takako ouchi @raizo

電波体を火星全体を覆うようシート状に張り、噴火のエネルギーを蓄電池に集めるようにした。 #improSF

2017-05-06 23:00:57
takako ouchi @raizo

しかし、最後に充電された蓄電池を誰かが回収しなければ。。 ロボットはあらかじめ機能(使命)が決まっているので、 #improSF

2017-05-06 23:04:40
阿部 貴弘 @nium

ロボットは機能(使命)に従って「魔法」と書かれた大きな箱を開けた。 その箱に入っていたのはエネルギー変換路―― 数千年前の遺物として地球で発掘され、自分たちには扱えない“それ”の使い道を託す形で、この星にロボットと共に搬入された装置だ。 #improSF

2017-05-06 23:18:34
阿部 貴弘 @nium

そう、今日ようやくそれが実用化できるだけのエネルギー集積に成功したのだ。 “十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない”といった願いが込められていたのかもしれない。 すぐにそれをセットした私は―― #improSF

2017-05-06 23:22:14
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou

#improSF 地球帰還装置、そうだったのか。すでにこれも地球人の想定内のことなんだろうか。僕たちは地球からの電波をトリガーにして、スイッチを入れた。ものすごい轟音が響き割った。火星中の岩という岩を震撼させ、僕たちはとびたった。

2017-05-06 23:24:45
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou

#improSF 火星の爆発の勢いで、僕たちロボットは地球に飛んだ。こんな長い航海は初めてだった。それは地球人が僕たちロボットを火星に送り込んだときの洋々たる希望はなく、むしろ悲哀があった。僕たちロボットの悲哀が本当のものであったなら、だ。

2017-05-06 23:25:59
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou

#improSF ただ僕たちは地球人のために火星を開拓し続けた。その地球人がどうして僕たちのところに来ることなく滅亡の淵に自らを追い込んでしまったのか、僕たちロボットはそれが知りたい。

2017-05-06 23:26:12
三宅陽一郎MiyakeYouichiro @miyayou

#improSF 地球に近づくとそこは砕け散った岩石だらけになった。ノイズが激しく、火星との通信は不可能だった。記録モードへ移行する。やがて青い地球の残骸が見えて来る。そこには恐るべき光景があった。

2017-05-06 23:29:06
Koujiro Seo / ニューQ編集長 / THE GUILD @theodoorjp

そこには強大な電波を発生する機械化された地球の姿であった。軌道上から飛ばした偵察衛生から、地球上に生物の生命反応はなかった。ウィラード大尉システムが起動した。「最後の戦争が起きたのだ。それは…」 #improSF

2017-05-06 23:37:40
takako ouchi @raizo

荒廃した地球、そこにいた生物はもう適合できない。しかし、ほんの100年前、わずかな個体を乗せて、小さなロケットが飛び立ったのだ。かろうじて、記録だけは確認することができた。 #improSF

2017-05-06 23:45:02
takako ouchi @raizo

どこかの星にたどり着いて入れば……。あるいはロケットの中で、生命をつなぐことができていれば、いつか再会できる。ロボットたちは、 #improsf

2017-05-06 23:47:03
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