「気の紛れることしたいね」「ジグソーパズルとかどうよ?」「いーねー。無心になれるわ」「そう言うこともあろうかと!持って参りました!じゃん!」「ちょ、これ2011年カレンダーパズルって」「意味のないことにこそ意味がある!」「威張るな」「やめとく?」「早く開けなよ」 #twnovel
2011-03-12 23:44:02#twnovel 【緊急拡散希望】EXILEのメンバーが足りません。被災地への慰問として一軒一軒避難先にEXILEを派遣するため、一人でも多くのメンバーが必要です。年齢性別は問いません。いま、あなたにできるEXILEがあります!
2011-03-12 23:48:22#twnovel 疲れていたら、休めばいい。この両手のなかにはどんな災いもやってこない。寒さも、震えも、炎も、死も、きっとあなたに届かない。わたしの胸に頭をのせて、おやすみ。ゆっくりと[ノイズ]この録音には不適切な表現があったため削除されました。ゴッド・ブレス・ユー。
2011-03-12 23:51:25何をしたらいいのかわからないって? じゃあ祈ればいいじゃないですか。何? 祈り方? 屋上に上ってみればわかりますよ。子どもたちはずっとああやって歌い続けてる。あんたなんかよりちゃんと自分たちの役割を知ってるんですよ。わかったらあんたもさっさと屋上へ行った行った。 #twnovel
2011-03-12 23:52:04どうせ俺たちは独りもんだ。家族もいねぇし、心配してくれる友達もいない。場末の立ち呑み屋でクダを巻いていた男たちの携帯電話が一斉に鳴る。同じ内容の依頼メール。一人は仮面をかぶり、一人は衣装に身を包み、一人は工具袋を背に担ぐ。行き先は皆一緒。なら、独りじゃねぇやな。 #twnovel
2011-03-12 23:59:11#twnovel 無数のことばがある。無数のことばを伝える電線がある。無数のことばを伝える電線を支える電力会社の人たちがいる。電力会社の人たちを支えるためにおにぎりを握る人がいる。その人たちのところにも無数のことばが届く。ことばが巡る。希望を託してことばが巡る。この言葉も、また。
2011-03-13 00:03:51何も出来ない、と泣かなくてもいい。俺は歌を歌おう。私は編み物を若い娘さんに教えてあげようかしら。僕、おにぎり作るの上手だよ。あたしは何も出来ない、と泣かなくてもいい。君はずっと泣きながら一心不乱に花の絵を描き続けているじゃないか。その絵でここの壁を埋め尽くそう。 #twnovel
2011-03-13 00:09:31しっぽがぽわぽわする。落ち着かない。どうして撫でてくれるの? 他のヒトたちはみんな、ワタシたちに見向きもしないでどこかへ逃げていくのに。「いのちはひとつだから」それが九つあるアタシでも?「こころはひとつだろう?」そうね、生きたいって気持ちはひとつだわ。 #twnovel
2011-03-13 00:10:58不幸を不幸で上書きすることは許されません。不幸を上書きするのは幸福であるべきです。あなたたちに課せられた仕事は、この瓦礫の中にかすかに残っているであろう幸福を見つけ出し、人々の不幸に上書きすることです。簡単な仕事ではありません。しかしやらなければならないのです。 #twnovel
2011-03-13 00:15:24コンビニいってきたんだけどさー。普通に歩いてコンビニ行って、ヤニ買って帰ってきて、それだけでなんで「ありがたいなぁ」って思わなきゃいけないの。そんなの「普通」なんだよ。日本全土でそれが「普通」であるべきなんだよ。だんだん腹立ってきた。ふざけんな。
2011-03-13 00:17:55「神様なんて信じない」主義の彼女が巫女さんのコスプレをし、首からロザリオを掛け、手首には何重もの数珠を巻き、かなり胡散臭い風体になっていた。「日本は八百万の神様がいるんでしょ。それに海外から輸入したら一千万超えはすると思って」うん、鰯の頭も信心からって言うしね。 #twnovel
2011-03-13 00:21:31「媛神さま、どちらへ? それに手にされているそれは一体……」「ん? 下へ少々な。なんでも喉に骨が刺さったとかで抜いてほしいそうな。この我に」「手ずからをねだるとはなんとうらやま……いや、ふてぶてしい」「仕方なかろ。それで地の揺れが止まるならば我は構わぬ」 #twnovel
2011-03-13 00:25:20#twnovel 彼女はただの公衆電話だった。地面が揺れ電話線が切れたときも、彼女は肩を竦めただけだった。傷だらけの男が目の前に立ったその時も、彼女は事務的に「この電話は現在……」と伝えれば良かった。はずだった。「あなた、わたしは無事よ」男の顔に笑みが広がる。彼女は肩をすくめた。
2011-03-13 00:25:47ヤシマ作戦?何それアニメのネタをマジでやろうとしてんの?バッカじゃないの?みんな騒いでるけどあたしはオタクじゃないからエヴァ見たことないし、地震関係ないし、周りは普段通りだし、テレビも何か外国のことみたい。もうテレビもパソコンも全部消してコンセント抜いて寝るわ。 #twnovel
2011-03-13 00:29:48#twnovel その港町でぼくは十六歳の彼女と初めて出会(fast-foward)夕陽の差し込むその部屋でぼくは震える指で彼女に指輪を(fast-foward)いま思えばね、ぜんぶいい思い出でしたねぇ。彼女は微笑む。皺だらけの彼女の手に(rewind)地面が揺れて瓦礫が落ちてき
2011-03-13 00:32:27「わたし自身は祈る言葉を持たない。願うことも望むこともない。あるべきものを、あるがままに。誰かの代わりに祈ることもできない。ただ、空っぽだからこそできることはあるだろう。その祈りを繋ぐ一本の管になら、なれるかも知れない。その唇で紡ぎ吹き込んでくれ、希望の旋律を」 #twnovel
2011-03-13 00:34:29