田代島に侵入する統一教会! クラウドファンディングReadyforについて

残念な結果になりました。 "猫の島" として知られる宮城県 石巻市 田代島に統一教会が侵入。彼らはクラウドファンディングReadyforで個人情報と資金を集めていた!出資した人がカルト被害に見舞われる恐れがあるためReadyforに対応を求めましたが・・・。
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Ready for ご担当者様

丸石うむと申します。以前、NPO「石巻・田代島しまおこし隊」(以下「しまおこし隊」)の件で問い合わせた者です。その節はご回答下さり有難うございました。

さて、前回の問合せは当該プロジェクト https://readyfor.jp/projects/tashirojima70 の成立前にご連絡し、この中で「しまおこし隊」が統一教会の団体であることはご説明致しました。これに対し、貴社からは次の旨のご回答を頂きました。

  • NPOは宗教活動を禁じられており、その行為が見られた際は処置を検討する
  • 今回は通常通り対応する(プロジェクトは不成立・停止にしない)

この度、2017年4月18日(火)発売の週刊朝日(2017年4月28日号)に『人口54人の猫島が大激震 旧統一教会関連団体の上陸と「ヒゲの隊長」佐藤正久議員』というタイトルの調査報道が掲載されました。

本報道にて「しまおこし隊」の役員2名が(株)海洋平和の幹部であり、(株)海洋平和は統一教会の企業である事、即ち「しまおこし隊」は統一教会の団体であることが証言されております。対して「しまおこし隊」、(株)海洋平和、統一教会は嘘を強弁しております。

また、クラウドファンディングについて注視すべき記載があります。

  • 宗教学者の櫻井義秀教授の分析「クラウドファンディングの真の狙いは投資ビジネスのための個人情報の取得」
  • 記者の鈴木エイト氏が(株)海洋平和の本社にて確認した貼り紙「しまおこしクラウドファンディング各地国民運動化 4月より毎月」

即ち、今回の当該プロジェクトが成立した事で、統一教会の真の目的である「個人情報の取得」が達成されたことになります。また、統一教会はクラウドファンディングを今後も積極的に活用してゆくことが分かります。

図らずも貴社は既にカルト被害拡大に加担してしまいました。また今後も対策を講じなければ、貴社は彼らに利用され続け、貴社ばかりでなくクラウドファンディングというもの自体に悪評を蔓延させ、市場を委縮させる可能性すらあります。

一方、この問題はチャンスでもあります。貴社が適切な対応をされれば貴社の信用は高まり、その信用力を以て営業力を増し、ひいてはクラウドファンディング市場をリードし続けることも可能かと存じます。これは若いビジネスが超えなければならない山の1つではないかと考えます。

上記の点、週刊朝日の報道、および次のページ『田代島に侵入する統一教会! 遂に鈴木エイト氏が突撃、新事実が明らかに』https://togetter.com/li/1103647 をご確認の上、以下の質問に 4/26(水) までにご回答下さい。間に合わない場合はいつまでにご回答頂けるか、同期限までにご連絡下さい。なお、本メールおよび貴社からのご回答は https://togetter.com/li/1103647 にて公開致します。

(1)調達側の審査内容

クラウドファンディングは、お金を調達したい側から見れば銀行やベンチャーキャピタルのようなものです。調達側にしっかりした信用や安全性が無ければ様々なリスクが顕在化し、貴社の信用や利益にも影響します。

従って貴社でも調達側の審査をされていらっしゃるはずです。何をどのように審査されていますか?

なお基本的な融資判断における確認事項は、ざっと挙げれば次のものがあると承知しております。

  • 経営指標(貸借対照表、損益計算書、決算書など)、および資金運用表、資金繰り表など
  • 経営基盤の質(取引先スジの継続性・安定性・相手数・依存度など、及び業歴、市場における評価など)
  • 株主・役員の構成、組織運営状況(監督官庁への届出・認可等、法令・コンプライアンスの遵守、統治状況や争いの有無など)、役員・キーマンの役割・能力・経歴・実績・評判・性格・倫理感・資産状況(不動産・有価証券・預金・借金・差し入れ担保など)
  • 訪問により得られる情報(来訪者への応対、組織内の様子、整理整頓の状況、衛生面、安全確保状況、従業員の労働意欲・労働時間、予定表、在庫状況など)
  • 売上動向、売上増減の理由、主力商品の売行き・市場動向・競合・将来性、生産・販売・営業体制
  • 資金需要の発生理由と背景(前向き資金、後ろ向き資金、つなぎ資金、設備資金など)、資金需要に占める自社からの融資の割合、他社への融資依頼・融資要求額
  • 事業計画の内容(実現性、安全性、公益性、将来性など)
  • 事業のライフステージ(離陸・成長・成熟・衰退・急減)の推移と現状、将来の見通し

(2)集合知とシステムの仕様

クラウドファンディングは本来「皆が良いと考えるものは良いだろう」という「集合知」の作用を出資判断に生かすファンドであると認識しています。多くの方は所謂「投資のプロ」ではありません。故に適切な出資判断には的確かつ十分な情報、そして集合知が欠かせません。これは寄付型、購入型、投資型などの種別によらず共通です。なお集合知が働くには各種情報、各個判断の共有が必要です。

しかし、貴社のサービスでは調達側に関する情報を出資側で蓄積・共有する仕組みを持っていません。ユーザー同士で個別にメッセージを交換したり、出資した後にプロジェクトへコメントしたりできますが、重要なのは【出資前に】情報と各個判断を全員で共有することであって、十分な仕様だとは到底言えません。これでは出資側は集合知に頼ることが出来ず、ほぼ自らの独断で出資せざるを得ません。悪意ある者にとっては騙しやすいシステムです。

またコミュニティ(メッセージ交換)はクローズドであり、ここで交わされた調達側に関する情報を外部から参照できません。この点、貴社はネットという集合知に寄与しているとも言えません。

上記の問題点をどのように考えますか?

(3)道義的責任

上記(2)に挙げた貴社の不備により、今回は重要な情報、即ち「しまおこし隊」は統一教会であるという情報が出資側に共有されていなかった可能性が高く、もし知っていたら出資せず、不本意な方もいると考えられます。そして出資者は統一教会に個人情報を利用され、カルト被害に遭うリスクが非常に高まりました。

貴社は道義的責任を果たして下さい。

  • 週刊朝日の報道内容と私の調査結果 https://togetter.com/li/1079820 を 4/26(水) までに出資者全員に連絡して下さい。
  • 支援取消・返金請求は必ず、遅延なく、1人の例外もなく、責任を持って応じて下さい。
  • 「しまおこし隊」への振込を一時停止し、出資者がどうすべきか判断するための期間を十分に確保して下さい。
  • 「しまおこし隊」には請求者の個人情報の削除をさせて下さい。必ず、確実に実行させて下さい。
  • 上記事項も 4/26(水) までに出資者全員に連絡して下さい。
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