独立警察ランド「警察の警察による警察のための警察」
ネット民がウヨりがちな理由のひとつに「サヨクっぽいことを言うと警察ににらまれ、逆にウヨっぽいと見逃してもらえるのでは」的な幻想があるのではないかと常々思っているのですが、実はお巡りさんという人種は右翼も左翼も嫌いなんですよね。あの人たちはとにかく「変わったもの」が嫌いで警戒する。
2017-06-14 23:38:35ロリ同人でガサ入れされた時に嫌韓本だの自民グッズが出て来たらお巡りさんがクスリともするかっつうとしないですからね。よく知られるように暴力団様の事務所にはもれなく神棚と「天照皇大神」の書がありますが、四課の皆様は「うるせーバカ」でサクサクとガサ入れますからね。右翼団体に対しても同じ
2017-06-14 23:45:30『パトレイバー』も、それに影響を深く受けた『踊る大捜査線』も僕は大好きな作品ですけど、あの系譜の作品が描いた「文化系警察官」っていうのは、現実がそうでないが故に面白いんですよ。実際の警察は「100人警官がいたら95人まで愛嬌を抜いた太田巡査」みたいなガッチガチの体育会系ですからね
2017-06-14 23:51:59そういうガッチガチの体育会系、縦社会の権化みたいな組織で生きてる警察官という人々が、およそその対極にいる「オタク」という存在にどういう感情を抱いているかっていうのは、ヤカラ連中をスルーしてメガネとバンダナを捕まえては職質してた往年の秋葉原を知る人には実感として記憶されてると思う。
2017-06-14 23:57:31今回埼玉県警の「訪問」を受けた漫画家の人は警察の対応は丁寧であったと言及されてるわけですが、なんで丁寧であったのかと言えば別にそれは埼玉県警がエレガントな気風だからでもなければ刑事さんの人徳でもなく『表現の自由』『人権』『憲法』があるしなって理由ですよ。なかったらゴリゴリですよ。
2017-06-15 00:05:12
警察に関わった個人的経験で言うと警察という組織は「国家の犬」とか「市民の味方」というより「警察の警察による警察のための警察」として存在する独立警察ランドなんですよね。業務上やむなく国家や市民に関わってるだけで。日本医師会とかの価値観に近いような気もする。公安はまた違うんだろうけど
2017-06-15 00:18:22なので、国家という一方のクライアントが警察を押す時、市民というもう一方のクライアントが「いやいやウチも困りますよ」と警察を押し返すには『憲法』『人権』『表現の自由』と言った理念、企業コンプライアンスが超大事だし、逆に言えば共謀罪は国家にとってものすごく強力な契約書になるわけですよ
2017-06-15 00:24:04
高卒。3月28日に初めての書籍『線上に架ける橋』が出版されました!amazon.co.jp/dp/484602122X/… 好きな本と映画について書きます。のんきな雑談アカウント。note『七紙草子』はこちら note.com/774notes