メディアが報道しない本当のシリア・中東⒂パート2回想・イラク戦争Ⅱ アメリカのグローバル戦争ビジネス「イラク、シリア、リビア、ソマリア、スーダン、イラン、…。今から5年以内に我々はこれら7つの国を乗っ取る計画だ」/アメリカ軍4つ星将軍ウェスリー・クラーク氏へのインタビュー、エイミー・グッドマン(デモクラシー・ナウ)/2007年3月2日(パート2)〜Global Warfare: “We’re going to take out 7 countries in 5 years: Iraq, Syria, Le
- taiyonoibiki
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⑲さあ、それを命令した将軍は、今度は個人的にそして道徳的にとてつもない責めを負うことになっただろう、
2017-06-24 22:09:06⑳それがたとえ命令に従わなくなった兵隊たちに対して軍の秩序を保つために止むを得ずしたことであったとしても、だ。もし、あの時、反乱軍によってフランス軍がバラバラになっていたら、ドイツが勝利してフランスを占領していただろう。
2017-06-24 22:09:28㉒A.G.:しかし、もし政治家が止めなかったとしたらどうなるのでしょう---まさに将軍が指摘されたように、あの時、民主党も共和党といっしょにイラク戦争を承認しました。
2017-06-24 22:10:26㉓---そこで将軍が一人の将軍として、ワタダ中尉は勇気ある行動をとったと発言したことは、たいへん意味のあることだと私は思います。 その時、立ち上がってノーという人々次第になります。
2017-06-24 22:10:59㉔W.K.:イェー。しかし、我々が必要とする勇気はそういう種類の勇気ではない。一人の中尉の勇気がどうであろうとそれはたいしたことではないのだ。
2017-06-24 22:11:50㉕我々が必要としているのはアメリカ合衆国指導者の勇気であり、政策に強い影響力を持ち得る将軍たちの勇気であり、大統領に政策変更を強いることのできる議会の勇気だ。我々は現在必要としているのはそういう種類の勇気だ。単なる一兵卒の勇気ではない。
2017-06-24 22:12:18㉖A.G.:では、どうやって彼らはそれをやれるのでしょうか? W.K.:まず、アメリカ合衆国議会で非拘束の決議を通過させることから始める。そこから徐々に政治的勢いを作っていく。とにかく叩き続けなきゃあいけない。議会には3つの原則的権利がある。任命権、調査権、資金調達権だ。
2017-06-24 22:12:50㉗そして、その3つをフルに活用しなきゃあいけない。すべてをフルに活用して、大統領がなすべきことを明確な形にして、大統領がその重大性に気づくまで強力に訴え続けるのだ。たいへん難しい外科手術だと思う。一方で運動を煽りながら、もう一方で無秩序な盛り上がりを抑えなければならないのだから。
2017-06-24 22:13:16㉘なぜなら、そのときとうぜん要求されるべき微妙なさじ加減というものは議会が最も不得意とするものだからだ。
2017-06-24 22:13:43㉙しかし、ついに根負けした大統領が議会を招集して「わかった、わかった。我々が為すべきことは何だ?ホワイトハウスの予算を議会に承認させなきゃいけない。それには30人の連邦判事の批准が必要だ。連邦検事の承認も必要だ」と具体的な話を持ち出すまで、
2017-06-24 22:14:35㉚徹底して大統領に圧力をかけ続けることは確かにできるわけだ。---いいかね、あのとき、辞任することで私は拒否することができたかもしれない。ちょっとの間、彼らが私の後釜を見つけるまでは効果があるかもしれない。ここで支持を取り付けるために私がやらなければならないことは何だ?
2017-06-24 22:15:08㉜A.G.:議会が戦争への資金調達をやめることができたと思いますか? W.K.:議会は政策変更のために断固とした態度で臨むべきだと思う。しかし、たった今、すぐに資金停止すべきではない。それはアメリカ合衆国のためにならない。
2017-06-24 22:16:05㉝イラク戦争に関してどう言う政策変更をするのが、アメリカ合衆国のためになるのか?それを考えずに、たった今、資金停止をしたら、かえって悲惨な結果になるだけだよ。「6ヶ月の猶予を与えるから、早々に撤退しろ」と単純に言えないのだ。そうはいかない。それはイラクに安定をもたらさない。
2017-06-24 22:16:41㉞失われた命を償うことにもならない。そして後に中東で脅威が生じた場合、我々がそれに対処できる政治的道を閉ざしてしまうことになる。
2017-06-24 22:17:09㉟外交、経済、法律、軍事、…アメリカ合衆国が持つすべての力を使って戦略を立てること、それが我々のやるべきことだ。私が大統領なら、優秀な外交官チームを今すぐ中東に送り込むだろう。私ならイランやシリアとの話し合いの中では一切の例外を設けず、あらゆる可能性を視野に入れる。
2017-06-24 22:17:47㊱そして、現在駐屯中の15万の軍隊を引き上げて新たに5万の軍隊を投入できるといった、豊富な手段がこちらにあることを彼らにわからせる。そして、地域に真の安定と平和をもたらすための合意にこぎつける。だから、さっそく交渉の席について、話し合いを始めよう。
2017-06-24 22:18:14㊲アメリカが正しい政権(バラク・オバマ政権のこと)を選んだ今、それが可能となった。ただ、まだ何も実行されていない。
2017-06-24 22:18:42㊳いいかね、こういうふうに考えてみてくれ。君はいま大西洋航行中の船に乗っているとする。真新しい船だ。そして時間は夜だ。船の舳先に立って、行き先前方に遠く視線を走らせれば、そこに水平線の一端を見るだろう。
2017-06-24 22:19:12㊴それは美しい星月夜だ。ただ一点、水平線上にお定まりの憂の兆しがあるのを除いては。夜空の向こうにまったく星が輝かない場所があるの。船が30ノットでゆっくりと進むうちに、君はその星の見えない暗い部分が徐々に広がっていくのに気づくだろう。
2017-06-24 22:19:36㊵そしてとうとう、星明かりを閉ざしていたその得体の知れないものの存在、氷山のようなものに船が衝突しようとしていることに気づくだろう。そこで君は船長のところに駆け込んで大慌てで言う、「船長、船長、たいへんです。氷山です。船はまっすぐ氷山に向かっています!」
2017-06-24 22:20:36㊶すると、船長は君にこう言うのだ、「氷山なんか知ったことか!今、我々は座るべき椅子数について舳先甲板員と船尾甲板員の間で議論の真最中で忙しい。氷山どころじゃないのだよ!」君はもちろんこう言うだろう、「しかし、船長!このままでは船は氷山に衝突してしまいますよ!」
2017-06-24 22:21:04㊷しかし、船長は言うだろう、「すまないが、君。邪魔だからとっとと部屋から出て行ってくれ!」そこで、君は第一航海士のところへ行って言う、「私は、今、座るべき椅子の数に関して船長と戦っているところです。」
2017-06-24 22:21:30㊸いいかね。いま、我々は政策において中東という氷山に衝突しようとしている。その時になってもアメリカ合衆国や議会はまとまらない。----アメリカ合衆国大統領は闇雲にイラクで軍隊を増強しようとしている。
2017-06-24 22:21:57