1はさっき述べた通り。2はまあ多様性に対する理解。一応その国は徹底した非戦を達成していたので、まあまあよかろうという扱いをされていたのだ。そして3つ目。実はその国はでかいくせに端っこに近い場所にあり、近隣に強国もいなかった為に戦略上放っておかれていたのだ。
2017-06-25 03:22:53つまるところ「国民が考えていた平和を勝ち取っている」という理由は1割以下程度しかなかったのである。実際は国民の知らない場所で凄絶な舌戦が行われ、神業的回避が達成されていたのだから。
2017-06-25 03:24:30しかしそれもある程度の段階に至るまでである。軍事国家が拡大していき天下三分に近い状況になった時。いよいよその国力は無視できるレベルではなくなっていたのである。
2017-06-25 03:25:26各勢力が肥大化していく中、単独でそれに近いレベルの人口。一度も落城したことがないことによる高ステータス補正持ちの大量に存在する国家。はっきりいって放置していいレベルではなかったのだ。引き込めば楽になる。敵に回るとめんどくさい。圧力がかかりはじめるのだ。
2017-06-25 03:26:33それでも女王はギリギリのラインで中立を保っていた。が、やがて限界は来る。ついに「防衛に限る築城支援」を受け入れるに至ったのである。これもまた時代の流れである。
2017-06-25 03:27:37築城支援について疑問が出たようなので捕捉しておく。同盟で出来ることは築城と攻撃。お互いの国家の城の耐久力を削りあうのがその世界の戦争のルールなので、築城支援とはつまり城のHPを回復して耐える仕事である。
2017-06-25 03:29:11ちなみに厳密には築城と攻撃が同盟でどっちか指定できるわけではないので、たまに攻撃ぽちっとかやってログ残しちゃうアホがいて築城支援もわりとぐだぐだになることはあった。その国家ではほぼなかったけれど。
2017-06-25 03:30:01話を戻そう。時代の流れではあった。だがその時代の流れが理解できない者達がいた。そう!平和主義国家の国民達その人である!
2017-06-25 03:31:04その国家は長い間、永世中立の平和主義に慣れすぎていたのである!大体その時点で5年から6年も非戦を貫き通してきたため、その国が戦争に関わることはもはや夢物語として扱われていたのである!そう、肝心のその国民に!
2017-06-25 03:32:30そんな状況で、飛び込んできた築城という形とはいえ戦争に加担する行為。その不満は見事に爆発し、押し寄せたのだ。そう、上層部に。
2017-06-25 03:33:38そして国民は何故こんなことになってしまったんだ、とウルトラマンみたいなことを言い出し。それを上層部にそのまま不満として叩き付けたのだ!今まで永世中立がどのように成立していたかを一切知ることもなく!
2017-06-25 03:35:13確かに女王が言わなかったのも国民が知らなかった原因の一つではある。だが、それ以上に片手で数えられる程度の外交筋の人間しか「そもそも何故平和国家が成立しているか」にいままで関心を示していなかったのが理由である。一切外の世界を見ていなかったのだ、国民は。
2017-06-25 03:36:50女王が言わなかったのは、ちなみに隠していたのではなく。そういう水面下の努力をいう必要がない、という慎みである。
2017-06-25 03:37:51後継いだ人は人望はあったんだけど、外交のノウハウが弱かったんだよね。だから国民は彼女を支持したまま時代に呑みこまれていったのだ。後継ぎは隣人としてはそこそこの好人物だったからね。
2017-06-25 03:46:00まあ最後に補足しておくと。あたしはあくまで軍事系大国側の立場で話してるので。他の国や平和国家側だと別の視点もあるとはおもう、と言っておく。
2017-06-25 03:55:24