"嫌いなものに対する「地雷」という表現"

地雷という表現への違和感と代替について、まとめてみた
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Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

"嫌いなものに対する「地雷」という表現"がある。特に芸術表現、主にサブカルチャーの創作において、【見る側】が「なんでこんなもの作ったの」と言いたくなるようなものに対して使われる。 当人にとっては「 普通に歩いていたら爆弾が埋まってて辛い思いをした、まるで地雷だ 」という事だろう。

2017-06-28 10:36:15
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

>だが元来の「地雷」は「敵に対し攻撃する意図で埋設し、敵を破壊するための兵器」である。つまり「地雷」の概念には「相手に対して攻撃する意思をもっている」という面が存在すると言っていい。しかし"嫌いなものに対する「地雷」という表現"は作る側に関係なく【見る側】が勝手に用いているものだ

2017-06-28 10:39:34
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

>つまり、特にそうした感覚が分からない人にとって見れば「地雷」という表現は行き過ぎだとすら思えるし、もっと言えば「攻撃する意思が無い相手に攻撃してきたと言いがかりをつけている」とも見える。さらに言うならば「攻撃する意思がなくとも、そうならないわけではない」という点でもかみ合わない

2017-06-28 10:55:50

追記:つまり→「地雷は本来兵器の一種である」と考えて喩える人間と、「地雷は地雷という概念(表現)である」と解釈している人間とで話が噛み合わず、互いに「何言ってるんだコイツ」となる。
地雷という概念:踏んで爆発するもの、主に「隠れた脅威」の意。
ただ一般的な表現としても「相手が悪い」という意味合いが強い

Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

>"死ぬほど嫌いなものに対する表現"を一般的な単語として最も適切なのは「アレルギー」だと思う。元来の「アレルギー」は相手どころか当人の意思とすら関係なく「ダメなものはダメ」で、場合によっては死に至ることすらある。致命的なアレルギーを起こしうる人は厳格に注意をしなければならない。

2017-06-28 10:59:32
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

>「特に特殊かつ重いアレルギーを持っている場合、食材の確認をせずに食べることは非常に危険である」。比喩ではなく実際的な問題として"死なないために"自衛策をいくらでも用意する必要があるし 内容物の分からないものは基本的に摂取するべきではない。 それがアレルギーの人の平常だ。

2017-06-28 11:04:25
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

>こう表現すると "嫌いなものに対する「地雷」という表現"をする人 にとって「内容の分からないものを読む」ことの危険性が分かる。周囲に配慮してほしいと願うのも分からないことではないが、重篤な地雷体質をもっているのであれば「ごく当たり前のこと」すらも危険であると自覚するべきである。

2017-06-28 11:08:04
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

>"嫌いなものに対する「地雷」という表現"は、根本的な部分として「地雷」と他動的な表現をしていても実際には見る側だけの体質的な問題である。 死ぬほど辛いとしても、もはや地雷と表現したくなるくらいの敵意を感じたとしても、その感情自体は作る側の意図を一切合切度外視しているのである。

2017-06-28 11:16:45
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

>"嫌いなものに対する「地雷」という表現"には違和感を持つが、ただ「地雷を持つな」などと言いたいのではない。「アレルギー」と表現しているようにそれこそ当人でもどうにもならない問題だと思う。しかしだからこそ配慮をするべきだ。「地雷」と言う見る側も、その体質を自覚して注意するべきだ。

2017-06-28 11:22:16
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

アレルギー体質の人がよく分からない料理を食べてあたって死んだとか、笑い話にもならないよ。

2017-06-28 11:30:00

Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

「なぜ"地雷"という表現が使われてるのか?」というのは少し考えた方がいいかもしれない。地雷は本来「兵器」であり「敵に対して攻撃するためのもの」であるわけだが、なぜ「攻撃する意図に関係なく地雷であると表現したくなるのか・その表現が一般化しているのか」について一つ思い当たる。

2017-06-28 11:37:30
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

>地雷にはもう一つの側面がある。「残留地雷」、戦中戦地に埋設された爆弾が爆破または撤去されずに戦後も残ってしまい「一般人が起爆させて被害を受ける」というケースがある。 これは「その人へ攻撃する意図に関係なく攻撃を受けてしまう状態」、それは正しく「作る側の意図とは無関係な被害」だ。

2017-06-28 11:40:48
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

>なるほど確かに「残留地雷」を"一般的な地雷"として認識していれば、「なぜ地雷を撤去しないのか・あるいは地雷地帯だと看板を立てておかないのか」と怒るのも頷けるかもしれない。だがしかし、創作は爆弾を作っているわけではない。料理を作っていて「兵器を作るな」と怒られるのは理不尽だろう。

2017-06-28 11:44:26
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

>ゆえに「地雷を作るな」と主張することは決して正当な権利とはいいがたい。また"地雷地帯の看板"、内容の情報もそうした人々が回避するためには必要かもしれないが、それは反面、創作においては「内容のネタバレ」であり物語の創作における不可逆な大きな楽しみを奪うものにもなってしまいうる。

2017-06-28 11:50:39

Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

アプローチが間違っていた感じ。

2017-06-29 05:09:26
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

でも、どの道「問題を相手へすり替えることの馬鹿らしさ」は変わってない。

2017-06-29 05:09:46
Philo.Dill📖 @vegel_dimerk

問題としているのは単なる好みの話で「 "地雷"という一般的には"相手側が悪い"というニュアンスの表現を用いている (受け手が"被害者"になる)」こと、好みは受け手の問題なのにあたかも自分のせいではなく相手のせいであると振舞うこと。でもまあどうしようもないから配慮も必要だよねって話

2017-06-29 05:25:45