都名所図絵巻之四 下

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なんでも かんでも @kandemo

「都名所図会巻之四」 37頁 nichibun.ac.jp/meisyozue/kyot… 「茸狩(たけかり)や   鼻(はな)の  さき   なる  歌   かるた     其角」

2017-06-28 11:08:47
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「明智坊(みやうちばう)石像(せきそう)[松尾(まつのを)社の北一町はかりにあり。明智(みやうち)坊は、山門の磧徳(せきとく)なり。大衆と諍論(しやうろん)におよび、山門を退(しりそ)きて此所に閑居(かんきよ)す]」

2017-06-28 11:10:18
なんでも かんでも @kandemo

「月讀社(つきよみのやしろ)は、松尾(まつのを)の南二町にあり。松尾七社の内なり。[當社鎮座(ちんざ)のはじめは、往昔にして年歴(ねんれき)知れず。松尾より以前と見えたり。齊衡(さいかう)三年三月に山城國葛野(かどの)郡月讀社(つきよみのやしろ)を松尾の南に迁(うつ)すよし、…」

2017-06-28 11:11:08
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「… 文徳實録(しつろく)に出たり。又、文徳(ふんとく)帝御宇仁壽(にんじゆ)三年に痘瘡(もろさ)大に流行(はやり)して、諸人これを愁(うれ)ふ。此時當社の神詫(しんたく)ありて、その害(かい)を救(すくひ)給ふ。…」

2017-06-28 11:11:55
なんでも かんでも @kandemo

「… 是よりして、貴賤(きせん)疱瘡(はうさう)の災(わざわひ)を免(まぬかれ)んため、此社に詣(もふ)で、神のたすけを祈(いの)る由、三代實録(じつろく)にあり]」

2017-06-28 11:12:31
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「狐齊(きつねさい)は、松室(まつむろ)の西、往還(わうくはん)の傍(かたはら)にあり。[小社あり。幸(さい)の神(かみ)を祭る。実(じつ)は、結地齊(けつちざい)なり]」

2017-06-28 11:13:04
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「華厳寺(けこんじ)は、月讀(つきよみ)の南谷村(たにむら)竹林(ちくりん)の中(うち)にあり。宗旨(しうし)は華厳(けごん)にして、本尊(ほんぞん)は大日如来(によらい)。左に釈迦佛(しやかふつ)[頭(かしら)に宝冠(ほうくわん)を戴(いたゝい)て、…」

2017-06-28 11:13:43
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「… 長一尺計(はかり)、是華厳(けこん)の相なり] 右に開基(かいき)鳳潭(ほうたんの)像[左の手に華厳(けごん)經を持、右の手に如意(によい)を持] 門(もん)の額(がく)華厳寺(けこんし)は、黄檗隠元(わうばくいんげん)の筆。左右の聯(れん)は、鳳潭の筆也。…」

2017-06-28 11:14:21
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「… 此所は最福寺(さいふくじ)の延朗(ゑんらう)上人の住給ひし谷堂(たにたう)の旧蹟(きうせき)也。[字を寺家の内といふ] 近年鳳潭和尚華厳宗(けごんしう)を再興(さいこう)あらんとて、…」

2017-06-28 11:15:22
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「… 松尾安照(あんしやう)寺を遷(うつ)して華厳寺(けごんじ)と改め此地におゐて寂(しやく)す。[元文三年二月廿六日八十五才]」

2017-06-28 11:16:24
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「衣手杜(ころもてのもり)[いにしへ松尾のひかしにあり。洪水(こうすい)に漂流(ひようりう)し樹木(しゆもく)絶(たへ)て河原となる。衣手社は、松尾の社内に有]…」

2017-06-28 11:16:59
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「…  續拾   秋(あき)毎にたれか染(そむ)らん主しらむから紅(くれなゐ)の衣手(ころもて)の杜(もり)  顕輔  續千   涼(すゝ)しさに立よるからにしられけり秋風(あきかぜ)近(ちか)き衣手の杜  為氏」

2017-06-28 11:17:29
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「都名所図会巻之四」 38頁 nichibun.ac.jp/meisyozue/kyot… 「月讀社(つきよみのやしろ)  葉室西芳寺(はむろさいはうじ)  桂(かつら)の里(さと)  久遠寺(くをんじ)」

2017-06-28 11:18:41
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「都名所図会巻之四」 39頁 nichibun.ac.jp/meisyozue/kyot… 「都(みやこ)の西なる樫木原(かたぎはら)沓掛(くつかけ)の  里(さと)大枝坂(おいのさか)は、山重(かさな)り樹林(じゆりん)茂(しげ)り…」

2017-06-28 11:21:51
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「…  常(つね)に霧深(きりふか)ふして谷幽(たにかすか)なり  子規(ほとゝきす)聞(きか)んとて都(みやこ)の騒客(さうかく)此  ほとりにいたり夏(なつ)の月(つき)の清(きよ)  げなるを詠(ながめ)て歌(うた)よみ宴(さかもり)して…」

2017-06-28 11:22:30
なんでも かんでも @kandemo

「…  沈酔(ちんすい)する時何かしの鳥(とり)の  一ッ聲(せい)におどろかされて  ねむりをさますも  韋應物(いをうぶつ)が詩(し)の心(こころ)に              ちかし」

2017-06-28 11:22:59
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「都名所図会巻之四」 40頁 nichibun.ac.jp/meisyozue/kyot… 「西芳寺(さいはうじ)は、松尾の南葉室(はむろ)にあり。禅宗(ぜんしう)にして、本尊阿弥陀佛(あみだふつ)は、聖徳太子(しやうとくたいし)の御作なり。…」

2017-06-28 11:24:10
なんでも かんでも @kandemo

「… 開基(かいき)は、聖武帝(しやうむていの)御宇(ぎよう)天平年中に行基(ぎやうぎ)菩薩(ぼさつ)、中興(ちうこう)は、夢窓国師(むさうこくし)也。方丈(ほうじやう)の庭(には)は、夢窓の作也。…」

2017-06-28 11:24:51
なんでも かんでも @kandemo

「… 庭中(ていちう)の造化(さうくは)四時(しいし)の風光玄妙(ふうくわうけんみやう)にして、又比類(ひるい)なし。西来堂(さいらいだう)[佛殿(ぶつでん)をいふ。本尊は来迎(らいかう)の像(ぞう)也。額(がく)は西芳精舎(さいはうしやうしや)と書す] …」

2017-06-28 11:25:34
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「… 瑠璃殿(るりでん)[無縫閣(ぶほうかく)の閣下(かくか)をいふ] 釣寂菴(てうしやくあん)[書院(しよゐん)をいふ] 砺精(れいしやう)[瀧口(たきくち)の傍(かたはら)の小亭(てい)をいふ] …」

2017-06-28 11:26:15
なんでも かんでも @kandemo

「… 賣風店(ばいふうてん)[山頂(さんてう)へ登る道の側(かたはら)の小店(てん)をいふ] 縮遠亭(しゆくゑんてい)[絶頂(ぜつてう)の小亭(てい)を云] 黄金池(わうこんち)[池をいふ。舟(ふね)を泊(とま)る所を合同舩といふ] …」

2017-06-28 11:26:54
なんでも かんでも @kandemo

「… 向上関(かうしやうくわん)[方丈と指東菴(しとうあん)の小門をいふ] 指東菴(しとうあん)[開山(かいさん)夢窓(むさう)の塔(たう)なり。向上関(かうしやうくわん)より入ッて庭中(ていちう)の佳境(かきやう)を開(ひら)く。…」

2017-06-28 11:27:53
なんでも かんでも @kandemo

「… 南面(なんめん)の小菴(しやうあん)を指東(しとう)といふ。是真如親王(しんによしんわう)山居の旧地(きうち)なり。國師此室(しつ)に入ッて和歌(わか)を詠(ゑい)す]  かくせたゝ道(みち)をば松の落葉(をちば)にて我(わが)住(すむ)屋どゝ人にしらすな  夢窓」

2017-06-28 11:28:29
なんでも かんでも @kandemo

「… 湘南亭(しやうなんてい)[地中(ちちう)の亭(ちん)をいふ。橋(はし)を邀月(ようけつ)といふ] 潭北軒(たんぼくけん)[佛殿(ふつでん)の北西にあり。其庭に紫竹(しちく)七莖(しちきやう)を種(うへ)たり。北斗(ほくと)七星(せい)を標(ひよう)すとなん] …」

2017-06-28 11:29:13
なんでも かんでも @kandemo

「… 貯清(しよせい)[北の小院をいふ] 士峰一覧(しほういちらん)[貯清(しよせい)の南をいふ。比叡山(ひゑいさん)に向ふ所に一宇(う)を構(かまへ)てこれを名(な)付るなり] …」

2017-06-28 11:29:53
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