中国の新本格ミステリの旗手、陸秋槎氏が今年も本格ミステリ大賞のイベントにご来場（2017年6月）

陸秋槎 @luqiucha

僕以外、新本格の影響を受けてミステリ小説を書いてる中国人は決して少なくないと思い、中に長編(または短編集）デビューした人も何人がいます。これから中国にも新本格のブームが来る可能性もゼロではないだろう。

陸秋槎 @luqiucha

残念ですが、いま本格ミステリファン以外の中国の読者たちは僕らの作品を知らないと思います。それにマニアックな要素を入れたので、よくバッシングされています。ただ、僕らが書いたミステリファンの青春に共感する読者から応援をいただいています。いつか日本の先輩たちに認められてほしいです。

たちはら とうや @ttouya

連続RTした陸さんの長編第二作については、某雑誌で紹介予定。確定したらまた宣伝します。書きたいことが多すぎて、勝手に二回に分けて掲載させてもらうことにしました。1回目は紹介、2回目はインタビュー中心になる予定です！

中津宗一郎／2回接種 @nakatsu_s

昨晩は、中国の若手ミステリ作家の陸秋槎さんとお会いして、色々と中国でのミステリ事情や、武侠小説の現在などもうかがいました。非常に勉強になりました。あまり日本に伝わってこない中国のサブカルチャーの一端を知ることができました。

中津宗一郎／2回接種 @nakatsu_s

中国ではミステリ小説は、大きく4つのジャンルに分かれていて、①ホラー・サスペンス、②本格ミステリ、③時代小説ミステリ、④社会派ミステリとなっており、①と③が非常に隆盛を誇っているそうです　（続く）

中津宗一郎／2回接種 @nakatsu_s

（続き）①ホラー・サスペンスは、主としてネット小説出身の作家が多く、やや文章的に散漫な点は日本の「なろう系小説」と似つつも、ネットでのドラマになるなど、大きなヒットを数多く産み出しているそうです。（続く）

中津宗一郎／2回接種 @nakatsu_s

（続き）②本格ミステリは、市場は小さいものの、高校生・大学生を中心とした若い読者が数多く、これからの発展が望めるのではないかとのこと。ちょうど日本の新本格がブームになった時と同じ様相を呈していて、綾辻行人さんから始まり、最新の日本のミステリを読む方が多いようです。（続く）。

中津宗一郎／2回接種 @nakatsu_s

（続き）③時代小説ミステリは、日本で言うところの「捕物帖」であるとのこと。唐や宋の時代を舞台にして、描かれることが多いとのこと。①ホラー・サスペンスに対して、こちらはTV地上波でのドラマ化が非常に熱心に行われているそうです。むー、日本の時代小説編集者としてはウラヤマシイ（続く）。

中津宗一郎／2回接種 @nakatsu_s

（続き）④社会派ミステリは、官僚の腐敗と戦う主人公との骨太のストーリーとのこと。良質な作品を描くのが大変であるため、本数は少ないものの、良作には世代を超えたファンがついて大ヒットになることが多いとのことです。相場英雄さんのような作風かな。翻訳に向いているのではとのこと（続く）。

中津宗一郎／2回接種 @nakatsu_s

（続き）陸さんは、上海の大学でミステリ研に入っていたとのこと。創設者ではないものの、最初期のメンバーで一番本格ミステリに詳しかったとのことです。日本の若いミステリ作家の名前がバンバン出てくるので、中国の作家と話している気が全然しないという……。スゴイ面白い作家さんでした。

中津宗一郎／2回接種 @nakatsu_s

中国ミステリ作家の陸 秋槎さんから「中国武侠小説の現在」を聞いたんですが、少し停滞気味だそうです。中学の時に古龍がお好きで、金庸はもう国民文学の域なのだそうだ。で、友人で武侠モノが好きな方に言わせると、現在は香港の「武道狂之詩」が良いらしい。（続く）

中津宗一郎／2回接種 @nakatsu_s

（続き）『武道狂之詩』はコミカライズもされていて、こんな感じ。tw.ikanman.com/comic/3574/　ちなみに見れば分かるが、このタイトルは水島新司の『野球狂の詩』のオマージュなのだそうです。土佐丸高校 vs 弁慶高校っすよー…とHUNTERXHUNTERネタにも被せる。

ヤマギシルイ 𝐁𝐞𝐬𝐭 𝐂𝐥𝐨𝐬𝐞-𝐮𝐩 𝐌𝐚𝐠𝐢𝐜𝐢𝐚𝐧 @rouis_ymgs

金沢在住の華文推理小説家、陸秋槎 @luqiucha さんにデビュー第二長篇『当且仅当雪是白的 If and Only If the Snow is White』（雪が白いときにだけ）を頂戴しました。虐めを苦に雪の離れで死んだ少女は本当に自殺だったのか……という青春本格ミステリ。 pic.twitter.com/n4n74HoE8F

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ヤマギシルイ 𝐁𝐞𝐬𝐭 𝐂𝐥𝐨𝐬𝐞-𝐮𝐩 𝐌𝐚𝐠𝐢𝐜𝐢𝐚𝐧 @rouis_ymgs

.@luqiucha 陸秋槎『当且仅当雪是白的』、エピローグの舞台はなんと当店、マジックバー金沢STYLE！　「バックカウンターにはミステリやサインが並び、島田荘司『異邦の騎士』に登場するリターントゥフォーエバーの「浪漫の騎士」が流れている。……マスター、ラフロイグをもう一杯」といった感じでしょうか。 pic.twitter.com/XjTqbtSP0O

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ヤマギシルイ 𝐁𝐞𝐬𝐭 𝐂𝐥𝐨𝐬𝐞-𝐮𝐩 𝐌𝐚𝐠𝐢𝐜𝐢𝐚𝐧 @rouis_ymgs

.@luqiucha 陸秋槎『当且仅当雪是白的』、以前から「ヤマギシさんのお店を作品の舞台に使っていいですか」とご相談いただいていたのですが、こんなにも早く実物が見れるとは。ただただ感動。悲哀かつ痛切な粗筋、雪密室、初期クイーン風ロジック……と本格ミステリ愛好家が偏愛する要素満載のことで、翻訳に期待。

風狂奇談倶楽部 @FukyoMurderClub

【宣伝】11/23(水祝)開催第23回文学フリマ東京で頒布する新刊・『現代華文ミステリワールド』の表紙と目次を公開します！華文ミステリの現状を凝縮した一冊です。既刊の風狂通信3冊と共に、【カ-15ブース】にてお待ちしております！ fukyomurderclub.web.fc2.com/publications.h… pic.twitter.com/cGTDAgeAZG

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風狂奇談倶楽部 @FukyoMurderClub

【告知③】さらに目玉として、日本在住の気鋭ミステリ作家・陸秋槎先生の本邦初訳作品「冬の喜劇」（稲村文吾=訳）を特別掲載！十年前の冬の日、陸秋槎はルームメイトの陳姝琳と犯人当てに挑戦する。姝琳の文通相手が書いたというその真相は余りにも簡単で、しかも致命的なミスがあるというのだがーー

マックスマルクス @maxmarx2

文フリで「現代華文ミステリワールド」と本を買ったのだが、中国人の作家の短編の翻訳が載っていたのだが、なかなか面白かった。日本の新本格の影響が強いけど、メタネタだけど、ミステリーとしては意表を突かれた。割と麻耶雄嵩当たりに近いか。

小野家由佳 @timebombbaby

陸秋槎「冬の喜劇」(『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドⅢ 現代華文ミステリワールド』所収)読了。〈問題のある〉犯人当てミステリの原稿を作中作とし、その原稿について二人の登場人物が議論するという、いかにも、な本格ミステリ短編の佳作でした。

小野家由佳 @timebombbaby

まず、ミステリマニアチックな内容にニヤニヤ。クイーンその他の名前や作品名が飛び出てきたり、犯人当ての中身についての色々な言及があったりと、ああ、本格ミステリマニア……！となってしまいます。そして、このマニアチックな部分がただのお遊びではないというのが良い。

小野家由佳 @timebombbaby

あらゆる意味で華文ミステリ版『どんどん橋、落ちた』な感じの一編ではないでしょうか。楽しめました。