「グランドオーダー・フォー・ザ・フューチャー・オブ・ネオサイタマ」♯4

よつばりんご @chiyotsu1015

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◆許可◆今日FGO+ニンジャスレイヤーの二次創作小説の続きを投稿します。夜は騒がしいかもしれませんがよろしくお願いします◆願望◆

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◆今からニンジャスレイヤー+FateGOのクロスオーバー小説を流します◆実況タグもあります◆#njFateGO　でよろしくお願いします！！◆

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【グランドオーダー・フォー・ザ・フューチャー・オブ・ネオサイタマ】♯4

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突進してくる化け物を避け、ヒジカタは体勢を変える。一度停止した化け物を、振り返り様に大きく斬った。だが刃が通らぬ！綿めいて深く沈み込み、真二つにはならない！「厄介な毛生やしやがって」「カタナが通らねえなら」ディテクティヴがピストルカラテの構え。「撃ってみるか！」72

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ディテクティヴの影から次々とカラスが飛び出し、彼の2丁拳銃に装填された。BANG！BANG！BANG！連続射撃！全弾ヒット！だがダメージは軽傷！「バアァァァーッ！」化け物がディテクティヴ目掛け突進！「アブねえ！」ワンインチ距離で回避！「打撃はダメか！」73

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「カタナもカラスも効かないならさァ！」ヒジカタが声の元を見た。エーリアスの頭髪が赤く染まり、風に靡いている。「燃やすしかねェだろ！」彼女の両手から炎が吹き出た！カトン・ジツだ！炎は化け物に到達、全身を覆い尽くした。「バアァァァーッ！」化け物は火を消そうともがく！74

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「うるせェ！早く死ね！」だが怒る彼女は火力を倍増！黒羊の化け物はより黒くなり炭と化した。「おい、アンタ」「あン？」「アアドーモ、ヒジカタです。アンタはエーリアスとは違うのか」「ヘル・オー！ブレイズです。あのヘタレ野郎と一緒にすんじゃねェよ」75

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（多重人格か）カルデアにも多重人格持ちが居る為、ヒジカタはすぐに察する事が出来た。（あのハサンとは違うタイプか……ジキル・ハイドの奴らに似ている。切り替わるタイミングは分からなかったが）「アー、考え込んでる所悪いが」ディテクティヴが声をかける。「増えたぜ、敵さん」76

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先程と全く同じ化け物達が、ヒジカタ達を囲んでいた。数多の赤い目が睨む。「要するにコイツら、燃やせば良いんだろう？」ヒジカタが力を籠める。全身が発火！「アンタそんな事出来るのか！？熱くないか！？」ディテクティヴが驚いた。「痛くも痒くもねェ」ヒジカタはジゴクめいた笑み！コワイ！77

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その片目には狂気の光が浮かぶ。（やっぱりヒジカタ＝サンはニンジャスレイヤー＝サンと家族関係なんじゃ）ディテクティヴは再度考えた。「苦しんで死ねよ！」「ここが新撰組だ！」叫びながら化け物を蹂躙するブレイズとヒジカタに、自分も何かせねばと思い、彼はブレイズに叫ぶ。78

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「火を貸してくれ！」「あ？」「弾倉の辺りに頼む」ブレイズは舌打ちした。ディテクティヴの2丁拳銃、その弾倉周りに火が灯る。「熱いだろうが許してくれよな」影から飛び出したカラスは、火の壁を通り抜け装填、全身を燃やしながら突撃！ブレイズの背後の化け物を銃撃！ヒジカタは口笛を吹いた。79

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ヒジカタ達の周りを覆っていた黒い壁は、業火によってアビ・インフェルノ・ジゴクめいて燃え盛った！炎の海は、化け物が全滅するまで燃え続けていた。ヒジカタは、燃え残りの眼球と毛、灰を袋に入れる。「何してンだ？」元に戻ったエーリアスが聞いた。「敵の情報を入手している」80

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「もうすぐでニンジャスレイヤー＝サンの所だ」ディテクティヴが歩き出す。「今のオバケが何だったか分からん。さっさと合流しておこう」「いや、待ってくれオッサン」エーリアスがディテクティヴを止める。「どうした？」「見ろよ……」エーリアスが指差したのは電気量販店のショーウィンドウ。81

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『速報』『キョートの街一角が消滅』『避難重点』『蛍光色の01による消滅』『都市伝説との関連性』商品のテレビに映るのは緊急ニュース。「……オイオイオイ、冗談だろう？」「オッサン、もうすぐキョート帰るって言ってただろ？どうするンだ……俺の家も平気かな……多分もう使わねえけど」82

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ヒジカタは驚く二人の背を見ていた。（キョート……？京の都の事か？消滅……？都市伝説……この情報もカルデアに出した方が良さそうだな）ダ・ヴィンチから預かっていたカメラを思い出し、テレビ画面の写真を撮る。（さっきの化け物も撮っておけば良かったか）今更そう考えた時。83

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「あっ！ヒジカタ＝サァーン！」「オキタか」走ってきたオキタが手を振った。「良かったです！無事で！」「てめえも一人で動くんじゃねえ」「一人じゃなかったです！マスターが居ましたしー！」「ヒジカタ＝サン！」マスター、ニンジャスレイヤー、ナンシーも後を追って歩いてきた。84

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「あら、本当にそっくりね」「ウム……」ナンシーが感心した。「遅かったな、何があった」ニンジャスレイヤーの問いにエーリアスが答える。「そうだよ！敵が出て倒して、それでキョートが……見てくれ！」エーリアスが指差したテレビでは、『安心安全！経歴書不要！』やや大きな会社のCM。85

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「イヤッ！これは違うぜ！ちょっと待たないと」「写真なら撮ったぞ」「マジでか！」ヒジカタがカメラを見せる。「何だ、これは」「街が消えてる……というよりは真っ暗になってる感じね」「不気味ですね……」全員が覗き込み、思い思いの感想を呟く。「01による消滅……？」ナンシーが怪しんだ。86

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「さっき敵にも襲われたんだよ」ディテクティヴが言った。「敵って……蛍光色の人達ですか？」「蛍光色？装飾は蛍光色だったが、人じゃあないぜ。黒い羊めいた化けもンだ」「羊？」「残り滓ならここにあるが」ヒジカタが袋を広げる。「ヒジカタ＝サン便利ですねえ」オキタが眼球を摘まむ。87

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「この眼球、どこかで見たような……」「アーッ！？」マスターが驚き叫んだ。「どうしました！？」「その目！魔神柱の目じゃん！」「アーッ！！？？」オキタも叫んだ。ヒジカタは黄金の柱を一瞬思い浮かべ、納得した。「で、それをナンデあの化け物達が持ってたんだ。それも17個も」88

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「そもそもマジンチュウ？ってナンだ」ディテクティヴは聞き慣れない単語に困惑した。「二度目の解説、お願いして良い？マシュ」『アッハイ！』「そうだ、アイサツしておかないとですね！ドーモ、オキタです！」「ドーモ、エーリアスです」「ドーモ、ディテクティヴです。景気良いな、アンタ」89

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「元気こそ活力源です！」オキタは胸を張る。「明るくいれば元気も湧くものです！あの蛍光色の人達みたいに明るい服を着ていれば良いと言うものではないですが……」「そういえば、その服目立つわね」ナンシーがダンダラの羽織を指差す。「服、貸そうか？」「際どいのはいいです」オキタは断った。90

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【グランドオーダー・フォー・ザ・フューチャー・オブ・ネオサイタマ】♯4おわり、♯5に続く