- eguchi2014
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@hkubota1016 うあ?(笑) 私は「恋愛にしか付随しない」とは一言も言ってませんが、男女が抱く嫉妬感情の一つの大きな、主要と言ってもいい起源が恋愛、あるいは性淘汰にあるのは間違いないでしょうねえ
2017-07-22 15:26:52「恋愛がなければ嫉妬はない」を前提としないと、「恋愛が昔からあったこと」の根拠として「嫉妬が昔からあったこと」は挙げられないんだぜ。
2017-07-22 16:14:50@hkubota1016 ??「嫉妬が昔からあったこと」を根拠にはしてませんが…とりあえず嫉妬は繁殖上、大きな機能を持ちました。嫉妬感情を持つことでライバルを遠ざけ危害を加え場合によっては殺し、妻や恋人を監視し行動を制約して他の男に寝取られないようにする(纏足やブルカの起源もこれ)ことができた者の子孫が、
2017-07-22 17:44:52@hkubota1016 我々(聖人君主に見える久保田大先生も含めw)なのです。逆に、十分な嫉妬感情を持たなかった祖先は今日まで生き残るに足るだけの子孫を残せなかった。今では非人間的に思える要素が繁殖に大きな役割を果たすのは嫉妬だけではないが、少なくとも繁殖の成功につながった恋愛感情の喫緊の要素でしょうね
2017-07-22 17:50:41@hkubota1016 議論に本質的とは思えませんが、もしかして恋愛感情と並んで嫉妬感情が人類普遍だという言質を私から取りたいのだとすれば(笑)、答えはイエスです。嫉妬がない楽園とされたミードのサモアも、今は再調査で否定されています。サモア含む伝統的社会(未開社会)の殺人率は現代米国よりも高いのですが、
2017-07-22 18:18:24@hkubota1016 その原因のほとんどは女の不貞行為(ないし不貞したという誤解)に対する嫉妬感情の爆発で、加害者はほとんどが男で、被害者はその妻か、彼女の恋人(またはそう誤解された男)です…恋人が逆襲して夫を殺す場合もありますが twitter.com/9w9w9w92/statu…
2017-07-22 18:24:51コナー「われわれはいまだに、ある考えから脱却できていない。それは、この世界のどこかに、人間が自然や仲間たちと完全に調和して暮らしている場所があり、そしてもし西欧文明の悪しき影響さえなければ、われわれもまたそうやって暮らせるにちがいないという考えである」8 西城秀樹「愛の園」(古)
2017-06-21 05:58:36@hkubota1016 失礼、見落としていました。↓デヴィッド・バスが引用しているのは下記の論文です twitter.com/9w9w9w92/statu… scholar.google.co.jp/scholar_url?ur…
2017-07-23 02:31:26「愛と呼ばれる感情や行動は、近代の西欧的な価値観から生みだされたわけではなく、もっと普遍的なものである。…人類学者ウィリアム・ジャンコウィアクは、世界中の168の文化圏を対象に調査を行ない、90%近くで、ロマンティックな恋愛感情の存在を示す強力な証拠を発見している」77頁
2017-06-21 16:39:44@hkubota1016 「ロマンティック・ラブは、社会的に構築された心からは独立の、ヒト科の脳内の諸力から生ずる」p.150. バスの原書も確認しましたが、上の「168の文化圏」は訳者ではなくバス自身の誤記で、正しくは「186」
2017-07-23 02:53:47@hkubota1016 「ロマンティック・ラブにより我々は、エロティックな文脈内での、将来まで一定時間続くことの期待を伴う他人の理想化を含むような、何らかの強い引きつけ(attraction)を意味する。ロマンティック・ラブは、(しばしば愛着と呼ばれる)愛の交際段階とは著しい対照をなす」p.150.
2017-07-23 03:03:46@hkubota1016 内容分析っすかね…マードック&ホワイトのSCCSを複数人で読み、下記の5つの指標のいずれかに該当する文章があれば、ロマンティック・ラブ存在の証拠とした。 ①個人的な苦悶や憧れを示す説明 ②ロマンティックな熱中の背後の動機を明示する恋歌やフォークロアの使用 ③相思相愛による駆け落ち
2017-07-23 03:28:18@hkubota1016 ④情熱愛の存在を確証するネイティブな説明 ⑤ロマンティック・ラブがあるというエスノグラファーの確信 結果↓ p.152. pic.twitter.com/VjKlgAvkMc
2017-07-23 03:35:50@hkubota1016 完全に土着的なロマンティック・ラブ表象の3事例 ①クンの女ニサの語り(これは有名で邦訳あり)…夫と愛人への愛の区別w ②ラップ人ジョン・テュリの自伝 ③宋代の不倫・駆け落ち物語『玉観音』(『トリスタンとイゾルデ』に似る) 分析可能な166社会の88.5%に存在。pp.152-3.
2017-07-23 04:07:16@sterenly デヴィッド・バスが元にした調査論文を、久保田氏への返信ツイートの形で6つにまとめてみました twitter.com/9w9w9w9/status…
2017-07-23 06:50:05やや雑だけと、1)性欲ないし種の保存に関する欲動、2)そこから派生した結婚ないし類似の文化、3)それに付随する情緒性、4)制度化された結婚の反射として生まれた婚外の情緒性、5)それがキリスト教と結びついた霊的な精神性、6)これが再び結婚制度と結びついて生まれた文化、を区別しては。
2017-07-23 16:31:40恋愛の歴史性に対する批判として、3)もあった(夫婦が完全に制度的なものだった訳ではない)とか、4)もあった(制度の外にも強い情緒性はあった)というものがあるけど、ここで「恋愛」と呼んでるのは5)の強い影響下にあり6)で結婚と結びつく特殊な精神性のことで、やっぱりズレがあるような。 twitter.com/hkubota1016/st…
2017-07-23 20:07:56@hkubota1016 どうも。これらの項目が「恋愛の歴史性」を説くための概念装置ならば(ではないのかもしれませんが)、5)と6)に既に歴史的事象(キリスト教)が入ってしまっているのは論点先取になりはしませんか。あとこれは内輪ネタですが(笑)、現在の進化生物学では1)の「種の保存」は完全否定されています
2017-07-23 20:30:43@9w9w9w9 論点先取りというか、私は「恋愛」という言葉で5)や6)を指していますから、それを4)に広く解釈してその普遍性の話を始めたのはおのうえ先生なのでは?5)や6)は確かに歴史的な語を含んでいますが、それとほぼ同じ内実をもった情緒性の広範性が示されるなら、ある程度説得されると思います。
2017-07-23 20:53:59@9w9w9w9 ただ、別の話ですが4)についてのこうした議論をよく知りませんでしたし、誤解していた点も確かにありましたので、大変勉強になりました。どうもありがとうございます。取り寄せて詳しく読んでみます。
2017-07-23 20:55:08