シェア・インターナショナルと反キリストの支配

教会の栄光 @glory_of_church

したがって、「復活」して弟子に現れたのが、神人イエス以外の誰かであったなどと正統キリスト教は考えたりしません。 （ヨハネによる福音書第二十章、使徒行伝13:32、カトリック教会のカテキズム638以下など参照） cbcj.catholic.jp/publish/cate/

教会の栄光 @glory_of_church

「欺く者が多く世に出て、イエスが肉体をとってこられたキリストであることを宣言しようとしない。 これが欺く者、反キリストである。」（Ⅱヨハネ） 　 「偽る者とは誰か。イエスがキリストであることを否定する者ではないか。御父と御子を否定する者は反キリストである」（Ⅰヨハネ２：２２）

教会の栄光 @glory_of_church

シェア・インターナショナルは、 「1945年に「ナグ・ハマディ」写本が発見されたのは、今日のキリストの帰還のための準備として当時の出来事をもっと明白にするために、イエス覚者によって鼓舞されたからです。」（「使命」邦訳・第三巻、p.165） と主張しています。

教会の栄光 @glory_of_church

しかし、既に二世紀からこの種のグノーシス主義は聖エイレナイオスなどによる批判の対象となっており、 現代の聖書学者の多くも、これらの文書をグノーシス主義的思想に適合するように共観福音書を編集して作り上げられたフィクションであると評価しています。

教会の栄光 @glory_of_church

ナグ・ハマディ写本についての聖書学者達の評価については以下の記事を参照。 The Gnostic Gospels: Part Two Are They Authentic? by Douglas Groothuis equip.org/article/the-gn…

教会の栄光 @glory_of_church

例えばBently Layton,The Gnostic Scriptures(Doubleday),p.251は、 ヴァレンティノス作とされる「真理の福音」について、新約聖書から取られた材料を作者のグノーシス主義的思想に合致するようにパラフレーズしたものだと評価していますし、

教会の栄光 @glory_of_church

もう一人の聖書学者C.M.Tuckettも、「真理の福音」について、正典となった福音書の素材以外の資料を利用して書かれた証拠はまったくない、としています。 （Journal of Theological Studies,n.s.35(1984):145）

教会の栄光 @glory_of_church

Tuckettは「フィリポの福音」「マリアの福音」についても同様の判断を下しています。（"Synoptic Tradition in Some Nag Hammadi and Related Texts"Vigiliae Christiane 36,no.2(1982):184）

教会の栄光 @glory_of_church

グノーシス主義を批判した聖エイレナイオス『異端反駁』邦訳は教文館から邦訳が出ています。図書館でリクエストしてみて下さい。kyobunkwan.co.jp/publishing/arc… ネット上に公開されている英訳はこちらです。 newadvent.org/fathers/0103.h…

教会の栄光 @glory_of_church

グノーシス主義を批判したもう一人の古代教父であるアレキサンドリアのクレメンスの著作『ストロマテイス』は『中世思想原典集成』第一巻（平凡社）に部分訳が収録されています。heibonsha.co.jp/book/b160104.h… 英訳はこちらです。 newadvent.org/fathers/0210.h…

教会の栄光 @glory_of_church

聖エイレナイオス『異端反駁』第三巻１６・１（教文館版邦訳３巻p.76）には、「イエスはキリストの器であって、このイエスにキリストは上から鳩のように降り、名づけることのできない父を知らせた」と主張するグノーシス主義者達の話が出てきます。

教会の栄光 @glory_of_church

Ron Rhodes,The Counterfeit Christ of the New Age Movement(Baker Book House)は、まさしくこの種の「イエス」と「キリスト」の分離が、現代のニューエイジ思想において再び出現していることを指摘しています。

教会の栄光 @glory_of_church

この著作は「イエスは洗礼の時になって初めて「キリスト」になった」（ルドルフ・シュタイナー）とか「キリストは三年間にわたってイエスの体をのっとった」（ベンジャミン・クレーム）などのニューエイジ系異端キリスト論に関する研究と批判です。 amazon.com/Counterfeit-Ch… pic.twitter.com/p2ZrCWp6XC

拡大

教会の栄光 @glory_of_church

言うまでもなく、正統キリスト教は、イエスとキリストは別の存在者であるとか、イエスがキリストでない時があったとか考えたりしません。聖エイレナイオスが『異端反駁』で聖書を引用しつつ説明している通りです。 pic.twitter.com/kNanAKliSw

拡大

教会の栄光 @glory_of_church

イエスとキリストを分離し、イエスがキリストでない時があったなどと主張する思想は、新約聖書「ヨハネの第一の手紙」2:22に従って、反キリスト教です。 　 「偽る者は誰か。イエスがキリストであることを否定する者ではないか。御父と御子を否定する者は、反キリストである。」

教会の栄光 @glory_of_church

シェア・インターナショナルのベンジャミン・クレームは、カトリック教会は「教義や教理…を放棄するだけの柔軟性」があれば、 自称「キリスト」の出現の後に特別な役割を持つだろうという趣旨のことを述べています（「使命」第一巻、邦訳p.87）。

教会の栄光 @glory_of_church

カトリック教会が信仰箇条として定義するものは、聖霊の助けによって不可謬的なものであり、 それゆえ、将来的な変更･放棄の余地は一切ありません。 不可謬性の範囲については、『カトリック百科事典』の次の項目を参照。newadvent.org/cathen/07790a.…

教会の栄光 @glory_of_church

このような不可謬の教義的権威がなければ、教義上の重大な疑義や紛争に決着がつかず、 人々が真理を認識し救いを得る上で支障が生じます。 それゆえ、教会の設立者である神はそのような支障が生じないよう教会に助けをお与えになるのです。 『カトリック教会のカテキズム』８９０前後も参照。 pic.twitter.com/gbbmIvWUrz

拡大

教会の栄光 @glory_of_church

シェア・インターナショナルのベンジャミン・クレームは、反キリストは個人ではなく「エネルギー」であって「第二次世界大戦における枢軸国の敗北とともにこの時代に対する反キリストエネルギーの活動は終了し、 今後３０００年以上再び出現することはありません。」 と主張しています。

教会の栄光 @glory_of_church

前掲の引用はシェア・インターナショナルの定期刊行物"The Emergence Quarterly"からのものです。Charls Upton,The System of Antichrist(Sophia Perennis),p.469を参照して下さい。 pic.twitter.com/ZW6liJyI2S

拡大

教会の栄光 @glory_of_church

聖書においても反キリスト概念は個人に留まるものではありませんが（「ヨハネの第一の手紙」２：１８参照）、 黙示録第十三章の「獣」、つまり個人としての反キリスト、偽メシアについても聖パウロ「テサロニケ人への第二の手紙」第二章は次のように明確に述べています。 pic.twitter.com/LMYhDBSDbp

拡大

教会の栄光 @glory_of_church

聖パウロが上記の箇所で述べているとおり、イエス・キリストの再臨の前に、必ず、個人としての反キリスト、偽メシアの出現があるというのが正統キリスト教の教えです。 このことは現在の「カトリック教会のカテキズム」675でも繰り返されています。twitter.com/glorycatholic/…

教会の栄光 @glory_of_church

⚡️ "反キリストについての重大な警告"『カトリック教会のカテキズム』や教会教父達の反キリストに関する教えをまとめました。偽メシアによって騙され地獄に道連れにされる人々を少しでも減らすため、リツイートしていただければ幸いです。 twitter.com/i/moments/8706…

2017-06-02 23:17:29

教会の栄光 @glory_of_church

シェア・インターナショナルのベンジャミン・クレームによれば、モンシニョール・ピアジェというヴァチカンのハイレベルにコネのある人物が、 自称「マイトレーヤ」がキリストであることを確信し、二人の枢機卿がそれを支持しているとのことです。 （「使命」第二巻、邦訳p.255）

教会の栄光 @glory_of_church

仮にこれが事実であるとするならば、この二人の枢機卿は福者アンナ・カタリナ・エンメリックによって予言された 「偽りの教会」の建築家達、真の教会の破壊者達であるということになるでしょう。エンメリックについては次を参照。ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2… pic.twitter.com/no3w4hAOKj

拡大

教会の栄光 @glory_of_church

The Life of Anne Catherine Emmerich,by Carl E.Schmogher,(Tan Books) 第一巻p.565から一つの象徴的幻視を引用します。この著作は１８６７年に教会認可済みです。 archive.org/details/TheLif… pic.twitter.com/ZX9x3Algkx

拡大