鳥のさえずりに文法があること自体は以前から指摘されているようだが、原論文 rdcu.be/gUdH によると「組み合わせ」ができることが新発見なのかな? < シジュウカラ 鳴き声組み合わせ意思疎通 文法も nhk.jp/N4OH4Nrn
2016-03-21 06:59:12[鳥の鳴き声は統語規則に従っている | Nature goo.gl/EmFxOJ "合成的統語は、数少ない鳴き声のレパートリーによって伝達できる意味の数を増やす方法として進化した可能性が非常に高い" ]小鳥の囀りにさえ,何らかの文法がある,ということらしい.
2016-03-22 02:24:06鳥は「基本的な文法」を理解できる:研究結果(WIRED.jp) - Yahoo!ニュース zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=2016… この記事についてURLメモ 一般向け報道: naturalsciencenews.com/2016/06/21/bud… phys.org/news/2016-06-b…
2016-06-24 16:12:05鳥の「文法」能力をヒト以外で初めて実証 シジュウカラは、「文法」的に正しければ、二言語を混ぜた(他の種の鳴声と混ぜた)“初めて聞く文章”でも、文法構造を認識し、文意を理解出来るという研究結果。 以下、内容抜粋&言語学的な余談を。1/research-er.jp/articles/view/…
2017-07-29 15:10:54シジュウカラの鳴声には決まった語順があり、「警戒→集合」(ピーツピ・ヂヂヂヂ)を前後入れ替えた音声には反応しない。また、シジュウカラはコガラと共に群れをなしその鳴声の意味を理解し反応するので、コガラの集合音(ディーディー)はシジュウカラの集合音(ヂヂヂヂ)と同義語と言える。 2/
2017-07-29 15:13:50そこで、シジュウカラの「文法」に則った二言語の合成文(ピーツピ・ディーディー)を作成し、野生のシジュウカラに聞かせたところ、正しく反応(警戒→集合)した。 また、「文法」規則に反した、語順を逆転させた合成文(ディーディー・ピーツピ)には反応しなかった。3/ pic.twitter.com/g0GrbYI9Vg
2017-07-29 15:21:31動物のコミュニケーションは、「各種音声⇒決まった反応」のような単純なもの考えられてきたが、単語を組み合わせて文を作るだけでなく、ヒトの様に「文法」能力を用いて初めて聞いた文章を理解できる事を実証した、という研究結果。 この、「初めて聞いた文章を理解する」能力に関しては、 4/
2017-07-29 15:30:27人間の幼児が、初めて聞く文章を理解し、聞いたことのない文章を発する事から、「普遍文法」が生得的に脳にインプットされているのでは?なんて話にもつながるんですが、 今週の #夏休み子ども科学電話相談 に出てきたヨウムのアレックスの様に、ヒトの言葉の意味まで理解しているとの 5/
2017-07-29 15:36:54研究結果が出た鳥(個体)もいるので、「文法」能力がある事自体は個人的にはそこまで驚きじゃなかった。 しかし、プレスリリースで「ルー⼤柴さんの話し⽅(ルー語)」と表現されている、“二言語を混ぜた文章”を理解出来るのは面白い! 言語学では「コードスイッチング」と呼ぶんですが、6/
2017-07-29 15:43:49世間一般のイメージに反して、バイリンガルがよくやる二言語を混ぜた話し方「コードスイッチング」は、きちんとした法則が存在し、両言語の文法を理解しているからこそ可能、 各言語の能力が低いからやるとは限らず、むしろ両言語の能力が高いほどその頻度も上がるという研究結果も出ている。7/
2017-07-29 15:51:18「文法」能力があるからこそ可能な訳だけど、鳥でもコードスイッチングを理解できる、“バイリンガルならではの能力”を発揮するというのが第二言語習得研究クラスタとしてはすんごく興味深い。 オウムの鳴声の解読が進んだら、「人の言語/オウムの鳴声」のコードスイッチング実験も可能かも?!8/
2017-07-29 16:06:57コードスイッチングの言語能力と頻度の関係は、もう約40年前の古典ですが、例えばこちらの論文。 sociolinguistics.uottawa.ca/shanapoplack/p… ただし、基本は場・相手などTPOに合わせて行われるので、“両言語能力が高いと「常に/必ず」頻度が上がる”というものではありません。 9/
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