トランスフォーマースーパーリンク感想

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

さて、マイクロン伝説から代わりまして妥当といいますかトランスフォーマースーパーリンクを今回から取り上げてきます。さわりの1~4話までと大体13回に分けて書いていく予定。これも引き続き日米合作っぽいが和製寄りになっているか(東映和製シリーズなどのオマージュもあり)　#スーパーリンク pic.twitter.com/yvxOysoq58

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製作体制としてもマイクロン伝説の続編ながら結構メインスタッフが総入れ替えとなっている。構成の桶谷顕氏やサブライターの外池省二氏、2クール以降の佐野監督や、トランスフォームアニメーターとして阿部宗孝氏、ローテ作監の永田正美氏辺りを除いてマイクロン伝説から続投された　#スーパーリンク

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方は不在(ただ文芸面はマイクロンでサブライターだった桶谷・外池両氏で回している)、前作では国外の作画回が半分以上あったがこちらではほぼ国内で回されている。この辺りは前作と違ってメカがCG作画になった関係で作画の負担が減少した辺りも関係あるかもしれない　#スーパーリンク

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また当時のアクタス的にクレジット上では単独元請けとなっているが、国内メインで回すにあたってブレインズ・ベース及びシナジー系の方の参加も多く実質三社で回しているっぽい?この2つのスタジオはプラスターワールドやぴちぴちピッチで共同制作を担当していた縁から　#スーパーリンク

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招かれた経緯とかなのかもしれない。マイクロン伝説で大半の演出、作画に関与された方は当時並行して製作されていたぴちぴちピッチピュアへスライドされており、プラスターワールド班がスライドしたというか。川越・佐藤両氏の初代監督はブレインズ・ベース系の方で　#スーパーリンク

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近い時期にダイガンダー、ガンパレオーケストラなどに携わられている。ちなみに6話と大分早い時期に川越監督が降板されているようだが、多分この辺りは近い時期に新ゲッターロボがリリースされており、そちらの監督業の為に離れたのではないかと思う。#スーパーリンク

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またシナジー系の方で川口敬一郎、中村憲由各氏とハイテンションなギャグを得意とする方がローテで参入されている辺り目を引くかもしれない。そんでもって岩浪アフレコ監督作品らしいというか、前作よりアドリブが見られる為その辺りで謎のテンションの高さを　#スーパーリンク

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

感じるかもしれない。あと後でも触れるがキャラデザの高品有佳女史だが、トランスフォーマーシリーズでは初の試みとなる女性デザイナーの起用となる。このスーパーリンクが初のキャラデザとの事らしいが、この仕事がきっかけで以降ダ・カーポ(第2期)や織田信奈の野望などの　#スーパーリンク pic.twitter.com/DIrkU40bRv

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キャラデザとしての仕事に繋がったらしく、スーパーリンクがその起点ともいえなくもない。またトランスフォーマーシリーズで主人公キッカーにとってガールフレンドのミーシャ、妹のサリーとダブルヒロイン制が採用された辺りも何気に新たな試みでは　#スーパーリンク

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

ただ、カーロボットのアイちゃんとジュンコさんをダブルヒロインとしてみなすかどうかでこの辺りは見解が分かれそうな所ではある。そんな事情とかはさておき、肝心の本編について触れると、マイクロン伝説が堅実な作りとすれば、スーパーリンクは実験作と評すべきか　#スーパーリンク

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

実際の所、ヒーローロボット群像劇の体裁を維持しているのだが、その辺り正攻法と怪作の間を彷徨うような作品としてのっけから妙な中毒性を発揮していると思う。個人的にトランスフォーマーシリーズで富野監督作品をやっているのでは?と意外な印象も今のところ抱いている　#スーパーリンク

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

この辺りだが、まず主人公のキッカー少年だが、ラッド達より年齢が引き上げられた大体高校生くらいらしい。トランスフォーマーというか当時のキッズロボットアニメでも大分大人といえる年齢だが、直情的な熱血少年だけでなく人間もといトランスフォーマー関係で屈折した　#スーパーリンク pic.twitter.com/BAQoZtv0A8

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関係にも触れられている。彼の家族はオーシャンシティと呼ばれる海上都市(この辺りの舞台設定もブレンパワードのノヴィス・ノアを彷彿させる)の研究施設で働いているが、楽観的な父親ジョーンズにキッカーは平和ボケしてる親父と反発しているようで母やサリーとも上手くいってない　#スーパーリンク pic.twitter.com/EJIUBke9PD

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そんでもって戦闘と研究に関与している家族の様子から、ブレンパワードの宇佐未一家と似たような面影をキッカーとその家族から感じる。こちらの家族はまだ問題者といった面は見られないのだが。キッカーの家庭と上手くいっておらず屈折している様子は伊佐未勇やショウ・ザマなどの　#スーパーリンク

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富野作品の主人公像と比較的近いものかもしれない。そんでもって彼はトランスフォーマーの人間主人公としては珍しくトランスフォーマーを嫌っているとのこと。幼少時のトラウマで何があったかよく知らないが、グランドコンボイから逃げていた際に何者かに選ばれ力を与えられ　#スーパーリンク pic.twitter.com/G2GsyyzvGH

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その為に未来を予知できるニュータイプのような特殊センスを得たらしい。トランスフォーマーの主人公の人間として先天的に特殊な才能や秘密を抱えている主人公も彼が最初では。そんな彼だがラッド達と違って10代後半の少年だからか、前線へ結構出撃する。#スーパーリンク pic.twitter.com/ycFKi84spM

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強化スーツを着用して(この辺り親父の開発したものかと毒づいているあたりのネタが良い)、マイクロンの変形したマシンを買って、エネルゴンセイバーなどを駆使してデストロンの送りだす雑兵ポジのテラーコンを相手に戦う。また第2話でスカイファイヤーのパイロットとして　#スーパーリンク pic.twitter.com/OQ6XXcWwmv

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テラーコンを撃墜するといった、もはやロボットアニメのパイロットさながらの活躍もしてたりしている。マスターフォースやマイクロン伝説などで戦闘への介入は極力避けられてたり、あくまで救助目的の参加とか子供達を戦いへ巻き込まないようトランスフォーマー側で　#スーパーリンク

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

配慮される倫理的な描写があったのだが、スーパーリンクではキッカーが戦争に参加する事をトランスフォーマーの面々が一切止めていない辺り考えてみると異例(第3話で家に帰すとグランドコンボイが言及したが、あくまでロードバスターとのコンビを受け入れない場合の罰として)　#スーパーリンク

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とこの辺り、人間関係が上手くいかず、実質戦士として戦争で戦うなどトランスフォーマーの主人公の少年として大分異端ではないかと思うキッカー。もっとも前作のホットロッドポジともいえるロードバスターとコンビを組むことになり、ロードバスターは士官候補生から　#スーパーリンク pic.twitter.com/oA798zMr5h

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グランドコンボイ(コンボイ)やホットショット(ホットロッド)に憧れて同行志願したと、前作の繋がりでニヤリとする設定と共に彼もまた荒削りで直情的な次世代の戦士として、またキッカーとぶつかる事も多いがお互いを認めていくことで成長していく、少年とロボットの交流を　#スーパーリンク

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未熟な者同士の成長として描かれていき、メインテーマになりそうな所。そんでもって人間関係で屈折していたキッカーが、家族と離れてオーシャンシティに留まって戦う事を選んで成長していく姿で、やはりブレンパワードのリハビリ描写に通じるネタだなぁと思う他　#スーパーリンク pic.twitter.com/ggktma057L

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また、オーシャンシティを拠点としてデストロンの侵略に立ち向かうサイバトロン達トランスフォーマーの姿も人間との交流もあってかより人間っぽく描かれている感じがある。またエネルゴン争奪戦へ回帰して、デストロンと戦争をしている事を意識させる描写が多い他　#スーパーリンク

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

オーシャンシティでは、オムニコンと呼ばれる非戦闘員でエネルゴンの回収とそれからエネルゴンスターやエネルゴンウェポンと呼ばれる簡易フライトシステムやないよりはましと語られるオプション武装を開発して実戦で運用するなど戦争での裏方にも重点を入れた描写があったり　#スーパーリンク pic.twitter.com/rpOYmGv6hJ

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また、デストロン側はテラーコンとゾイドを彷彿させるような非人型のメカを大量に放って侵略をしかけてくる。その為トランスフォーマー同士ではなく軍同士の物量戦に足を踏み入れている感じかもしれない。また第4話で直接的ではないがモブのサイバトロン達がデストロンに襲われ　#スーパーリンク pic.twitter.com/0ECr0rCsex

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