芝村裕吏氏による塩と交易の話
@siva_yuri 電気とはぜんぜん関係ない話になりますが。交易について調べていくと、塩ってかなり昔から国境を越えた交易で運ばれていたようですね。機会があれば塩と交易についてのお話をうかがいたいです。
2011-03-19 21:43:03@siva_yuri ええ。明治時代には極東ロシアの魚の塩漬けに使う英国産の塩を扱っていたと、函館港の記録にあったものですから、なんでそんな遠くから運ぶの?って疑問から気になっていました。
2011-03-19 21:47:15塩と交易という話になるとですね。イコール人類の歴史の95%なんで、果てしなく話題が続くように思います。 国内に限っても本が100冊はかけること請け合いです。中国なら2000年で1000冊くらいですね。
2011-03-19 21:45:00たとえばサラリーマンの語源は塩だったりするわけで、これの元の語はローマ軍にさかのぼります。 ローマでは兵士の給料が塩だった時代がありまして、塩をサールと言います。 ソルトの語源ですね。
2011-03-19 21:47:41ですからこの時代、ローマでは貨幣代わりに塩が使えたわけです。 ローマの版図が北アフリカから地中海全域、でアルビオン(イギリス)まで及んでいたことを考えると、また蛮族支配していたことまで思うと、戦地や地方では塩の方がコインより便利だったのかもしれません。
2011-03-19 21:49:34そういう、背景がある上で、ローマの国教になる聖書をみると、あなたたちは地の塩である。 という、誰でも知ってる有名な文句からはじまり、塩にまつわるたとえはたくさん出てくることを思い出すと思います。 今では思いつかないくらい、非常に大きな価値が塩にはありました。
2011-03-19 21:53:00さて。あんまり塩についてツイートしまくるとこの人塩マニア? とあらぬ誤解を受けそうなんで控え目にしますが、この塩、実は世界の供給だと4割が海から残り6割が岩塩からとります。 日本には岩塩資源が0なので、伝統的に塩田でつくってました。この辺ベトナムに同じです。
2011-03-19 21:58:38で。明治になって食品輸出する段になって、クレームがついたんですね。北海道での話です。函館ですな。 調べてみたら、塩の違い由来によるものでした。
2011-03-19 22:00:27それで仕方なく、イギリスから岩塩を買って、それで魚の塩漬け作って輸出したり、外人向けにだしてたりしてました。 というあたりで、奥田さんの疑問にはお答えしたのではないかと思います。
2011-03-19 22:01:35@siva_yuri ありがとうございます。明治時代の日本では塩が専売制だった件も影響しているのではと思いますが、消費者であるロシアでは岩塩が必要だったのですね。
2011-03-19 22:05:19@siva_yuri あ、なんか年代がごっちゃになってた。芝村さんのおかげで整理がつきました。ありがとうございます。
2011-03-19 22:08:36