昔の人は何故写実的に描かなかったのか?(かなり誤解あり)

 昔も今も人の能力は変わっていないのだから、写真のような写実的な絵を描く能力と技術はあった筈。なのに歴史の教科書に出てくるような肖像画や、生物画に『見たままのようなリアルな絵』が無いのは何故だろう、という素朴な疑問をスタートにして。  基本的に美術史を勉強していない人間の放言から始まっておりますので専門家の方には噴飯物の部分もあるかと思いますが私は非常に面白いと思ったので纏めさせて頂きました(補足歓迎)。 ■なお、各方面と独立に並行してお話しておりましたのでまとめは時系列順ではなく、話し相手ごとに並べ直しています。ご了承下さい。
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小田 隆 Oda Takashi @studiocorvo

絵に描くとき、僕たちは人間の中に骨や筋肉や内蔵があることを知っている。顔を描きながら、その人に後頭部があることを知っている。だからこそ、僕たちは写真以上に多くの情報量を絵画のなかに込めることが出来る。http://togetter.com/li/113641

2011-03-20 04:12:04
小田 隆 Oda Takashi @studiocorvo

結論を急ぐと、写真以前と以降において、絵画の持っている優れた点は何も変わっていないと思う。答え合わせが分かりやすくなったか、そうでなかったかの違いだろうか。写真が発明されても絵画なくなることはなかった。http://togetter.com/li/113641

2011-03-20 04:13:56
小田 隆 Oda Takashi @studiocorvo

現代の写実をどう評価するかはここでは述べないが、現実の世界をどうやって絵画という二次元の世界に再現するかという命題を追い続けてきた人類の歴史は、今でも尊く気高いものであると、人間にしか出来ない抽象化であると僕は思っている。http://togetter.com/li/113641

2011-03-20 04:15:56
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