読んだもの: 経済、産業

読んだもののメモです。経済、産業などなど。だいたいタイトルの五十音順。不定期更新、9/11更新。 推しシリーズ、推し店→ https://togetter.com/li/1050777 詩、絵本、児童書→ https://togetter.com/li/1084483 小説 ア行〜サ行→ https://togetter.com/li/972238 小説 タ行〜ン→ https://togetter.com/li/1090890 続きを読む
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. @moke_fictionary

高口康太「中国でキャッシュレス化が爆発的に進んだワケ」 wedge.ismedia.jp/articles/-/104… | パソコンの段階を飛び越えて一気にスマホへ。アフリカのモバイル普及の話もよく聞いていたので、納得の流れ。

2017-08-28 22:55:26
. @moke_fictionary

「東京五輪「成功要素なし」と指摘 米スポーツ経済学者」 this.kiji.is/26287767418835… | 指摘をしたジンバリストさんは、『オリンピック経済幻想論』などの著書が翻訳されているので、詳しくは記事より本がおすすめ。

2017-07-27 01:14:44
. @moke_fictionary

#AIに聞いてみた 統計について、あわせて読むとよさそうなのは、ダレル・ハフ『統計でウソをつく法』(高木秀玄訳)あたりかな〜。 #nowreading

2017-07-22 22:35:31
. @moke_fictionary

#nowreading 「なぜ成功する人は運を味方につけるのか?経済学があかした「運」の大事さ」 buzzfeed.com/jp/satoruishid… | ロバート・H・フランクの本は、タイトルで損しているけれど常識の裏打ちとして重要。アマルティア・センと異なるアプローチで似た目標へ。

2017-08-22 19:39:51
. @moke_fictionary

#nowreading ピケティ『21世紀の資本』山形浩生、守岡桜、森本正史訳 | 格差を研究したこの本は、小説好きからしても面白い。例に出てくるのは、バルザック、オースティン、ヘンリー・ジェイムズ、トルストイ、意外なところではナギーブ・マフフーズオルハン・パムクなど。

2016-04-09 17:31:41
. @moke_fictionary

#nowreading ピケティ『21世紀の資本』(2) | 本書の主題ではないけれど、フィクションにおける格差描写の変化も興味深い。バルザックやオースティンが描いた19世紀の格差は不労所得生活者の存在が自然だったが、現代は教育や技能にもとづく格差を正当とするという指摘。

2016-04-09 21:32:23
. @moke_fictionary

#nowreading ピケティ『21世紀の資本』(3) | p110では、文芸における金銭の変化が書かれている。18-19世紀の通貨安定の時期は金額の記述が多かったが、20世紀のインフレによって金額は富の目安にならなくなったとする。ルールの変化がフィクションに与える影響。

2016-04-09 22:00:20
. @moke_fictionary

#nowreading ピケティ『21世紀の資本』(4) | 文芸の金銭描写の変化は、マフフーズとパムクの違いが例にされている。20世紀前半のマフフーズのカイロ3部作には具体的な金銭描写があり、20世紀後半のパムクは金銭で豊かさを表現しない。確かにマフフーズの描写は生々しいけど。

2016-04-09 22:21:25
. @moke_fictionary

#nowreading ピケティ『21世紀の資本』(5) | マフフーズとパムクの比較を通して、2人の時代に挟まっているインフレが描写に影響しているというのがピケティの論。このテーマだけでも別に1冊できそう。ふくらみそうな余談を見つけるのも、読む楽しさ。

2016-04-09 22:57:58
. @moke_fictionary

#nowreading ピケティ『21世紀の資本』(6) | パナマ文書がきっかけで話題のタックス・ヘイブンについて(p483)。世界のGDPの約10%にあたる金融資産が報告されておらず、それがタックス・ヘイブンに存在するというズックマンの調査を紹介。ズックマンの著書は邦訳あり。

2016-04-10 11:59:10
. @moke_fictionary

#nowreading ピケティ『21世紀の資本』(7) | タックス・ヘイブンへの対策について、第15章で資本税を提唱。格差問題の解決には国境を越えた協調が必要だとされており、その点で環境問題と似ている。環境との関係は第16章でも触れている。

2016-04-14 13:51:32
. @moke_fictionary

#nowreading ピケティ『21世紀の資本』(8) | 前にちょいと書いたように、経済を理解しやすくするためにバルザックやオースティンなどのフィクション作品を使っているのがありがたい。この点で共通する本といえば、ポメランツ&トピックの『グローバル経済の誕生』

2016-04-14 17:34:01
. @moke_fictionary

#nowreading 本田さんのこの話から、ピケティ『21世紀の資本』の格差論が浮かぶ。バルザックやオースティンが描いた19世紀は不労所得生活者の存在による格差が自然だったが、現代は教育や技能にもとづく格差を正当とするという指摘。 twitter.com/hahaguma/statu…

2016-06-08 20:15:51
本田由紀 @hahaguma

今日は、様々な専門分野の大学院生に講演をする機会があり、終わった後の質疑応答で、「なぜそもそもセーフティネットなどが必要なのでしょうね?努力しないで貧困なら仕方ないですよね?」というような質問が複数、真顔で出されて、この人たちの生きている世界の狭さを思い知った。知ってはいたが。

2016-06-03 00:24:39
. @moke_fictionary

#nowreading 「パナマ文書」解析の技術的側面 medium.com/@c_z/%E3%83%91… | スリリング。検索や可視化の技術によって、人力では手に負えない大量の資料を数理的に読んで攻略する。

2016-04-11 12:16:29
. @moke_fictionary

#nowreading 梶谷懐『日本と中国経済: 相互交流と衝突の100年』 | いまだに中国が日本より貧しいとか技術で劣るとか安く仕事を頼めるといった意見を拝聴するたびに、この本をおすすめしたりする。

2017-09-02 22:06:11
. @moke_fictionary

#nowreading アマルティア・セン『貧困と飢饉』黒崎卓,山崎幸治訳 | 潜在能力の平等論は、本書にもつながる。ベンガル大飢饉の原因は食料不足ではなく、弱者の食料入手能力を損なった失政にあると論じた。大飢饉の惨状は、クリシャン・チャンダルも小説『アンヌ・ダーター』で描いた。

2017-06-29 18:42:29
. @moke_fictionary

#nowreading アルビン・E・ロス『Who Gets What』 | 組み合わせの科学。「Session-22」にゲストで出た池上彰さんもあげていた本。著者の社会貢献については、この紹介など便利。 business.nikkeibp.co.jp/article/topics…

2016-05-04 15:05:51
. @moke_fictionary

#nowreading アルビン・E・ロス『Who Gets What』櫻井祐子訳 (2) | 必要なものをいかに手に入れるか? というマッチングの科学。この本では手術や就職のマッチングが主な話題になっているけれど、日本に住んでいると災害時の支援も重要なテーマだと思う。

2016-05-11 18:46:37
. @moke_fictionary

#nowreading 『Who Gets What』 (3) | 本書が論じるマッチングの多彩な例→ 臓器移植、結婚(もちろん同性婚含む)、進学、就職、イスラム金融、個人情報と財産権、麻薬、ささやかな点では不要なチケット問題もある。後半では、取引への不快感という視点がカギ。

2016-05-21 00:45:21
. @moke_fictionary

#nowreading 『Who Gets What』 (4) | 仕事が似たカップルの求職活動は複雑となる。原因は、相手より幸せにならないようにするという鉄則があるためだ。カップルの求職マッチングをきっかけに著者の活動は広がりを持ち、ノーベル賞への転機となる( p196) 。

2016-05-22 18:25:30
. @moke_fictionary

#nowreading アマルティア・セン『不平等の再検討』池本幸生,野上裕生,佐藤仁訳 | こちらの解説が便利。「人々が潜在能力において平等であるべきである」→ syugo.com/3rd/germinal/r… 思い出したきっかけ→ m.huffpost.com/jp/entry/17326…

2017-06-29 14:46:10
. @moke_fictionary

#nowreading アマルティア・セン『不平等の再検討』(2) | センの平等論は、ゲーム好きこそ理解しやすいかもしれない。たとえば将棋は、人によって使える駒が変わったりはしない。成功の見込みや結果はさておき、選択の余地を平等に持つことの大切さをセンは重視する。

2017-06-29 15:20:54
. @moke_fictionary

#nowreading アマルティア・セン『不平等の再検討』(3) | というわけで、こういう文章を読んでも本書を思い出す。乙武さんの話と一緒にオススメ。 きっかけ②→ note.mu/erinadinfinitu… きっかけ③→ buzzfeed.com/jp/satoruishid…

2017-06-29 15:25:59
. @moke_fictionary

#nowreading 原田泰『ベーシック・インカム』、井上智洋『人工知能と経済の未来』 | 2015年と16年の本、まとめて読むのがおすすめ。BIとAIをつなげる利点が分かる。アマルティア・センが言うような潜在能力の平等は、こういう形で実現されるのかもしれない。 pic.twitter.com/luianfsi5D

2017-07-27 20:18:08
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. @moke_fictionary

『ベーシック・インカム』&『人工知能と経済の未来』(2) | 前者はベーシック・インカム(BI)の思想と実現可能性について。後者は人工知能(AI)の発達によってBIが必要になると述べる。BIの一部として全個人がAIを持つことも可能?

2017-08-03 22:08:56