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つまり編集者の「売れない」「当たらない」という判断は、けっこうな確率で間違ってる。だから作家が「編集者の言うことだから信じた方がいい」と考えるのは危ない。それは何の根拠もないトンデモ理論かもしれないんだから。 だから僕は若手作家に言いたい。「自分を信じろ」と。
2017-08-08 20:47:58だって、自分の小説について誰よりも真剣に考えてるのは、編集者よりも作家自身だよ? まったくの素人なら別だけど、少なくとも新人賞を受賞してデビューしてるぐらいの才能を持った作家だったら、自分の書くものがどうすれば面白くなるかについて、自分なりの考えは持ってるはず。
2017-08-08 20:53:57だからもし、編集者があなたの考えを抑えつけて、書きたくないものを書かせようとしているなら、それはきっぱり拒否していい。「私はこの方が面白いと思います」と、自信を持って言えばいい。 だって、小説に関しては、こっちの方が専門家なんだから!
2017-08-08 20:58:43昨日の話に追記。他にも編集者の唱えていたトンデモ理論をひとつ思い出した。 「今は“人知れず”が受けている」
2017-08-09 09:50:46「今の若者は自分の世界に閉じこもって生きている。だからヒーローが悪を倒す場合も、誰にも戦いを見られず、人知れずひっそりと戦うのが受けている。ましてやヒーローが世間に正体を知られるなんてもっての他。そんなの受けるわけがない」
2017-08-09 09:55:02そもそもヒーローが正体を隠すなんて、昔からのお約束で、べつに最近の若者だから人気があるってわけじゃないと思うよ。 そもそも正体を隠す理由は、マスコミに知れ渡ったら主人公が平凡な日常が送れなくなるからとか、主として作劇上の理由なんじゃないだろうか?
2017-08-09 10:00:26この他にも編集者からは、いろんな変なトンデモ理論、聞かされました。ただ、中には今でもおつきあいしてる編集者もいて、詳しく書くとどの社の誰なのか分かっちゃうんで、詳しく書けない。
2017-08-09 10:05:24数年前にも一度あったんですよ。僕の企画書を読んだ編集者が、自分のトンデモ理論に基づいて「こう改変すれば受けるのでは」と設定の全面的変更を要求してきたことが。それで面白くなるならともかく、どう見てもつまらなくなる! もちろん、そんな要求、つっぱねましたけどね。
2017-08-09 10:20:47まあ、結果的にその作品は思ったほどには受けなかったんだけど(笑)、後悔はしていない。納得できない要求に盲従して失敗するより、自分の責任で失敗する方が、はるかに納得できるから。
2017-08-09 10:25:00