大地震で日本人が得たものとは?

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kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り①】マグニチュード 9.0 を記録する東北沖大地震とその後に発生した大津波によって、私たち日本人は多くのものを失った。それは、家や家財道具、働く場だけでなく、被災で亡くなった日本在住者と日本に訪れていた人々だ。

2011-03-20 16:15:44
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り②】しかし、その反面私たち日本人は最も大事なものを手に入れた。それは日本人の誇りではないだろうか?ご存じの通り、東北沖大地震のニュースはメディアを通して瞬く間に世界中の人々に伝播した。そのニュースの中で最も私たち日本人にとって興味を引いた記事は日本人の行動を賞賛する声だろう

2011-03-20 16:17:02
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り③】例えば、CNNの報道。CNNでは、2005年8月にハリケーン「カトリーナ」ルイジアナ州を襲った際、略奪や暴動が発生したが、日本ではそのような行為が発生していないことを挙げ、日本人の規律性、冷静さ、思いやりを賞賛した。

2011-03-20 16:17:52
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り④】またprayforjapanでは、Twitter上に寄せられた震災後の数々のつぶやきの中から心に残るつぶやきがまとめられている。

2011-03-20 16:18:51
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り⑤】そして、それに対する反応として「あたたかい国日本を守って行きたい」「日本人でよかった。」「日本は捨てたもんじゃない」など日本人としての誇りを再認識、あるいは取り戻したといったコメントが寄せられている。

2011-03-20 16:19:20
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り⑥】かつてルース・ベネディクトは著書「菊と刀」で次のように述べている。「猛烈な努力と、全くの足踏み状態である無気力との間を、大きく気分が揺れ動くのが日本人生来の性質である」「日本人の恒久不変の目標は名誉である。他人の尊敬を博するということが必要欠くべからざる要件である」と。

2011-03-20 16:20:02
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り⑦】そしてこれを今回の東北沖大地震の発生前と発生後に照らし合わせると、大地震発生前は全くの足踏み状態であったと言えるだろう。それは、日本の政治に対する不信や日本型経営への自信の喪失、先行きの見えない将来といったものがこの国を覆っていたためである。

2011-03-20 16:24:09
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

そして、大地震後は海外や日本から寄せられた日本そして日本人に対する称賛の声によって日本人の誇りを再認識、あるいは日本人としての誇りを取り戻し、猛烈な努力へと大きく気分が揺れ動いているのではないだろうか?それは、まるで暗闇に光がさしたように

2011-03-20 16:25:47
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り⑨】さらにルース・ベネディクトは次のようにも述べている。「事態が変化すれば日本人は態度を一変し、新しい進路に向かって歩みだすことができる。しかし、西欧人は主義に熱中し、たとえ敗れても依然として前と同じ考えを抱き続ける」と。

2011-03-20 16:26:29
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り⑩】そして、これを現在の日本に当てはめると私たち日本人の持つ主義とは「ものづくり大国日本」という言葉が表わすように「ものづくり主義」への固執である。実際、サムスンやLG、ヒュンダイといった韓国企業の台頭と日本企業の世界経済に対する影響力の低下はまさに、それを形容している。

2011-03-20 16:27:50
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り⑪】しかし、事態は変化しつつある。今回の大地震によって私たち日本人は態度を一変する時期へとさしかかっている。そして今回の大地震によって日本が目指すべき国家観も見え始めている。例えば「温かい国日本」や「防災大国日本」である。

2011-03-20 16:30:46
kitabayashi takuya @kitabayashitaku

【誇り⑫】そしてこのことは、世界平和、秩序あるコミュニティの形成、防災において日本が世界においてリーダシップを発揮していく大きなチャンスである。必要なのは将来の日本像を体現するための構想力を持ったリーダーだと思う。

2011-03-20 16:33:08