族議員とは何か

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Kazuto Suzuki @KS_1013

私はかなり繰り返し「研究者は族議員を育てられない」という話をしたと思いますが、それも無視され、こちらの議論とは関係なく非現実的な議論をされたので、論点をずらされたと感じました。「族議員」は政治学の教科書に載る概念なので、違う「族議員」概念が存在するならその説明が欲しいところです。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 22:41:05
Ichiro Kuronuma @kouro16

ありがとうございます。私はそちらの後に続けて、河野議員が文教族になっていくかどうかは、今後研究者側がどう使うかによると書かせていただきましたが、族議員は固定的な集団ではなく出入りがあり得る前提でおりまして、その点、そもそも違う「族議員」を前提に話をしているように感じておりました。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 22:34:41
Kazuto Suzuki @KS_1013

私から見れば、この点は「こちらの説明を無視して、『別の族議員』という概念を仕立て上げ、勝手に話を進められた」と見えるわけです。ここが「論点ずらし」と感じる点です。後に「大先生」と持ち上げるのなら、せめてこちらの言うことを聞いてください、と思った次第です。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 22:46:34
Ichiro Kuronuma @kouro16

その点「族議員の認識が違う」と書かせていただいたところでして、言ってみれば、私のツイートは議論の出発点だけにとどまっております。先生ご呈示の議論に踏み込めていない点は恐縮です。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 22:37:58
Ichiro Kuronuma @kouro16

まず、河野議員は実際に次の要望は何?という姿勢を示していますし、研究者が族議員を育てることは決して非現実的ではないと思いますし、過去にも野党においては、研究者を代弁する議員を相当育ててきているかと思います。これは池内先生のいう、例外的な方々がやってきたことかもしれませんが。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 22:52:02
Ichiro Kuronuma @kouro16

もう一つは、「別の族議員」の概念を仕立てていると言われる点では、むしろ、族議員は、省と業界の間に立つ際に、省の利益を擁護して、業界の利益を反映しないという先生の族議員の概念は、教科書に載っているようなものではないと思っておりますが、私の勉強不足でしょうか。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 22:54:57
Kazuto Suzuki @KS_1013

だから、それがどう「非現実的ではない」のか説明してください、と申し上げています。私はそれが無理だ、と申しています。その論点を無視して議論を進めるから「論点ずらし」だと申し上げたばかりです。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 22:55:06
Kazuto Suzuki @KS_1013

これも以前のツイートで説明しましたが、通常の族議員は業界の利益を代弁するものですが、文教族は特殊だ、と説明しました。お願いですから、過去に私が発言した内容を無視して議論を蒸し返すのを止めていただければと思います。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 22:56:37
Ichiro Kuronuma @kouro16

いえ、先ほどのものは、その文教族の特殊性、イデオロギーと予算に関する役所と族議員の取引の話がでた後に、それは育てていないだけだ、と述べ、その後で育てられないという議論が出たはずですが。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 23:03:54
Kazuto Suzuki @KS_1013

それは族議員ではなく、単なる議員の善意であったり、議員の政策選好の問題です。「族」をなす議員の定義には当てはまりません。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 23:04:42
Ichiro Kuronuma @kouro16

河野議員の反応や野党議員の実例がある中で、無理だいう論を張る方が難しそうな気がします。先生のご主張は、徒党を組まない、利権や票がない、ことを論拠にされていたかと思いますが、私は単なる支持の表明でも議員が動くと述べたところです。実際に単に頼られるだけで動く議員は多々おられます。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 23:01:30
Kazuto Suzuki @KS_1013

そもそもの「族議員」の概念がズレているので話がすれ違っていることは自覚しますが、イデオロギーと利益を取引している中で、そのイデオロギーを研究者が形成できるわけがない、ということは大前提としてあります。研究者がイデオロギーで一致していたら(文系の場合特に)研究になりませんから。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 23:07:02
Kazuto Suzuki @KS_1013

ご理解いただきありがとうございます。ちなみに現代における「族」の概念は変わっているというツイートもしております。(続く) twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 23:13:54
Ichiro Kuronuma @kouro16

なるほど、「族」の定義のご指摘ありがとうございます。現在の自民党の部会は自由参加ですから、述べるべき案件がある議員がその都度参加して意見を述べて帰って行く形でなのは、ご案内の通りですが、そういう意味では、「族」の概念を使って今回の現象を語るのが意味がなさそうな気もしてきますね。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 23:11:16
Kazuto Suzuki @KS_1013

承前)こちらがそのツイートです。 @kouro16 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 23:14:49
Kazuto Suzuki @KS_1013

ただまあ、小選挙区への移行や政治献金の透明化、政治資金の党への集中、政高党低と言われる政府(官邸)の権限強化によって随分変わってきた。なので族議員はかつてほどの影響力を持たず、票はともかくカネの方のうまみもなくなってきた。骨太の方針や財政規律もきつくなり予算もいじれなくなった。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-09 23:43:33
Kazuto Suzuki @KS_1013

個別の政策の個々の事例では議員個人の影響力があるでしょうが、それでは「族議員」と呼ぶ意味がなくなってしまいます。それだと多分「政策通」とか「○○に強い」議員と呼ぶべきです。すでに述べたように、族議員はシステマティックに形成され、派閥や党の仕組みにも組み込まれていく概念です。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 23:20:09
Ichiro Kuronuma @kouro16

その点はその通りかと思いますし、その多様性こそが研究者が尊重される所以だと思っております。ただ、イデオロギーと利益の取引のお話は、実態と違うと思っております。これも、また「族」のズレによるものとは思いますが、実際の取引は、集団ではなく一人一人の議員との個別取引であるのが実感です。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 23:15:18
Kazuto Suzuki @KS_1013

「族議員」がなぜ「族」なのかというと、最終的に「族議員」は立法と予算まで影響力を維持する必要があるからです。業界の要望を受けて規制を作ったり(緩和したり)予算付けする作業は最終的には立法過程に依存するので数が必要になります。今回のような書式の変更程度なら族である必要はありません。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 23:26:49
Ichiro Kuronuma @kouro16

それが概念であることは理解しました。それでは、役所内では、その族議員の概念からは違って、関心のある話題の時だけ部会に顔を出してピンポイントで述べて帰っていく人も、あの人は文教だという言い方をすることだけご紹介します。そして、今の部会の意思決定の仕組みであれば、(続きます) twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 23:27:12
Kazuto Suzuki @KS_1013

すでに別ツイートでも書きましたが、族議員は役所との関係だけで決まるのではなく、最終的には立法と予算に影響力を行使出来るかどうかが問題です。なので、役所とのやり取りなら議員個人でも対応出来ます(族議員個人による「箇所付け」などは政治学の中でも取り上げられます)。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 23:34:46
Ichiro Kuronuma @kouro16

(承前)個々に関心を持ってくれる議員を育てていくだけで、部会の議論に影響力が及ぼせ、加えて、役所と議員の取引は集団ではなく一対一で行われるのが実感なので、役所との間の取引にも十分に参画できると思います。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 23:30:36
Kazuto Suzuki @KS_1013

また、すでにRTしましたが、現在では「族」議員の持つ影響力も代わり、部会の役割も変わったので、議員個人の影響力は相対的に大きくなったと思いますが、それは「族議員」という仕組みが弱まったからだと考えられます。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 23:36:32
Ichiro Kuronuma @kouro16

つまり、役所内で使う「文教族」という語は、「族議員」が弱まった後に、文教行政に影響を及ぼそうとする個々人の分類名であって「族議員」とは違うし、従来の概念上の「族議員」であっても文教族は通常の「族議員」とは異なる動きをするので、分析の際に使う用語として適当でないということですね。 twitter.com/KS_1013/status…

2017-08-12 23:52:18
Kazuto Suzuki @KS_1013

というか、役所では「議員対役所」という視点で議員を見ているので、ある特定の部会に属し、衆参の委員会に属している議員を「族議員」と見続けているのは理解出来ます。しかし、それは通常使われる意味での「族議員(立法や予算に影響力を持つ議員集団)」とは異なる使い方だと思われます。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 23:58:04
Kazuto Suzuki @KS_1013

現在でも「農林族」や「建設族(国交族)」などと言われる集団としての族議員の概念は一定の有効性があると思います。故に小泉進次郎が農林部会の部会長になったことが話題になりました。なので「族議員」という概念は無効になったわけではありませんが、かつてよりは影響力が弱まったとみています。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-12 23:59:58
Kazuto Suzuki @KS_1013

なので、概念がまだ有効であることを前提にすると、役所の中で使われている「族議員」という概念もまだ有効だと思います。ただ、それはあくまでも「議員対役所」の側面しか見ておらず、族議員という概念全体を見渡した概念ではないと思います。 twitter.com/kouro16/status…

2017-08-13 00:02:02